尾瀬は福島県と新潟県と群馬県にまたがっている
湿原地帯になっていて、尾瀬国立公園になっています。
大きさは東西で約6km、南北で約3kmの
大きさを持つ本州で最大の湿原地帯です。
この尾瀬に、家族全員でハイキングをしたいと
考えている方も大勢いることでしょう。
尾瀬にはたくさんのコースが選択できるようになっているので、
初心者の方でも十分ハイキングをすることができます。
小さいお子さんと一緒に尾瀬に行く場合には、
初心者コースを選択してもいいです。
初心者コースでも2時間~7時間という時間がかかります。
この時間は、長距離を歩くというよりも、
花や尾瀬自然を満喫しながらハイキングをするといった感じです。
尾瀬のイメージとしては水芭蕉ですが、
水芭蕉のシーズンは5月中旬から6月中旬になっています。
尾瀬のハイキングでは
季節によって違う花が見れますから、
初夏から晩秋までが見ごろになります。
紅葉はというと、
9月中旬から草紅葉が色づき始め、
9月下旬ごろから周囲の山々も紅葉し始めます。
紅葉を見たいと考えるのであれば
9月中旬から10月中旬までが見ごろです。
尾瀬の紅葉の見頃は10月?!平均的なベストシーズンをチェックしよう!
尾瀬の紅葉も
かなりの見ごたえがあることは間違いありません。
9月中旬 草紅葉が始まる
尾瀬の紅葉の始まりは、
9月中旬ごろから草紅葉が湿原全体を彩り始め、
周囲の山の木の緑色とのコントラストが
結構インパクトがあります。
10月上旬 周囲の山々の紅葉が始まる
10月上旬ごろから、周囲の山々も紅葉し始め、
ウルシやナナカマドの赤色や
ブナやミズナラの黄色が非常に鮮やかな色合いで、
草紅葉と山の紅葉が重なり、尾瀬全体が色づくのです。
10月中旬 尾瀬の紅葉は終盤
10月中旬になると尾瀬の紅葉は終盤をむかえます。
カラマツが最後に紅葉しますが、
その時には尾瀬の湿原では早朝に霜が降り始めるので、
違った光景を目にすることが出来るでしょう。
燧ケ岳(ひうちがだけ)や至仏山(しぶつさん)に
雪が降り始めるころになり、
ハイキングをしていても、かなり寒さを感じることになるので、
ある程度は温度調節ができる服装にするのがいいです。
10月下旬 霜だけでなく雪も降り始める
10月下旬になると尾瀬の湿原にも
霜だけでなく雪も降り始めることになります。
このころから山小屋も閉鎖し始めるところも出てきて、
尾瀬のシーズンは終了間際の状態になるのです。
10月下旬の一面が真っ白な尾瀬も魅力的ですが、
やはり紅葉シーズンに
ゆっくりとハイキングをするのがいいでしょう。
山の緑と尾瀬の草紅葉のコントラストを見たいという場合は
9月中旬から下旬。
山と尾瀬の紅葉のベストなタイミングで見たい場合には
10月上旬から中旬までになります。
紅葉が始まる時期になると、気温も下がって来るので、
服装はなるべく温かくすることです。
寒さに震えながらのハイキングは
お子さんや高齢者の方にはツライですからね。
尾瀬の紅葉の見頃をできるだけ正確につかみたい!何を情報源にすべき?
尾瀬に紅葉を見に行くのに、
一番の見頃の時期に行きたいと思うのが、
人の心情というものです。
色々なサイトを見ても、ある程度の情報は載っていても
確実な見頃時期までは記載されていません。
サイトを見て来たものの、
草紅葉だけが紅葉している状態で
山々の木は緑色なんてことも考えらえれます。
尾瀬には2か所のビジターセンターが設けられていて、
尾瀬のハイキングの拠点といっていいほどの情報が
満載になっています。
尾瀬保護財団が設置していて、
ここの職員が毎日情報を報告してくれています。
尾瀬沼ビジターセンター:TEL 090-5306-4004
尾瀬山ノ鼻ビジターセンター:TEL 027-220-4431
この2つのビジターセンターに直接、
尾瀬の現在の状況を確認することが出来るのです。
尾瀬沼ビジターセンターは福島県側にあり、
尾瀬山ノ鼻ビジターセンターは群馬県側にあるので、
自分たちが尾瀬に入る方向のビジターセンターに情報を聞くことです。
またビジターセンターでは
インスタグラムとFacebookとツイッターで
現在の情報も発信しています。
尾瀬保護財団
Oze Official Instagram
尾瀬沼ビジターセンターFacebook
(公財)尾瀬保護財団 ツイッター
URL:https://twitter.com/oze_info
全てが公式サイトですから、
正確な尾瀬の現在の情報を把握することが出来ます。
この3つの公式サイトをみて、
いつ尾瀬に行くかを検討するのがいいでしょう。
確実に尾瀬の紅葉の1番の見頃の時に、
家族で出かけることができます。
まとめ
尾瀬の紅葉シーズンの見頃と
確実な尾瀬の状況を知るための情報源について紹介してきました。
尾瀬というとやはり水芭蕉ですが、
尾瀬の山開きは実は5月下旬ごろで雪が溶けた後です。
水芭蕉は、半月ほどしか見られる期間がないのです。
11月には、各山小屋もしまってしまいますし、
自然保護の観点からも閉山してからは
立ち入らないことが重要です。
それに、天然記念物にも指定されているので、
木板の道から湿地帯に降りてしまうと
お巡りさんのご厄介にもなりかねないので注意してください。
ハイキングとはいっても、
平坦なコースから起伏にとんだコースまであるので、
自分の家族の体力に合わせたコースを選択しましょう。