新生児に枕は必要?なくてもいい?赤ちゃんのための枕選びの極意とは

子育て
この記事は約6分で読めます。

 

赤ちゃんはみてるだけで癒されますよね。

モゴモゴ動く小さな手足、まだ赤い顔。

小さな頭も可愛いらしい。

 

大人には必要な枕、

新生児には必要なのかしら。

と疑問に思いませんか?

 

枕を使わないと、絶壁になる

とよく言われますが、それは本当なんでしょうか?

 

結論からいうと

「枕はないほうが望ましい」です。

なぜかというと、SIDSの危険性が高まるから。

 

乳幼児突然死症候群の原因は

まだわかっていませんが、

新生児用として販売されている枕は、

ふわふわとした柔らかいものが多数。

 

新生児の事故の原因として、

これら寝具が顔にかかったことによる

窒息死があります。

 

そのリスクを抑えるため、新生児に枕は

「避けた方が良い」とされています。

 

でも絶壁後頭部や頭の形が

悪くなってしまうのは避けたい。

そのために枕を使いたい、と思うのは

親として当然のこと。

 

そんな時にはフカフカの枕は避けましょう。

柔らかくて良いじゃない、

と思うかもしれませんが、赤ちゃんにとって

柔らかすぎる寝具は「泥」と同じ。

顔にかかると窒息の危険性が増します。

 

赤ちゃんに枕を使う時にはこまめに

しっかりと赤ちゃんの様子をみてあげましょう。

 

新生児に枕があった方がいい!生後間もなくから利用をおすすめする理由3つ

 

新生児期には枕を使わない方が望ましい、

という結果が出ましたが、赤ちゃんの中には

枕がないと落ち着いて寝られない子もいるのも事実。

 

また、やはり気になるのは頭の形の歪みでしょう。

 

枕を推奨する理由としてはこの3つがあげられます。

 

⑴向き癖による頭の形の歪み、絶壁を防止する

 

後頭部の絶壁や向き癖による頭の歪みは、

仰向け寝によってもたらされます。

生まれたばかりの赤ちゃんの頭は

とても柔らかいですよね。

だから、寝てばかりいる赤ちゃんの後頭部が

平になりやすいです。

 

しかし、赤ちゃんのうちに

歪んでしまった頭の形は自然と直ります。

大体2歳ごろまでには、歪みは気にならなくなります。

 

絶壁や新生児の頃の頭の歪みは

脳や体の発達には影響がありません。

単純に見た目の問題だけ。

 

さらに、成長に合わせて自然と直ります。

中には戻らない子もいますが、ほとんどの場合

遺伝的な要素が関係しているようです。

 

⑵寝ハゲの防止

 

寝ハゲとは赤ちゃんの後頭部が

ハゲてしまうことをいいます。

でも、赤ちゃんの寝ハゲは標準仕様です。

 

首が座る訓練なのでしょうか、寝ながら、

首をザリザリと左右にふり、気がつくと

後頭部の髪の毛が縮れて薄くなってる‥

中には完全にハゲている子も‥。

 

でも、寝ハゲは赤ちゃんの標準仕様。

後頭部だけがはげる愛くるしい姿は

この時期しか見られません。

 

何より、寝ハゲを撫でるとザリザリする

あの感触は可愛らしいことこのうえなし!

寝ハゲの赤ちゃんを見ると、我が子の

その時期を思い出し、愛おしくなります。

 

寝ハゲは、「赤ちゃんとはそういうもの」

と愛でるくらいがちょうど良いのではないでしょうか。

 

⑶吐き戻しを防止する

 

ミルクを飲んだ後、ちゃんとゲップをさせたのに

布団に載せるとたらたらと吐き戻してしまう

赤ちゃんも多いですよね。

 

吐き戻しを防止するために、腰から

徐々に傾斜になっている枕もおすすめです。

 

傾斜のある枕を使用することで、

窒息の恐れのある吐き戻しはある程度

防止できます。

 

買うとなったら悩む!形は?高さは?素材は?新生児におすすめの枕4選

 

新生児の枕は、一概にこれがいい!

というものはありません。

赤ちゃんの頭や体の大きさに合わせて

用意してあげましょう。

 

⑴ドーナッツ型

 

絶壁や歪みを防止するための決定版といえば

ドーナッツ型でしょう。

最近では、アニマル型の物など

可愛らしいものが多く売っているので、

見るだけでも楽しめます。

 

⑵くぼみ型

 

ドーナツ型と同じ理由でくぼみ型も

よく選ばれます。

向き癖防止にも効果があります。

 

頭の形や、安眠できるかなどをよく考えて

赤ちゃんに合わせた枕を選んであげましょう。

 

⑶傾斜のある枕(スリーピングピロー・ロングランピロー)

 

傾斜のある枕は吐き戻しに効果を発揮します。

傾斜は頭だけではなく、腰から徐々に

高くなってくるものがおすすめです。

 

吐き戻しで悩んでいるお母さん、お父さんには

とてもおすすめです。

 

⑷タオル枕

 

自宅にある肌触りの良いタオルを

折りたたんだものも枕として代用できます。

 

こちらは、枕があった方が落ち着く

という赤ちゃんに、ほんの少しだけ

頭を高くしてあげるために使用します。

 

素材は硬い素材や合成素材は避けましょう。

綿100%のものや自然素材を選ぶと良いでしょう。

 

また、洗いやすさも重要です。

赤ちゃんはよく汗をかくので汚れやすく、

さらにミルクの吐き戻しなどもあるので

洗濯できるものが望ましいです。

 

枕の高さなどは赤ちゃんに合わせたものを。

首が座る前から高さのある枕を使うと

気道が圧迫され、窒息の恐れがあります。

 

そもそも赤ちゃんには枕は必要ありません。

赤ちゃんにあった高さを選びましょう。

 

まとめ

 

赤ちゃんには枕は必要ないとされます。

大人が枕を使うのは、背骨がS字型になっていて

睡眠の時に体に負担をかけないよう、

頭を高くする必要があるから。

 

しかし、赤ちゃんの背骨がC字型で、

一番落ち着く寝相はお母さんの

お腹の中にいた時と同じく背中を丸めた体勢です。

 

横向きで体がまるまった状態が一番よく眠れるのです。

 

しかし、横向きは窒息の危険性があるため、

周りの大人がよく見ておく必要があります。

 

また、中には枕があった方がよく眠れる

赤ちゃんもいます。

そういう子には、タオルを畳んで

当てがってあげるなどしてあげましょう。

 

枕が必要になるのは1才前後と言われています。

 

それまでは枕が必要かそうでないかは

赤ちゃんの様子を見て決めましょう。

 

タイトルとURLをコピーしました