朝顔の種類は花で見分ける?つるで見分ける?見分け方を詳しく解説!

花・植物
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小学生の夏休みの宿題にもある

「朝顔の観察日記」の朝顔。

 

朝顔は「ヒルガオ科サツマイモ属」の植物です。

 

サツマイモ!?と思うかもしれませんが

サツマイモの花は朝顔にそっくりな

ラッパ型の花を咲かせます。

 

朝顔の季語は「秋」。

意外なことに夏ではないのです。

朝顔は、「秋の訪れを告げる花」とされています。

 

朝顔の種類は数多くあります。

日本では、江戸時代に盛んに

品種改良が行われ、朝顔の品種改良は

一躍ブームにもなりました。

朝顔の品種が多い所以です。

 

朝顔は多くの花の形があります。

代表的なラッパ方の丸咲、南天、台咲など

20種類ほどがあります。

 

また同じように葉っぱの形の種類も多く

その数16種類です。

 

朝顔の見分け方は、

茎や葉っぱを見るとよくわかります。

花は品種改良が盛んだったため、

多くの種類があり、花で分類するのは難しいです。

 

また、咲く時間帯によって種類がわかりますね。

 

勘違いしているかも?!朝顔の種類を見分ける前に!朝顔と似た花の見分け方!

 

朝顔は種類が多くあります。

似ている花でよく見るのは

「昼顔」でしょうか。

 

昼顔は淡い紅色の漏斗方の花を咲かせます。

 

昼間に咲いているこの花をみて

「昼なのに朝顔が咲いてる?!」

と感じた人も多いのではないでしょうか。

 

昼顔は朝顔と違い昼に咲き、夕方に萎みます。

葉の形が細長い三角形をしています。

それが見分けるポイントですね。

 

同じく、西洋朝顔も、

日本で咲く日本朝顔とは少し違います。

暑さに強く、開花時期は9月以降、

昼間にも咲きます。

 

一輪一輪離れて咲く日本朝顔と違って

西洋朝顔は、寄せ合うように

大きな花を何輪も咲かせるのも

見分けることのできる違いでしょう。

 

干瓢の材料にもなる夕顔も

朝顔と似た花を咲かせます。

こちらは夕方に咲き朝萎んでしまう、

朝顔とは生活サイクルが異なります。

 

異なるのは生活サイクルだけではなく、

科も違います。

朝顔がヒルガオ科サツマイモ属ならば

夕顔はウリ科ユウガオ属。

うりの仲間なのです。

 

見分けるのは花の形。

似ていますが、夕顔は5枚の白い

レースのような縮れを持った花です。

また、葉っぱの形も違います。

 

夜顔という花もあります。

夜顔は夕方から咲き始め朝には

萎んでしまう、白く大きな花です。

 

こちらは朝顔と同じ

ヒルガオ科サツマイモ属です。

見分けることは葉の形。

丸い形をしています。良い香りがする花です。

 

名前の似ているチョウセンアサガオは

ナス科の植物です。

チョウセンアサガオには毒があるので

決して口にしないようにしてくださいね。

漏斗状の白い花で、葉はナスの葉に似ています。

 

朝顔の種類は想像以上に多い?!身近な朝顔の種類の見分け方を詳しく解説!

 

アサガオは江戸時代、多くの

趣味人たちにより品種改良され、

その美しさを競う品評会まで催されました。

貧乏旗本の内職のタネになるほど、

ブームになりました。

 

そんなアサガオの種類は1200種以上、

さらに西洋朝顔なども含めると大変な数に登ります。

 

アサガオの見分けかたは「花の形」

「葉っぱの形」をよく観察すること。

花の形も葉っぱの形も品種改良のおかげで

多くの種類があります。

 

また、花の模様も多種あり、

種類を特定するのはかなり難しいです。

 

アサガオやヒルガオ、西洋アサガオなどは

葉の形見分けます。

 

葉が3つに割れた3裂葉で、

茎に毛があるものは

日本のポピュラーなアサガオです。

 

花は品種により、色や花の模様など

多くの種類があります。

朝には咲き始め、昼前には萎みます。

 

西洋アサガオは、葉っぱが

ハート型をしていて、茎には毛がありません。

昼ごろまで枯れず、秋深くまで咲きます。

ソライロアサガオとも呼ばれます。

こちらも花の色や花の柄がたくさんあります。

 

マルバアサガオは一日中咲いています。

葉っぱはハート型で、

下向きに長い毛が生えています。

 

ノアサガオは琉球アサガオとも呼ばれます。

寒さに強く、繁殖力が旺盛な種類です。

 

夕方まで咲き続ける花を3個から8個も

房状につけるので、見た目が華やかです。

緑のカーテンに向いている品種として

注目されています。

 

まとめ

 

古くから愛されてきたアサガオは、

たくさんの品種を産み出してきました。

 

江戸時代には美しさを競う品評会が

行われていました。

 

アサガオブームが2度も到来した

ことでも分かる通り、

その人気は語るに尽くせません。

 

花の色や柄は多く、

ストライプ柄や水玉柄など面白いもの、

大きな花を咲かせるもの、

花の形が違うもの、

写真をみていても飽きることはありません。

 

よく出回っているのは、西洋朝顔の品種です。

 

青い花が印象的なソライロアサガオや

「ヘブンリーブルー」と呼ばれる

スカイブルーの美しい品種、

 

「フライングソーサー」という

変わった名前をもつ、白地にスカイブルーの

絞りの入った花を咲かせる品種も美しいです。

 

日本朝顔も負けてはいません。

赤紫の色を縁取ったように白が囲む紅ちどり、

紫に白い曜白が入った「舞姿」など

美しい花色、花柄のアサガオは

枚挙にいとまがありません。

 

これらの見分けかたは、

葉っぱの形を見ると一目瞭然。

3つに裂かれたような形の日本アサガオに対し、

西洋朝顔の葉っぱは可愛らしいハート型をしています。

 

また、茎に生えている毛も

見分けるポイントです。

ニホンアサガオは毛が生えていますが、

西洋朝顔は生えていません。

 

現在でも夏休みの観察日記の定番ですね。

どんな種類か調べるのももちろん、

朝顔の花びらを使って、色水を作ってみたり、

その色水でハンカチを染めてみても面白いですね。

 

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