どうしたらいい?!お中元につけるのしはどれ?!いつまでに贈るべき?

日本の風習・行事
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自分が大人になって、

お中元を贈る立場になったけど、

 

  • 何を贈ればいいの?
  • いつまでに贈ればいいの?
  • のしはどうしたらいいの?
  • 相場は?

 

と頭の中は???ばかりになりませんか?

私はなりました。

 

親が贈っているのは見ていましたが、

いざ贈るとなると

何も分からない自分がいましたよ。

 

大人・社会人で

「こんなことも知らないの」

「マナーがなってない」

などとは思われたくないですね。

 

ここではお中元について調べてみます。

ここだけ抑えておけば、恥をかかずにすみます!!

 

素朴な疑問を解説!お中元につけるのしはこれ!いつまでに贈るかも解説!

 

そもそもお中元って何?

 

日ごろお世話になっている人に

上半期の感謝とお礼をかねて、

品物を贈ることをお中元と言います。

 

お中元の元は中国の風習です。

7月15日を「中元」と呼び、

祖先を供養する日でした。

 

その風習が日本に入ってきて、

お盆の時期に、お世話になっている人に

感謝の気持ちを伝える品物を贈る

というものに変化しました。

 

仏教の風習と混ざったようです。

これが、お中元の由来です。

 

同じ時期に暑中見舞いを出しますが、

お中元と暑中見舞いの意味は

まったく違います。

 

お中元は

「感謝の気持ちを相手に伝える」

暑中見舞いは

「相手の健康を気遣う」

となっています。

 

感謝を伝えるのなら、お中元となります。

贈る時期も違いますので、注意が必要です。

 

お中元の「のし」はどれをつけるの?

 

「のし」とはのし紙全体のことを

言うわけではありません。

のし紙の中央右上にある

飾りのことを「熨斗」と言います。

 

「熨斗」・・・昔は贈りものにアワビ

(アワビは不老長寿の象徴で縁起物)

を乾燥させて伸ばした

「伸しアワビ」を添えていました。

 

その「伸し」が変化して

「熨斗」になったそうです。

現在はのし紙を使うことが普通です。

 

お中元には「のし紙」をつけるのがマナーです。

ただし、送る側や贈られる側が

喪中のときはつけないこともあります。

 

喪中時にお中元を贈るのは

マナー違反ではありませんが、

贈るときは水引や熨斗などが

印刷されていない白無地を使用します。

 

「のし紙」に印刷されている水引には

種類がありますが、ここでは

お中元に使うの「のし紙」だけを解説します。

 

ずばり、お中元に使うは

熨斗の付いた紅白の蝶結びの水引ののし紙です。

リボン結びになっているものです。

 

慶事には基本、この蝶結びの水引が

印刷されているのし紙を使用します。

 

蝶結びはほどけても、

何回も結び直すことができることから

  • 何度も起こって欲しいこと
  • 何度繰り返しても良いこと

などに使用されます。

 

ただし、慶事といえども

結婚式には使用しません。

結婚は何回あっても良いとは

なりませんので注意が必要です。

 

蝶結びは結び直しができるから、

何回起こってもよいお祝いに使う

と覚えると良いですよ。

 

お中元ののし紙は外のしが基本ですが、

現在では宅配を使うことが多いため、

のし紙が傷つくことがないように

内のしを使用した方がよいとされています。

 

熨斗を使ってはいけない場合があります。

生ものやお供え物には熨斗は使用しません。

熨斗はアワビを意味しており、

縁起物の生ものの代用として熨斗があります。

 

ですので、生ものを贈る際には

代用の熨斗は使用しません。

 

のし紙の表書きにもルールがあります。

個人名で贈るときは・・・

蝶結びの結び目の下(水引の下)の中央に

フルネームで書きます。

連名で贈るときは・・・

中央に書きますが、右側に目上の人がきます。

4人以上になるときは代表者を書き、

その左に「他一同」などと書きます。

夫婦で贈るときは・・・

中央にかきますが、夫をフルネームで書き、

妻は左に名前のみ書きます。

会社名が入るときは・・・

中央の右側に少し小さめに会社名を書き

中央にフルネームで名前を書きます。

 

短冊ののし紙と

包みこむのし紙がありますが、

どちらもかわりはありまえん。

 

失礼には当たらないので、

贈る物のサイズによって

使い分けると良いと思います。

 

お中元を贈る時期は?

 

地域によって、お中元を贈る時期が違います。

お住まいの地域で確認してくださいね。

 

関東・東北

6月末~7月15日頃

北陸地方

新潟県・石川県金沢市 7月1日~7月15日

富山県・石川県能登町 7月15日~8月15日

北海道・東海・関西・中国・四国

7月中旬~8月15日

九州

8月1日~8月15日

沖縄県

沖縄県は毎年旧暦(7月13日~15日)の

旧盆に当たる3日間に贈ります。

毎年、日付が変わるので確認が必要になります。

 

 

お中元は贈る地域により、

送る日付が違うのが良く分かります。

相手に感謝をこめて贈るお品になりますので、

間違うことなく贈ることで

心遣いが見えると思います。

 

ここだけは抑えておくと間違いないです!!!

  • のし紙は、熨斗の付いた紅白の蝶結びの水引を使う
  • のし紙は外のしでも内のしでもOK
  • 地域によって、贈る時期が違うので注意が必要

 

詳しくは上記を!!

東日本は「7月上旬~15日」

西日本(旧盆地域)は「7月中旬~8月15日」

とおおまかな覚え方もありますよ。

 

この時期は配送関係も込み合いますので、

お中元を贈る時は、早めの準備が大切です。

 

お中元を贈る時期がずれたらのしが変わる?!知っておきたい例外ルール

 

うっかりと、贈る時期を逃してしまったら、

どうしますか?あるあるですよ。

 

逃すのは、普段だったら

ちゃんと着く時期に頼んでも、

配送が混んでいて届けられない

なんてことも・・・あるんですね。

 

まっ、早めに贈らない私がいけないのですが・・・

 

熨斗の表下記を変更することによって、

贈ることが可能です。

一般的にお中元は表書きに

「お中元」としますが、それを変更します。

 

関東などでは

 

7月16日~立秋(8月7日ごろ)

になってしまった場合は

親しい人なら「暑中御見舞」

目上の人なら「暑中御伺」と書きます。

 

立秋~9月上旬になってしまった場合は

親しい人なら「残暑御見舞」

目上の人なら「残暑御伺」と書きます。

 

9月上旬を過ぎたら、贈りません。

 

関西などでは

 

8月16日~9月上旬

になってしまった場合は

親しい人なら「残暑御見舞」

目上の人なら「残暑御伺」と書きます。

 

もともと、お中元を贈る時期が遅いので

「暑中~」はありません。

暑中を書く時期が無いのです。

 

時期を逃しても、

わりとどうにかなるんですね。

知らなかったです。

 

まとめ

 

お中元と名前は知っていても、

ちゃんとしたマナーは知りませんでした。

ここで、知ることが出来て良かったです。

 

大人として、マナー違反

と思われるのは恥ずかしいです。

 

  • 時期を間違えない
  • のし紙を間違えない
  • 表書きを間違えない
  • 早目に贈る準備をする!!

これらが大事だと思いました。

 

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