めっきりと見なくなったうなぎですが、
土用の丑の日が近づくと食べたくなりますね。
土用の丑の日は、年に5回から7回あります。
ん?夏じゃないの?と思う方が多数でしょうね。
土用は、立春、立夏、立秋、立冬
という四季の変わり目(四立といいます)の
直前の大体18日間のことをさし、
その中の「丑」の日を「土用の丑の日」といいます。
現在では、立夏直前の丑の日が
「土用の丑の日」、
「うなぎを食べる日」と定着しています。
土用の丑の日にうなぎを食べるのは、
平賀源内がうなぎやさんに頼まれて
「土用の丑の日はうなぎを」という
キャッチコピーをつけたから、
というのはとても有名ですよね。
その他にも、万葉集の歌でも
「夏にうなぎを食べて乗り切ろう」
と歌っている歌があります。
現在では、栄養のあるものが溢れていますが、
その昔は、栄養が高いものが少なく、
ビタミンA・B群が豊富に含まれている
うなぎが夏バテ予防に期待ができました。
そのため、夏の土用の丑の日に
うなぎというのが定着したんですね。
スーパー、コンビニでも
並ぶようになったうなぎですが、
資源減少のため国産はもとより、
外国産のものもだんだんと値段が上がっています。
鰻屋産で食べると並でも3,000円前後、
家族で食べるとなると痛い出費ですね。
うなぎのタレのレシピをマスターすれば
「なんちゃって鰻重」も作れちゃいます。
現在では、土用の丑の日に
うなぎを食べる意味はほとんどありません。
おまじないのようなものです。
それなら、さんまや竹輪で
代用してもいいではありませんか!
おいしい、「うなぎのタレ」のレシピをご紹介します!
1度覚えたらアレンジ自在?!簡単・手軽に作りやすいうなぎのタレのレシピ!
実は、うなぎのタレは難しくないんです。
うなぎの専門店なら、
「何代も継ぎ足し継ぎ足し使ってきた、うなぎの旨味が染み込んだ秘伝のタレ」
なんてものがウリでしょう。
しかし、家庭で食べるなら、
そんなことは不可能どころか、
ちょっと汚い‥って感じませんか?
うなぎのタレのレシピの材料はとてもシンプル
- さとう
- 醤油
- みりん
- 酒
これを混ぜ合わせて煮詰めるだけで
簡単に完成!
煮沸した瓶に入れておけば
長期保存も可能です。
土用の丑の日だけではなく、
普段でも「うなぎの蒲焼風」が食べられますよ。
基本のうなぎのタレの作り方
うなぎが手に入った、骨や頭をだしに使いましょう
簡単なうなぎのタレの作り方
もっと簡単に麺汁を使ったうなぎのタレ
天然うなぎ うなぎのタレの作り方
蜂蜜を使ったレシピも
うなぎタレ 手作り 簡単
(いずれもクックパットより引用)
調味料の配合でも味が変わります。
お好みの味を見つけてくださいね。
おいしいタレができたら作りたい?!うなぎのひつまぶし・自作レシピをご紹介!
「おひつ」でうなぎを
「まぶす」ことから生まれた
「ひつまぶし」は名古屋で生まれた料理です。
元々は、
うな丼のうなぎばかりが食べられ
ご飯が残ることに悩んだ末、
ご飯にうなぎを混ぜ込んだことが
始まりとされます。
ひつまぶしは「3つの食べ方」が楽しめます。
- おひつに入れられて出てきたひつまぶしを、そのまま「うな丼」として食べる食べ方。
- うな丼にネギやワサビ、海苔などの薬味をかけていただく食べ方。
- うな丼に出汁をかけていただく食べ方。
どれも「タレ」の味が決め手となります。
「渾身のタレ」ができたら、
ぜひひつまぶしも楽しんでくださいね。
名古屋名物ひつまぶしの作りかた
さらに、ひつまぶしの出汁の作り方
名古屋名物 ひつまぶし
粉末鰹出汁で簡単にひつまぶし
(全てクックパットより引用)
まとめ
おまじないのような効果しかないとはいえ
ここまで定着した
「土用の丑の日はうなぎ」は、
大切にしたい食文化ですね。
しかし、うなぎを全滅させてまでは
食べる必要はありません。
土用の丑の日は、うなぎだけではなく、
「う」のつく食べ物も良いとされています。
うどんや梅干し、スイカや甘露、
きゅうりなどのウリは
食欲のない時でも
さっぱりと食べられますね。
また牛肉もOKとされているのは、
夏に不足がちなビタミンAが豊富だからでしょう。
暑さに負けて食欲が減退する夏は
「食べて元気を出そう」という意味でも
「土用の丑の日」は重要なんですね。
よく言われる
「うなぎと梅干しは食い合わせ」は
実は根拠のない迷信です。
江戸の昔、
うなぎも梅干しも高級な食材でした。
そんな高級品を合わせて食べるなんて
贅沢するな!という戒めだったようです。
消化の関係では、実は梅干しとうなぎは
相性が良いとされています。
脂っこいうなぎの後に、
酸っぱい梅干しを食べることで、
口内がすっきりとして、
食欲促進や消化促進になります。
同じような
「天ぷらとスイカ」の方はというと、
体を冷やすスイカを食べることで、
体が冷え、胃腸が弱るところに
脂っこい天ぷらを食べ、
消化不良を起こす恐れがあるそうです。
こちらは気をつけなければいけませんね。
今回、ご紹介したタレは夏だけではなく
季節問わず活用できる味です。
うなぎだけではなく、鶏肉や竹輪、
さんまなどでも美味しくいただけます。
さらに、同じ材料で
焼き鳥のタレもできます。
炒め物にも使える
結構万能なタレですので、常備して、
さまざまな料理にアレンジしてください。