秋は紅葉の季節。
そんな秋、イチョウの木はきれいなイチョウの葉が
黄色く色づき、ぎんなんの実がなります。
近くに銀杏の木があり、秋になったら
ぎんなんを拾いにあちこちから人が集まるという場所も
あるでしょう。
でも、ぎんなんはそのままでは
食べることができないので、
きちんと下処理をする必要があります。
この下処理、とても面倒なのですが、
実は、土に埋めて処理すればいいという話もあるのです。
ここでは、秋の味覚「ぎんなん」の
下処理の方法と、おすすめの銀杏を使った食べ方を
ご紹介しますね。
取りたてのぎんなんの処理方法をレクチャー!土に埋めるのが1番早い?
ぎんなんの下処理の方法は、
水につけて果肉を落とす方法があるのですが、
その際、何度も水をかえなくてはいけないという
デメリットがあります。
さらに、臭いにおいを放つ残ったぎんなんの果肉は
水切りをした後、ビニール袋に入れて
しっかり口を締めて捨てなくてはいけません。
ところが、土に埋めるという下処理の方法なら、
土に埋めておくだけで臭いにおいを放つぎんなんの果肉が
土中の微生物に分解されるので、
果肉だけでなく臭いの処理もすることができちゃいます!
それでは、簡単にぎんなんの下処理ができる
土に埋める下処理の方法をご紹介しますね。
野菜などを入れるネットにぎんなんを入れる
とってきたぎんなんを何にも入れずに
直接土に埋めてしまうと、
いざ、掘り起こすときにぎんなんがバラバラに
なってしまうおそれがあり、全部掘り出すことが
できないこともありえます。
土に埋める前にぎんなんを、野菜などを入れるネットなどに
いれておけば、掘り返したときに
バラバラになってしまうことがありませんので、
簡単に全部掘り起こすことができちゃいます。
ぎんなんをさわるとき、素手だとかぶれてしまうので、
必ずゴム手袋などを装着して処理しましょうね。
埋めたぎんなんを2週間から1か月放っておく
これは、銀杏を水につけて処理する場合と同じですが、
穴を掘ってネットに入れたぎんなんを土に埋め、
2週間から1か月放っておきます。
処理する時間は水につけておく下処理方法よりも
時間がかかりますが、水につけておく処理方法は
果肉を撮るために何度も水を交換し、
とった果肉の水を切ってにおわないように
ビニール袋に入れて処分しなくてはいけないのですが、
土に埋めておく下処理方法は埋めている間は
何もしなくていいですし、
取り出したときには果肉がきれいにとれています。
ぎんなんを土に埋めて2週間から1か月たったら、
ぎんなんを土から掘り起こし、水洗いをして天日干ししましょう。
ぎんなんがしっかりと乾燥したら、瓶などに入れて
保存しておき、料理に必要な時に
取り出し殻をむいて使用しましょうね。
手間がかからないのはいいけれど、
果肉がとれるまでに時間がかかるのが嫌という人のために、
水につけて果肉を処理する方法も
ご紹介しておきましょう。
水につけて皮と果肉を取る方法
1 | ぎんなんをかぶるぐらいの水につけておく。 |
2 | 使い捨てのビニール手袋をつけて皮をむく。 |
3 | 皮がむけたらざるに入れ、流水で余分な果肉を取る。 |
4 | 瓶にぎんなんと水を入れてふたをする。 |
5 | ④を上下に振って残った果肉を取り除きます。 |
6 | ⑤をざるにあけて流水で余分な果肉を洗い流します。 |
7 | 果肉の取れたぎんなんの水気をとり、天日干しします。 |
8 | しっかりと乾いたら瓶に入れて保存します。 |
9 | 料理に必要な時に瓶から取り出し、殻をむいて使用する。 |
ぎんなんのレシピも知りたい!殻剥きも加熱も電子レンジを使えばできる?
殻をむいて食べたらほくほくしておいしいぎんなん。
ぎんなんを使ったレシピはいろいろありますが、
こちらでは、まず、ぎんなんの殻をむく簡単な方法と、
殻をむいたぎんなんを使ったレシピを
いくつかご紹介しますね。
ぎんなんの殻を簡単にむく方法をご紹介します。
1 | 茶封筒に15粒ほどぎんなんを入れます。 |
2 | 600Wで、40秒ほど電子レンジで加熱します。 |
3 | 皮が割れて緑色のぎんなんが出てきます。 |
4 | 殻は処分し緑色のぎんなんの実を料理に使います。 |
5 | 銀杏中毒というのがありますので食べすぎには注意しましょう。 |
それでは、ぎんなんの実を使って作る
おすすめのレシピをいくつかご紹介しましょう。
レンジでチンするだけのぎんなんおつまみ
ぎんなんを爆発しないように、はさみで
軽く割ってから、電子レンジでチンし、
つまようじにさしてあら塩を振るだけの
かんたんなお酒のおつまみです。
大人だけでなく、お子さんも
おやつとして食べてもいいかも。
でも、食べすぎには注意しましょう。
詳しい材料や作り方は、
以下のサイトに掲載されています。
レシピ掲載サイトURL:
ぎんなんペペロンチーノ
殻をむいたぎんなんをフライパンで
オリーブオイルとガーリックパウダー、
鷹の爪を入れて、岩塩と黒コショウで味付けする
シンプルだけど極旨のレシピです。
こちらも、お酒のおつまみに
最適のレシピですね。
ガーリックパウダーや鷹の爪、黒コショウを
少なめにすればお子さんでもOKかも。
詳しい材料や作り方は、
以下のサイトに掲載されています。
レシピ掲載サイトURL:
ぎんなんバターご飯
普段のお食事にも最適ですし、
お父さんやお子さんのお弁当の
ご飯として活用しても喜ばれそうな
ぎんなんを使って作るバターご飯です。
ぎんなん好きなお父さんや
お子さんなら絶対喜んでくれるでしょう。
詳しい材料や作り方は、
以下のサイトに掲載されています。
レシピ掲載サイトURL:
まとめ
秋の味覚、ぎんなんはとってもおいしいのですが、
下処理が面倒なのであまり食べないという方は
多いですよね。
でも、土に埋める方法なら
時間はかかりますが2週間から1か月
ネットに入れて埋めておくだけで
臭い果肉をきれいに落とすことができちゃいます!
あとは、とりだして天日干しして乾燥させ、
瓶に入れておけば、食べたいときに取り出して、
茶封筒に入れレンチンするだけで
きれいに殻をむき料理に使うことができます。
せっかくの秋の味覚ですから、
入手したら面倒くさがらずに
簡単にした処理できる土に埋める方法を活用して
下処理しておいしくいただきましょうね。