クールビズにネクタイとジャケットは邪魔?1基本のスタイルはどれ?

ファッション
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2005年から始まったクールビズは

環境対策を目的として始められました。

 

エアコンの設定温度を高くしても

快適過ごせるように配慮した服装をしよう

というのがクールビズの目的です。

 

1979年に羽田孜元内閣総理大臣が

着用していた半袖ジャケット、いわゆる

「省エネルック」がクールビズの先駆けです。

 

1979年に定着しなかったのは、

半袖ジャケットがあまり

素敵ではなかったためでしょう。

 

クールビズは、涼しいやカッコ良いの

二つの意味をもつ「クール」と

ビジネスの略である「ビズ」を合わせた

略語です。

 

そのため、

「ビジネスで着ていても違和感のない、さらにクールな印象を与える服装」

がクールビジネスでは基本のスタイルとされます。

 

さらに2012年からは

「スーパークールビズ」として

かりゆしウエアに表されるような

「クールビズ」よりもさらに軽略化した

服装を勧めています。

 

クールビズの実施期間は、

暑くなり始める6月1日から

残暑が緩む9月30日です。

 

クールビズの模範的なスタイル、

というのは実際のところありません。

 

環境省が推奨しているのは、

ノーネクタイ、ノージャケットの他に

「半袖シャツ」

「チノパン」

「スニーカー」ですが、

ノージャケット、チノパン、スニーカー

を使用したクールビズスタイルは

推奨しているが徹底されていません。

 

これは、企業の社風などにより

許されるか許されないかがわかれます。

やはりその会社によって社風があります。

 

A社ではラフで差し支えないけど、

D社ではノージャケットはありえないなど

企業、組織により性格が変わります。

 

営業など、

他の会社を訪問することの多い職種ならば

あまりラフな服装はおすすめできません。

 

ネクタイ、ジャケットは用意しておく

心得は大切です。

 

クールビズにネクタイとジャケットはいらない?基本スタイルを徹底解説!

 

環境省が推奨しているのは、

体感温度が2度下がる

「ノーネクタイ・ノージャケット」です。

 

企業の中には、

「ノーネクタイはOKだけどジャケットは必要」

といったところや、

「取引先への訪問や会議などの場合はきちんとした格好で」

というところもあるので、周りをみて

すり合わせていった方が良いでしょう。

 

無難なところでは

「ノーネクタイ・シャツ」の組み合わせです。

半袖シャツや日光を遮る長袖シャツもおすすめです。

 

最近では「ビズポロ」と呼ばれる、

クールビズに対応した

「きちんと見えるポロシャツ」も定着してきています。

 

ジャケットを着るなら

春夏用として開発された

生地を使ったものがおすすめです。

 

コットンやクールマックスモヘアや

サマーウールなど、通気性がよく

吸収性に富んだ生地がおすすめです。

 

コットンは吸水性、保湿性、通気性に

優れているので、ぜひ1着は

持っておきたいアイテムです。

 

ただし、カジュアルよりなので、

着用する場面には気をつけましょう。

 

ビジネスシーンでは、

クールマックスという吸水速乾性に

優れたジャケットがおすすめ。

 

通気性が高いので夏真っ盛りでも

負担なく着られます。

 

裏地のない

アンコンストラクテッドを選べば涼しく

暑い夏にぴったりなジャケットになります。

 

色味は、平時着用スーツと同じように、

涼しく爽やかな色を選びます。

青や水色などの「夏色」で

柄の抑えたものがふさわしいです。

 

シャツはフォーマルな場では長袖、

社内では半袖など使い分けた方が無難です。

 

取引先に行く時、プレゼンの時などは

長袖シャツを選ぶと良いでしょう。

 

ジャケットを羽織るから

半袖でもいいか、は大間違い。

 

スーツはジャケットの袖口から、

シャツの袖が1センチほど見えるのが

正しい着こなしとされます。

 

ジャケットの袖口から何も見えないのは

着てみればわかりますが、

ちょっと「変」な感じを受けます。

 

また、襟がだらしがなく見えるシャツもNG。

きちんと感も清潔感もなくなりますよ。

 

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クールビズの服装で

ネックになるのは襟元です。

 

ネクタイをしないので、

襟がピシッとしていないと

とてもだらしがなく見えます。

 

想像してみてください。

クールビズでは、

シャツの第一ボタンをあけますね。

 

その襟が、ヘタっと寝てしまっていたら

印象はどうなりますか?

 

ヨレヨレの安いっぽい生地のシャツ

アイロンもろくにかけていない‥ように

見えませんか?

 

襟元に立体感があるとスマートに見えます。

また、生地もしっかりして見えるので

高級感も感じます。

 

クールビズでは

ネクタイやジャケットを着けません。

そのため、シャツが着こなしの顔になります。

 

そのシャツが残念だと

全体的に残念な印象になってしまいます。

 

そのため、シャツを選ぶときには

襟がきちんと決まるかどうかを基準に

選ぶと良いでしょう。

 

襟立ちの良いボタンダウンシャツは、

ボタンで襟が広がらないようになっているので

第一ボタンをあけても決まります。

 

ホリゾンタルカラーもおすすめです。

襟の角度が水平で、襟が綺麗に広がります。

 

第一ボタンをあけてシャツを着るため、

下着はVネックのものを選びましょう。

間違っても丸首シャツはきてはいけません。

ダサい中学生のようになってしまいますよ!

 

シャツにはアイロンを

きちんとかけてきましょう。

 

例え、電車でヨレヨレになったとしても

アイロンがかかっているシャツと

そうでないシャツは全然違います。

 

モテ要素である

清潔感にも関わってくる問題です。

アイロンはめんどくさがらず

きちんとかけましょう。

 

また、首の裏の汚れも要チェック。

襟袖用の洗剤を使うなどしてみましょうね。

 

まとめ

 

クールビズを素敵に着こなす

ポイントは襟元です。

襟元を決めるだけでも、

「清潔感」や「キチンと感」が出ます。

 

シャツを選ぶときには、いろいろな

形の襟を試してみてください。

襟のデザインで、見え方や印象が

グッと変わって見えますよ。

 

また、清涼感も決め手です。

涼しげな色を選んだり、

通気性の良い生地を選ぶなど

工夫をしてみましょう。

 

最も、気をつけたいことは

「下着が首元から出ないこと」。

丸首シャツはご法度です。

 

下着は汗を吸収してくれるので

できれば着た方が良いですが、

Vネックなどの開襟したときに

シャツが見えないような形状のものを

選びましょう。

 

また、ジャケットを着ない分、

ベルトと靴の色を合わせることも

重要になります。

 

ベルトが茶色なのに、靴が黒だと

チグハグな印象になりますよね。

 

スーツを着こなす三原則は

「高級感」「立体感」「統一感」。

クールビズにもこれが適用されます。

 

シャツの色、パンツの色、靴、ベルトなど

統一感を持たせましょう。

 

涼しく快適に働く夏を働く、

クールなビジネスウェアを選びましょう。

 

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