停電と断水にはダブルで備えるべし?!有事に慌てない備えを学ぼう!

雑学・豆知識
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日本で起きうる自然災害となると

地震や台風を頭に浮かべるのでは、ないでしょうか。

 

特に記憶に新しいのは、

2019年9月と10月に大きな台風が上陸したことで、

甚大な被害を起こしたことです。

 

千葉県などでは停電が長い間続き、各地域では

川が氾濫したことで堤防が決壊した場所もあります。

 

神奈川県川崎市の武蔵小杉駅周辺で

冠水が起き、近くにあったマンションでは

停電と断水という事態が起きているのです。

 

高層マンションが被害にあっており、

水の配給も階段で昇り降りをしなければならない

状態だったのです。

 

マンションに住んでいるからという事で、

停電や断水に対するある程度の備えの

必要があると考えておくべきでしょう。

 

停電と断水はセットで起きると思え?!ダブルに対応できる備え・基礎編を学ぼう! 

 

今までの高層マンションは、

災害に強いという神話的な話がありましたが、

武蔵小杉駅付近の高層マンションで

台風による冠水によって停電と断水が起きてしまい、

周りが回復しても、マンションだけは回復が遅れていました。

 

これは、マンションの地下施設が冠水したことで

発生してしまったことが原因です。

 

マンションの構造上どうしても、

電気の配電盤や給水ポンプは

地下施設又は地上施設に設置されています。

 

配電設備が冠水してしまうと、

配線が全てショートしてしまうために、

全ての電気が停止してしまい、停電に陥ってしまいます。

 

給水ポンプは平気なのでは?と思ってしまいがちですが、

給水ポンプは配電設備から電気を供給してもらっていることと、

冠水によってポンプ自体のショートや故障するのです。

 

そうなってしまうと、

「停電」+「水の供給」が全世帯に行われなくなり、

断水状態になってしまいます。

 

電気設備がショートしただけで、

停電と断水がダブルで起きることを意味するのです。

 

こうなってしまうと、

低層階の方は少しの階段の昇り降りで済みますが、

高層階の方はエレベーターが止まってしまうために、

階下に降りるのに非常に不備な条件になってしまいます。

 

マンションに住んでいる限りは、

災害からの復旧を待つ間に

ある程度の備えを必要とします。

 

基本的な備えとしては、

飲み水の確保

 

大人1人が、1日に使用する水の量は3Lですから、

子供が1人いる場合には

1日で最低でも8Lは必要になります。

 

災害用のペットボトルは高価ですから、

普段から水の購入をして少しずつでも

備えることを考えておきましょう。

 

非常用のトイレの確保

 

断水によって困ってしまうのが

トイレが流せないことです。

 

このような場合には、非常用のトイレを

1週間分備えておくのが目安となります。

 

非常用のトイレが確保できない場合には、

ポリ袋と吸収材(新聞紙・猫砂・オムツなど)で

代用することです。

 

冷凍庫に冷凍可能なペットボトルの用意

 

停電時に冷蔵庫も

当然電源がOFFになってしまいます。

 

冷凍しているペットボトルで食料品を

ある程度冷やすことが可能になります。

冷凍したペットボトルの中は水であれば、

溶けても飲料水として使用できます。

 

水を節約

 

水を節約?と思ってしまいますが、

意外と水は必要という事を実感することになります。

食事をしたさらや汚れた手を洗うなどが、考えられます。

 

食事の皿には、ラップをしてから使用する・

ウェットティッシュで手や皿を拭くなどをすることで

水を極力使用しないことが重要になるのです。

 

食料品の確保も必要ですが、

住んでいるマンションが停電と断水のみの被害の場合、

マンション周辺の食料品店などは開いている可能性があるために、

今回の基本的な備えには入れてはいません。

 

見落としてない?!停電と断水への備えアイテムをリスト化!活用法もご紹介! 

 

マンション停電と断水がダブルで起きた場合に

備えておく必要があるものを紹介しましたが、

これはあくまでもマンションだけが

停電と断水になってしまった場合です。

 

実際、災害や台風によってマンション以外でも

停電と断水が起きている場合には、

更に備えの必要があります。

 

その場合には、停電と断水の復旧を待つか、

仮住まいを探して移動するかの選択になるでしょう。

 

どちらを選択する場合でも、

持ち出し袋を小学生以上の人数分を用意して

各自に背負わせることになります。

 

ただその際に、何を持ち出し袋に入れていいか

わからないことが多いです。

 

持ち出し袋に入れるものをリスト化しておくことで、

何が入っているかと中身の賞味期限などを記入しておくと、

何もない時にリストを見て

賞味期限がきている物を、平常時に使用して

使った分を補充しておくことが重要になります。

 

水についても、

災害用の水以外を備えている場合も同じく、

使用した分を補充することです。

 

リスト化するにあたっては、

最低でも3日分が必要になります。

食料

 

かんぱん・保存用ビスケット・携帯固形食品・

携帯用バランス食品・レトルトご飯など

この時に忘れてはならないのが、

ハシやスプーン・フォーク・紙皿などを

必ず一緒入れておくことです。

 

 

持ち出し袋の中には

2Lの水のペットボトル1本

家の備え用として

3L×家族の人数分×3日分を常に備えておく。

 

懐中電灯

 

懐中電灯はなるべく電池式よりも、

手動発電できるタイプとソーラータイプを

用意しておいた方がいいでしょう。

 

軍手

 

普通の軍手でも可能ですが、

滑り止め付き軍手があればベスト

 

携帯用ラジオ

 

電池式よりも、手動発電できるタイプと

ソーラータイプを用意しておいた方がいいでしょう。

 

携帯電話

 

予備バッテリーを準備しておく

 

マッチ・ライター

 

食料を温めたりするなどの時に必要になります。

 

ロウソク

 

灯りをとるだけでなく、

缶詰などを温める場合にも使えます。

 

マスク

 

家族の人数分用意しておき、

交換用も用意しておく必要があります。

 

アルミシートやブランケット

 

避難所などに避難した時に、体を温めることが出来ます。

 

 

10ほど必要な物を上げておきましたが、

あくまでもマンションとそれ以外が

停電・断水した場合の備えとして上げてあります。

 

自宅マンションだけの停電・断水であれば、

ここまで備えておく必要はないかもしれませんが、

最悪の場合を常に想定して備えのリスト化をして

準備を怠らないようにしておきましょう。

 

まとめ

 

マンションが停電と断水になってしまった場合の

備えについて紹介してきました。

 

最近では高層マンションが軒並み立っています。

 

平常時は確かに高層階は見晴らしは最高ですが、

いざ停電や断水となると昇り降りだけでも

困難な状況になってしまいます。

 

まして小さいお子さんがいる場合には、

更に困難な状況が予想されるので、

あらかじめ準備しておくことがいいでしょう。

 

台風はある程度進路予測ができるので、

数日前からでも準備は可能でしょうが、

地震などの場合はいつ起きるかわかりませんから、

備えは常にしておくべきです。

 

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