土用の丑の日といえば、
うなぎを食べると何となく知っていますね。
スーパーでも一杯うなぎが並んでいます。
うなぎを食べる日なんだな~という感じですよね。
私はそうです。
「土用」とは立春・立夏・立秋・立冬の
直前の18日間を言います。
季節の変わり目の18日間を言うそうです。
そして、昔は日にちに十二支
(鼠・牛・虎・・・猿・酉・犬・猪)を当てていました。
そこから、土用の期間(18日間)のうちの
丑の日にあたる日が土用の丑の日になりました!
そして、うなぎを食べるようになったのは
「夏にうなぎが売れないからどうにかしてくれ~」
と、うなぎ屋に言われた偉い人が考えたそうですよ。
どうやったら、夏にうなぎが売れるかを・・・
「これやったら売れるんじゃん!」
と考えた結果が現在まで続いているんですって!!
ちょっと、びっくりですよね。
じゃあ、どうして、土用の丑の日?かは・・・
詳しく調べて書いてみます!
土用イコールうなぎではない?!土用はどんな日なのか?由来をレクチャー!
土用と聞くと・・・丑の日を思い出し・・・
そして、うなぎを連想します。
季節は夏をイメージするのではないでしょうか?
でも、土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の
前の18日間すべてを土用といいます。
ですので、土用は1年間で4回あることになります。
季節ごとの変わり目の期間が土用なんですね。
春→土用→夏→土用→秋→土用→冬→土用
こんな感じでしょうか!?
その中でも丑の日は十二支を日に当てはめて、
丑にあたる日が「土用の丑の日」です。
とすると、1回の土用の期間に
丑の日が1回~2回存在することが分かります!!
もともと、土用とは暦の雑節の一つです。
1年間を24等分にして、季節の名前をつけることが
古代中国から日本に伝わってきました。
これが、二十四節気です。
しかし、中国の気候を元にしているので、
日本には合わない部分がありました。
これを補う役目をしているのが雑節です。
これにより、日本の気候にも合うようになりました。
雑節には節分・彼岸などがあり、土用も入りますよ!
こうやって調べていくと、
「土用=うなぎ」とはならないのが分かります。
土用は1日を特定するものではなく、
土用という期間があるということですね。
では、土用の由来はどんなものでしょうか?
五行って聞いたことがありますか?
5って数字が人は好きなのかと思うぐらい、
色々なところに5という数字を当てはめているような気がします。
五臓 | 肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓(身体を支える5本柱とされています) |
五情 | 怒・喜・思・悲・恐(5つの感情のエネルギーです) |
五性 | 寒性・涼性・平性・温性・熱性(食べ物の性質) |
などがあるそうです。
その中で「土用」とは、中国の五行思想からきているようです。
(五行説ともいわれています)
五行思想とは、全てのものは「木・火・土・金・水」の
5つの元素から出来ているとしています。
思想哲学です。
その5つを季節に当てはめるとこうなります。
木 | 春の象徴 |
火 | 夏の象徴 |
土 | 季節の変わり目の象徴 |
金 | 秋の象徴 |
水 | 冬の象徴 |
季節は4つで、どうしても土が余ってしまうので、
季節の変わり目に土を無理やり入れたとう説もありました。
この土用の期間には、
「土」に関することはしない
(土いじり、地鎮祭、改築、草むしりなど)
土地の神様が怒るから!?
新しいことをしない
(新居購入、開店、結婚、転職など)
季節の変わり目で、体調などを崩しやすいので、
新しいことは始めずに、静かにすごしましょうと考えられています。
引越し・旅行などをしない
土用の期間はどの方角も良くないといわれているためです。
まとめると
- 土用とは・・・立春・立夏・立秋・立冬の直前の18日間を言う
- 土用=うなぎを食べるではない!
- 土用とは五行思想から来ていて、
「木=春」
「火=夏」
「土=季節の変わり目」
「金=秋」
「水=冬」となっている。
土用の丑の日にうなぎを広めたのはあの有名人?!うなぎを食べる理由とは?
「土用の丑の日」=「うなぎ」
となっている人が大半だと思います。
もちろん、私もそのうちの一人です。
でも、なぜそうなったのでしょうか?
色々な話があるそうですが、一番有力だとされるのは
江戸時代中ごろの人物で「平賀源内」が考案したという話です。
平賀源内とは医者であり、
作家、発明家、俳人、蘭学者、地質学者などでも知られている人です。
この有名な方に、夏にうなぎが売れないので困っていると
泣きついたのが「うなぎ屋さん」です。
うなぎの旬は冬ですから、夏にうなぎが売れる訳がない!
でも、売りたいうなぎ屋さんからの相談でした。
当時は土用の丑の日に『う』から始まる食べものを食べると
夏に負けないという言い伝えがありました。
その言い伝えを利用することを思いついた平賀源内さん。
うなぎ屋さんに
「本日 土用の丑の日」とうコピーを作って、
店に張りだすようにいったところ、これが大当たり!
お客様が一杯いらっしゃったそうですよ。
それが、現在にも続いているので、
「土用の丑の日」=「うなぎ」になっています。
うなぎに夏のイメージがあるのも分かるような気がしますね。
こんな風に決まった、土用の丑の日のうなぎですが、
うなぎが夏バテに良いというのは、あながちウソではないようですよ。
うなぎは栄養満点なので、夏バテで食欲不振になり
栄養が偏った人には良い食べ物かもしれません。
でも、栄養の取りすぎになるので、注意が必要ですね。
現代人は栄養が一杯とれていますから、夏バテを感じたら、
うなぎよりも水分とかかもしれませんね。
まとめ
土用が期間(18日間)であったことにまず驚いて、
うなぎを売るために
「土用の丑の日=うなぎ」になったのに驚きました。
なんとも、平賀源内さんは頭が良い方ですね。
たった、1行のキャッチコピーによって、
現在までも続いているのですから・・・すごいです。
土用の丑の日に
うなぎを食べなくてもいいのだと知ったとしても、
やっぱりうなぎ食べちゃいそうです。
うちの5歳児、うなぎ好きなんですよね~。
美味しくいただけるのなら、どんな理由であれOKですね。