葉物野菜は新鮮なうちがおいしいです。
しかし、大型の葉物野菜は
食べきることが難しいですよね。
野菜は冷凍できます。
野菜は水分があるため、
冷凍保存に向いていないように
思うかもしれません。
しかし、その野菜に適した冷凍方法で
冷凍すれば、美味しさをキープしたまま
冷凍保存が可能です。
でも、野菜を冷凍すると、
色が変わって美味しくなさそうだし、
茹でる手間が面倒臭いと思いませんか?
実は葉物野菜は、
茹でずにそのまま冷凍することで、
色味や食感を変えずに
上手に冷凍することができます。
しかし、冷凍に向かない野菜もあります。
水分と繊維が多い
野菜は、冷凍には向いてません。
水分が多いと、冷凍した際に
水分が結晶化してしまい
食材の味や食感が変わってしまいます。
じゃがいもが冷凍に向かない
と言われる所以ですね。
また、ゴボウなど
繊維が多い野菜も冷凍すると、
解凍したときに繊維質が空洞化して
筋張った食感になります。
ここでは、キャベツや白菜など、
食べきるのには少し難しい
大型の葉物野菜についてご紹介します。
気になる葉野菜の冷凍方法とは?キャベツや白菜を美味しく保存する4つのステップ
キャベツや白菜などの大型野菜は
一人暮らしで
一球消費するのは難しいですよね。
汎用性のある野菜とはいえ、
毎日だと飽きてしまいます。
そこで、キャベツや白菜を
美味しいまま冷凍してしまいましょう。
キャベツや白菜は、生のまま冷凍します。
ここで美味しいまま保存するコツをご紹介します。
キャベツや白菜に共通する冷凍保存する4つのステップ
- 一枚ずつ葉をはがし、芯を切り取る
- 洗って十分に水気を切る
- 使いたい用途に分けて切る(千切りやざく切りなど。切り方によっても冷凍後の食感などが変わりますよ!)
- フリージングパックに一回ずつに小分けして入れて冷凍庫へ。
たったこれだけ、キャベツや白菜が
簡単に冷凍保存できます。
どちらもさっと茹でて冷凍してもOK。
茹でた場合には、一回分ずつ
小分けにラップで包むと良いでしょう。
茹でると量が減って、場所も取りません。
キャベツの冷凍保存
キャベツを冷凍保存する時は、
千切りやざく切りにして保存すると
使うときに便利です。
キャベツを千切りして保存する。
冷水に晒してから冷凍しましょう。
保存袋に入れる前には水気をよく切ります。
冷水に晒してから冷凍すると、
キャベツの中に程よく水分が残って
食味が落ちません。
キャベツのシャキシャキ感を
残したいのであればさっと湯がきます。
水気をきちんととってから冷凍すれば、
冷凍してもシャキシャキ感が残ります。
千切りは解凍しても生のままでは
味が抜けて食べにくいです。
しかし、味が染み込みやすくなっているので
マリネやコールスローにすると美味しく
しかも早く調理ができます。
ざく切りは解凍せずにそのまま調理しましょう。
冷凍庫から出して、
そのままフランパンに入れれば、
すぐ火がとおり、
さらに味も染み込みやすいので便利です。
白菜の冷凍保存
白菜はざく切りで保存しましょう。
生でも茹でても冷凍できますが、
白菜を生のまま冷凍保存し、解凍すると、
漬物のような独特な匂いが発生し、
食べにくくなります。
解凍せずに、凍ったまま調理してください。
さっと湯がいて冷凍すれば、
匂いは発生しにくく、
解凍してそのままお浸しして食べられます。
白菜は冷凍することで甘味が増し、
美味しくいただけます。
冷凍したキャベツや白菜は、
味が染みやすく、火が通りやすくなるので
時短料理にも活用できます。
キャベツや白菜が1ヶ月もつ?葉野菜を美味しく冷凍保存できる期間とは?
キャベツや白菜の冷凍保存の目安は1ヶ月です。
上手に冷凍すれば2ヶ月ほど持ちますが
美味しく食べたいのなら、冷凍してから
2週間から1ヶ月で食べ切りましょう。
冷蔵保存するよりも、かなり保存期間がなりますね。
美味しく冷凍するコツは、水気をよく拭き取ること。
水気が残っていると、野菜に霜がついてしまい
味が落ちてしまいます。
また、野菜を冷凍する時には、いかに
早く凍らせるかも美味しさを保つ鍵です。
冷凍保存する時には、
野菜をなるべく薄く平にすることで、
素早く均一に凍らせることができます。
早く凍らせるために、熱伝導率の高い
金属トレイにのせて凍らせるのも良いでしょう。
完全に凍った後に、トレイを外し、
立てて保存すれば場所も取りません。
空気をしっかりと抜くことも重要です。
冷凍する時には
加熱処理をすると野菜の変色防止、
味や栄養流出を防いでくれます。
加熱処理はブランチングといい、
葉物野菜なら、さっと茹でる、
湯通しする方法です。
キャベツや白菜なら、
10秒〜15秒茹でるだけで良いので簡単です。
キャベツの栄養
キャベツはビタミン類が豊富です。
ビタミンCやビタミンK、ビタミンUなどが
主な栄養です。
ビタミンC、Uは水溶性で水に弱く、
冷凍すると解凍するときに水とともに
流れ出てしまいます。
急速冷凍やブランチングで
ある程度の流出は避けられます。
脂溶性のビタミンKは冷凍では損なわれません。
白菜の栄養
白菜には、カリウム、食物繊維、ビタミンを
含んでいます。
これらは水溶性なので、キャベツと同じく
解凍することで水と流失してしまいます。
ブランチングと急速冷凍で
栄養の流出を食い止めましょう。
まとめ
食べる時は、凍ったまま料理に使っても
解凍して使っても良いですが、
白菜は、白菜の漬物のような独特な匂いが
発生するので、解凍するよりも、
凍ったまま調理した方が良いでしょう。
キャベツは凍っても
水分があまり飛ばないので
解凍して使っても問題ありません。
しかし、シャキシャキとした
食感は損なわれているので、
マリネやコールスローなどの和え物に使うと
味がよく染み込んで美味しく食べられます。
炒め物にする時には、水分が出やすくなるので
強火で水分を飛ばすように炒めると良いでしょう。
火の通りが早いので、
他の材料と一緒に調理すると
火が通り過ぎて食感が失われます。
他の食材に火が通ってから入れるように
すると、美味しくいただけます。
冷凍してもキャベツや白菜の栄養素は
そんなに抜けません。
栄養をそのまま保存するコツは
素早く凍らせること。
上手に冷凍して保存することで、
節約にもつながります。
ぜひお試しください。