栗駒山の紅葉、歩いて見る?車で見る?おすすめコースを解説します!

旅行・お出かけ
この記事は約6分で読めます。

 

宮城県と岩手県、秋田県にまたがる栗駒山は、

多種の花や高山植物に恵まれた国定公園の主峰。

奥羽山脈の女王とも、錦繍の栗駒山とも呼ばれます。

 

名前の由来は初夏の山頂西側に現われる馬形の雪形から。

雪形はこの雪形にまつわる伝説も面白いですよ。

 

雪形には、名前の由来となった馬のほか、

タネを巻く時期に現れる「種まき坊主」。

 

笠をかぶってかごからタネを巻いている少年に見える雪形は、

その昔、種をまく合図になっていたとか。

 

馬は、6月頃がその形をはっきりと見せます。

馬が駆けているような形は、県民もわからない人が多いとか‥。

 

栗駒山の最も美しい季節は秋。

 

9月下旬から10月上旬にかけて、

ブナやナラ、カエデの赤や黄色、オレンジ、

そして緑色の美しいグラデーションは

「神の絨毯」とも表されます。

 

360度、見渡す限りの紅葉の海は圧巻です。

 

栗駒山の紅葉は登山でも楽しめます。

特に紅葉を上から眺めるには

登山をしなければ見ることができません。

登っている最中にも紅葉が目に美しく心癒されます。

 

登山までしなくても、

駐車場周辺をトレッキングしても楽しいですね。

 

車でドライブをしながら紅葉を楽しむことができます。

ただし、紅葉シーズンは混雑するので、

できれば自家用車ではなく、シャトルバスを利用した方が良いでしょう。

 

バスを使うことで環境保護にもつながり、

渋滞に巻き込まれることによる

事故の心配もなくなるのでおすすめですよ。

 

栗駒山の紅葉を歩きで満喫!?登山・トレッキングはおすすめのコースを解説!

 

栗駒山を徒歩で楽しむならまずはコースを決めましょう。

標高は低くても登山をするなら油断は禁物です。

計画や装備の点検は抜かりなく行いましょうね。

 

栗駒山の登山コースは9つあり、全て日帰り登山ができます。

散歩の延長のようなゆったりとした気分で登れるコースから、

上級者向けの本格的な登山道までバラエティ豊かです。

 

中央ルート

 

初心者向けなのは、

いわかがみ平を起点とした中央ルートです。

グレーディングでは難易度、危険度、体力レベルとも

全て★一つという評価です。

 

登山道の3分の2を踏破したあたりから、展望が開け、

栗駒山らしい素晴らしい雄大な紅葉を楽しめます。

 

登山、というよりは

トレッキングに近い感覚で山頂まで歩けます。

小学生の遠足でも利用されほどのルートです。

 

そのため、観光客も多く、

新緑の頃や紅葉の時期にはとても混雑します。

 

東栗駒ルート

 

同じくいわかがみ平を起点とした

東栗駒ルートも初心者にオススメです。

グレーディングでは技術力、危険度、体力レベルとも

全て★一つの評価。

 

雄大な栗駒山の稜線歩きが楽しめるルートです。

途中には両側に紅葉を眺めながらの沢登りのコースもあります。

濡れた岩肌は滑るので要注意!

沢からは硫黄の匂いが微かに出ています。

 

沢を登り切ると、360度の紅葉が楽しめる

低木地帯に入り、視野が広がります。

紅葉のパノラマは一見の価値ありです。

 

雨の日の後にはぬかるむため、

晴れが続いた後に上のがオススメです。

風が強いため体温低下に注意!

 

須川高原温泉からのぼる

須川ルートもオススメしたいのですが、

残念ながら、昭和湖付近で

火山ガス(硫化水素)が発生しており、通行禁止です。

 

歩くのがつらくても大丈夫?!栗駒山の紅葉を楽しむドライブコースも解説!

 

紅葉は見たくても、歩くのはいやだ‥

という人は、ドライブを楽しみましょう。

 

中央登山口である、いわかがみ平までは

車で行くことができます。

 

いわかがみ平からの眺望も美しく、紅葉で彩られた

「錦繍の栗駒山」を目の前に見ることができます。

 

しかし、人気スポットであり、観光地でもあるため、

シーズンは非常に混雑します。

 

車で行くと不要な事故に巻き込まれる心配のほか、

自然環境にもあまりよくないので、

シャトルバスを利用しましょう。

 

シャトルバスなら家族全員で、美しい紅葉を愛でながら

楽しくいわかがみ平まで行くことができます。

 

栗駒山をぐるりと一周するコースもオススメです。

 

栗駒山は国道342号線、秋田県道242号、国道398号線を使い、

栗駒山の裾野をぐるっと一周します。

下から眺める紅葉も美しいですよ。

 

場所によっては、

紅葉のトンネルを潜っている感覚になります。

栗駒峠付近には須川高原温泉があります。

峠付近の紅葉も楽します。

 

運転に疲れたら、温泉で一息つくのもいいですね。

 

また、国道342号線沿いには国の

名勝天然記念物に指定されている厳美渓があります。

 

荒々しい岩間を激しく流れる水が淵に落ち、

ゆったりとした流れに変わる様は

雄大な自然の様子に見続けていても飽きない風景です。

 

空飛ぶ団子もぜひご賞味ください!

 

渓谷を彩る紅葉も美しい。

立ち寄って欲しい絶景です。

 

まとめ

 

東北随一の紅葉と歌われる栗駒山の、

秋の風景は「美しい」の一言に付きます。

 

登山をして山頂から眺めてもよし、

車でさまざまな角度からの

錦秋の栗駒山を楽しむのもいいですね。

 

ただし、栗駒山は観光地でもあり、

地元の人気スポットです。

ハイシーズンにはとても混雑します。

 

人が多くなると心配なのは事故。

特に車を使ってのドライブでの事故や

駐車場での事故に十分気をつけてくださいね。

 

栗駒山付近には良質な温泉が多くあります。

国道342号線沿いには一関温泉郷があります。

温泉施設は日帰り入浴も楽しめ、

露天風呂から紅葉を眺めることもできます。

 

泉質は国内では珍しい強酸性明礬緑礬泉です。

開湯は貞観(859〜877年)と古く、

当時から陸奥国一との呼び声の高い温泉でした。

 

温泉に使って、日頃の疲れを癒しながら

ゆったりとした気持ちに浸るのもいいですね。

 

奥羽山脈の女王とも呼ばれる栗駒山。

秋は女王が豪奢な錦を着て訪れる人々を歓迎してくれます。

 

特に晴れた日に見られる、視界一杯の赤や黄色、オレンジ、

そして緑のコントラストは宝物のような風景です。

 

ぜひ、錦秋の栗駒山に会いにきてください!

 

タイトルとURLをコピーしました