「小説」と聞くと、
なんだか難しいイメージが湧きますか?
活字に慣れ親しんでいない人からすると、
すぐにページを閉じたくなりますよね(笑)
でも、大人のたしなみというかなんというか、
読んでみたい気持ちって
歳を重ねるにつれ現れますよね。
だけど、小説を読むこと自体は
そんなに難しくないんです。
国語の授業は好きでしたか?
教科書に小説の一部が載っていたり
しましたよね?
あの感覚でいいんです。
軽く教科書をめくる感覚で、
小説を読んでみましょう。
そこで、ここでは、
初めての方でも読みやすい小説を
ご紹介していきます!
あなたが開く、その最初の1ページが、
読書のきっかけの第1ページになりますよ。
読書初心者にも読みやすい小説はどれ?おすすめの小説ランキングTOP5!
まずは初心者の方でも読みやすい小説を、
5つセレクトしてみました!
気軽に手にとってみてくださいね。
5位 星の王子さま
入り口は入りやすく、
小学校の図書室にも置いてあった、
「星の王子さま」です。
子ども向けと侮るなかれ、
内容は非常に深いです。
「大切なものは目に見えないもの」の
名台詞は聞いたことがあるのでは?
飛空士である「僕」が、
不時着した砂漠で小さな星から
やってきた王子さまと出会い、
今まで旅をしてきた星の話をします。
その中で見えてくる「大切なもの」とは…?
分かりやすいのに、
心の深いところを打たれるお話です。
4位 人間失格
こちらも図書室にありました、
太宰治の名作「人間失格」です。
昔の作品ではありますが、
そんなことを感じる暇がないくらい
のめり込むことができます。
主人公は本当にダメ人間で、
一女性からすると腹がたつのですが、
それがまた人間らしい。
真面目な人間が墜ちていく様から、
生きることへの苦悩がリアルに
描かれています。
3位 阪急電車
2011年に映画化もされました。
関西にある阪急今津線線を舞台に、
オムニバス形式で様々な人間模様が
描かれています。
一話完結ながら、それぞれに
繋がりがあるところが、
読みやすいポイント。
電車の中で偶然乗り合わせた人との、
ほんの小さな交流、些細な言葉が、
それぞれの人生に折り重なります。
いろんな人の人生を乗せて、
電車は走っているんだなぁと
思わせられる、ほっこりした作品です。
2位 探偵ガリレオ
テレビに映画に人気だった
ガリレオシリーズですね。
シリーズ第3弾の「容疑者Xの献身」は、
ピンとくる方も多いのではないでしょうか。
「ガリレオ」と呼ばれる物理学者・湯川が、
警視庁の草薙と共に、ありえない怪奇事件を
解決していきます。
こちらは5話構成になっていて読みやすく、
有名な東野圭吾作品ということも、
ミステリーの入り口にぴったりな一冊!
1位 アヒルと鴨のコインロッカー
こちらも2007年に映画化されています。
伊坂幸太郎の名作です。
2年前と現在が交互に描かれています。
「本屋から広辞苑を盗む」という、
どうして?と思わせられる導入。
そこから伏線が回収されていく様、
どんでん返しの連続は読んでいて爽快。
しかし、狂気じみたものも感じ、
ラストは心にやるせなさが残ります。
コインロッカーに閉じ込めたものは、
何だったのか。
それぞれに答えを見出すのではないでしょうか。
話題になった小説もチェック!読んでおきたいおすすめの小説ランキングTOP5!
ここからは話題になった小説5選です!
さっぱり読めるものから、読み応えのあるものまで!
読書に慣れたら是非チャレンジしてみてください。
5位 君の名は
こちらも入り口は親しみやすく、
映画も大ヒットした「君の名は」の小説版。
新海誠監督ご自身が執筆しています。
田舎暮らしの女子高校生・三葉と
東京で暮らす男子高校生・瀧が、
夢の中で入れ替わることから始まります。
アニメ映画を知っているからこそ、
それがどう文章で表現されているのかという、
二重の楽しみを味わえます。
4位 永遠の0
百田尚樹のベストセラー小説。
舞台は終戦60年目の夏。
26歳のニートが特攻隊であった祖父の生涯を
訪ね歩くことから始まります。
フィクションながら、
事実を基に織り込まれたストーリー。
たった数十年前に実際にあった戦争、
その中で命をかけて愛する人を守り抜いた人々。
実際に戦争を経験した方に話を聞くことが
難しくなっている今、今の日本人にこそ、
必読の一冊です。
もちろん感動するのですが、
その中でもそれぞれに戦争に対する疑問が
浮かび上がることを願います。
3位 コンビニ人間
第155回芥川賞受賞作。
コンビニバイト歴18年目、
彼氏無し36歳の古倉恵子が主人公です。
テーマがコンビニという身近な点、
短めでサラッと読める内容、
心地よいテンポで読みやすいです。
現代に生きる人々の在り方、
その一面をリアルに切り取っています。
読んだ後、あなたは「普通」について
考えさせられていることでしょう。
2位 下町ロケット
第145回直木賞受賞作。
ドラマも話題になりましたよね。
かなりの長編ですが、のめり込んで
読み進めることができます。
ざっくり言うと、
「町工場がロケット打ち上げに参加する」話。
この設定だけでワクワクできますよね。
コツコツと真摯に仕事に立ち向かうことで、
困難を乗り越えていく様は、
仕事に励む人に勇気を与えてくれます。
夢とロマン、魂の詰まったエンタメ大作です。
1位 ノルウェイの森
誰しもタイトルくらいは
聞いたことがあるのではないでしょうか。
村上春樹の名作です。
上下2巻ありますが、読み始めれば、
のめり込むこと間違いなし。
何歳で読むかによって感じ方も変わる、
何度も読み直したい小説です。
37歳のワタナベが、
自身の青春時代を振り返る恋愛小説。
生と死、性と愛の物語。
昭和を感じる世界観の中で、
人間の繊細さや孤独が浮き彫りになります。
まとめ
いかがでしたか?
個人的趣味もありますが、
名作も交えているので、
少し古めの小説が多いかもしれません。
あと、考えさせられるものが
多くなっていますね(笑)
100人いれば100通りのおすすめがあると思って、
その辺りはご了承ください。
どれも面白くのめり込めるものばかりなので、
少しでも興味を持ったものから始めてみてください。
本自体の面白さと、
読み終えた時の達成感で、
数珠つなぎに次の本を
手にとっていることでしょう。
まずは初めの一冊です。
あなたがステキな本と出会えますように。