子どもに教えてあげたい!つがるりんごにはどんな特徴がある?味は?

食べ物・飲み物
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大人も子どもも大好きな果物、りんご。

果物界で最もポピュラーと言っても

過言ではないですよね。

 

りんごといえば、秋の味覚。

10月頃からお店に並ぶイメージがあります。

 

ですが、まだ暑さの残る9月頃から

登場するりんごもありますよね。

 

これ、何だか説明できますか?(笑)

 

実はこれらは、夏の終わり頃から

収穫の始まるりんごで、

「早生りんご」と呼ばれています。

 

この時期に、

「少し赤色が薄い気がするなぁ」

と感じるりんごを見かけませんか?

 

それは「つがる」という品種の

早生りんごかもしれません。

 

実は「つがる」は、

早生りんごのメジャー格!

少し早くに美味しいりんごを楽しめるのは、

「つがる」のおかげなんです!

 

どういうりんごか気になりますよね!

 

ここでは、その「つがる」の魅力を、

余すことなく、お話していきましょう!

 

つがるはどんなりんご?他のりんごと比べて甘い?酸っぱい?味の特徴を解説!

 

まずは、「つがる」の味について解説!

食べるものですから、

やっぱり最初に気になるのは、

味ですよね(笑)

 

「早生りんご」と聞くと、

固く酸っぱいイメージが沸きませんか?

あまり熟していない感じがしますよね。

 

しかし、「つがる」は早生りんごの中では、

特に食味が良いとされています。

 

ここでは、一般的に「りんご」と言われて

真っ先に思い浮かぶ「ふじ」と比較してみましょう。

 

あなたがイメージするりんごの味や食感は、

おそらく「ふじ」が一番近いと思います。

 

甘みの中に酸味があり、

香り高く、シャリシャリとした

強い歯ごたえがある。

それが「ふじ」です。

 

それに対して、「つがる」は、

甘みは強いですが、「ふじ」よりは優しい甘さ。

酸味はアクセント的に感じられるのが特徴で、

全体的に優しい味わいです。

 

また、果汁が多く、

サクッとかじればジュワッと

口の中に染み出ます。

これが、「つがる」の

一番の魅力ではないでしょうか。

 

果肉は「ふじ」に比べるとやや柔らかめ。

しかし、しっかりとした歯ごたえもあるため、

噛んだ瞬間、果汁のジューシーさが楽しめます。

 

どうでしょう?

なんとなくイメージはして

いただけましたか?

 

では、この「つがる」、

どう食べるのがベストなんでしょうか?

 

今までの説明からもお分かりでしょうが、

もちろんそのまま食べても美味しいです!

 

その他の食べ方としては、

果汁の多さとジューシーさから、

ジュースにするのが一番のオススメ!

 

つがるを使用したりんごジュースも、

たくさん発売されていますよ。

自販機で販売されているのを、

見たことがある方も

いるかもしれませんね。

 

一方で、酸味が弱いため、

お菓子作りには不向きな品種と言えるでしょう。

ちなみに、お菓子作りには、

「紅玉」というりんごがオススメ。

 

しかし、その「紅玉」と「つがる」、

実は意外な関係性にあるんです。

 

次にそれをご説明しますね!

 

つがるのりんごはどうやって生まれた?旬は?味以外の特徴も学んじゃおう!

 

つがるは、今から約90年前に、

青森県で生まれました。

「ゴールデンデリシャス」と

先ほどご紹介した「紅玉」の

交配品種です。

 

つまり、「紅玉」と「つがる」は、

親と子供の関係なんですね。

 

「ゴールデンデリシャス」は、

甘みが強く、とてもジューシー。

「紅玉」は酸味と香りが強く、

崩れにくいしっかりとした果肉です。

(これが「紅玉」がお菓子作りに

向いているポイントです。)

 

交配は、1930年に、

青森県りんご試験場で行われました。

 

しかしこの時、ラベルの紛失で

「ゴールデンデリシャス」と、

何の品種を交配したのかが、

分からなくなってしまったのです。

 

遺伝子診断で「紅玉」と判明したのは、1990年。

60年間不明のままだったのは、驚きですよね。

親と子供だと考えると、なんだか切ない…。

 

当初から味は良かったのですが、

落果の多さや、色の悪さ、更には戦争の影響で

命名や登録はかなり遅くなりました。

 

そのうちに長野県での栽培が増えていき、

1975年になって、やっと「つがる」は

登録されました。

 

交配から45年、「つがる」誕生の瞬間です。

 

また、最初にお伝えしたように、

つがるの収穫はイメージよりも少し早い、

8〜10月。旬の最盛期は9月です。

 

意外にも生産高は、先ほど比較した、

りんごの王道「ふじ」に次いで多く、

その全体の生産の約半分が、

青森県でされています。

 

では、この「つがる」。

美味しいものは、

どう見極ればいいのでしょう?

 

それには、お尻の部分を

チェックしてください。

お尻が黄色いのが熟しているサインです。

 

また、「つがる」の魅力である果汁が

多いものを選ぶためにも、

ズッシリ感の強いものを買ってくださいね。

だいたい250〜300gが標準です。

 

まとめ

 

ここでは早生りんごの、

「つがる」についてお話ししました。

 

個人的には、

「紅玉」が「つがる」の親にあたることに

驚きました。

 

「紅玉」の特徴は、

「つがる」とは真逆ですよね。

全く違うのに、それぞれに良さがある親子。

なんだかステキですね。

 

「つがる」以外にも、

りんごには様々な種類があります。

 

特徴や旬を知って、

もっとりんごを楽しく

美味しく食べちゃいましょう!

 

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