あなたは土用の丑の日って
正確にはいつか知っていますか?
土用の丑の日にはうなぎを食べる
と聞いたことがある方は多いと思いますが
子どもから「正確にはいつ?」と
質問されたときにしっかり答えられる人は
少ないのではないでしょうか。
また、
なぜ土用の丑の日にうなぎを食べるのか
疑問に感じる方もいると思います。
子どものためにも自分のためにも
ぜひ土用の丑の日について知っておきたいですよね。
そこで、
- 土用の丑の日は毎年違う?!今年は何日?土用の丑の日の決まり方を解説!
- 土用のうなぎはいつ食べる?!おすすめのタイミングと食べる理由を解説!
について紹介します。
ぜひチェックしてみてください。
土用の丑の日は毎年違う?!今年は何日?土用の丑の日の決まり方を解説!
土用の丑の日は毎年違います。
そもそも土用の丑の日の
「土用」とは何か
疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
読み方が土曜日の「土曜」と同じなので
何か関係があるのではと思いがちですが、
全く関係がないので注意してください。
「土用」とは
立夏・立秋・立冬・立春の前の
それぞれおよそ18日間のことをいいます。
その中で
一般的に使われている土用の丑の日は
夏のこと、つまり立秋の前を指しています。
このように土用は季節の変わり目を
意味しており、毎年変わります。
丑の日についても
1年の日にちを十二支であてはめた時の
丑の日を表しているので、
365日ある1年を12で割り切ることはできません。
つまり、毎年変わる「土用」の期間に、
毎年変わる「丑の日」が重なった日が
土用の丑の日なので毎年同じ日ではないんです。
ちなみに今年(2020年)の土用の丑の日は、
7月21日火曜日です。
しかし、紹介したように
土用の丑の日は夏だけではありません。
なので、今年の土用の丑の日は正確には、
1月23日、4月16日、4月28日、7月21日、8月2日、10月25日、11月6日となります。
今までなんとなく土用の丑の日は
夏のイメージがあった方もいると思いますが
実はこれだけ土用の丑の日はあるんです。
ただ、多くの方が土用の丑の日を
夏にある土用の丑の日として認識しているので
他の季節の土用の丑の日については
参考程度にしておきましょう。
土用の丑の日は正確には年に4回以上ある
ということだけでも認識しておくと
子どもにも分かりやすく教えてあげられるのでおすすめです。
土用のうなぎはいつ食べる?!おすすめのタイミングと食べる理由を解説!
土用の丑の日にうなぎを食べるのは
なぜなのでしょうか。
その理由については2つの説があります。
昔からの風習
季節の変わり目って今でもそうですが
体調を崩しやすいですよね。
それは昔からいわれており、
体調を崩さないために「う」のつくものを
食べた方がいいという教えがあったとか。
そこで、季節の変わり目である土用に
昔の人はうなぎを食べていたことから、
土用の丑の日にはうなぎを食べることになった
という説があります。
「う」のつく食べ物としては他にも
梅干しや馬肉、瓜などを食べる習慣があったそうです。
平賀源内が広めた
江戸時代の学者である平賀源内が
夏にうなぎが売れなくて困っていた
うなぎ屋から相談を受け、
「本日、土用丑の日 土用の丑の日うなぎの日 食すれば夏負けすることなし」
という貼り紙を貼るよう勧めたら
繁盛したという説です。
その後、繁盛したうなぎ屋を見た
他のうなぎ屋もならい、
土用の丑の日にうなぎを食べるという風習になったそうです。
この説は
土用の丑の日にうなぎを食べるようになった
理由として有名な説であり、
聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
土用の丑の日にうなぎを食べる理由は、
人々の口コミによって広まっていった説と
平賀源内の勧めで出した貼り紙から広まっていった説があります。
「う」のつく食べ物は他にもたくさんあるので
なぜうなぎになったのか疑問に思うかもしれませんが
うなぎの滋養の強さが他の食べ物に比べて
高かったことからこのような説が挙がっている
と考えられます。
うなぎを食べるタイミングは必ず
土用の丑の日でなければならないわけではありません。
季節の変わり目である土用の期間中に
食べると良いでしょう。
暑い夏を乗り切るためには体力が必要です。
うなぎを食べて疲れた体にエネルギーを補充しましょう。
夏の土用の丑の日でなくても
うなぎを食べることはおすすめなので、
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
土用の丑の日って正確にはいつ?!
子どもとうなぎはいつ食べるべき?
について紹介しました。
2020年の土用の丑の日(立秋前)は
7月21日火曜日
うなぎを食べるのは季節の変わり目である
土用の期間中がおすすめ
土用の丑の日に
うなぎを推しているお店は多いですが、
必ずその日にうなぎを食べないといけない
わけではありません。
あくまで風習のようなものなので、
年に4回の季節の変わり目にうなぎを食べる
といった習慣をご家庭で独自に作ってみるのも
1つのイベントになり良いかもしれませんね。