日本百名山にも選ばれた月山は、
紅葉の季節も人気があります。
登山をするとなると、難易度が気になりますね。
月山には様々な登山コースがあるので、
初心者から上級者まで楽しむことができます。
手軽に紅葉を楽しむなら、
リフトを使って登るのがおすすめです。
山頂付近は急な坂道なので、
きちんとした登山装備があると安心ですよ。
月山の紅葉はリフトで手軽に楽しめる?登山並みの準備をしたほうがいい?
月山では、秋にはナナカマドや
ミネカエデが紅葉し、草紅葉も楽しめます。
月山の標高は1,984mですが、
リフトを使えば標高1,500m程の地点まで
簡単に登ることができます。
リフトで登ってから山頂までは片道約3時間なので、
日帰りでも登山を楽しむことができます。
しかし、山頂付近は急な坂道で岩も多いので、
しっかりとした登山の装備を準備していきましょう。
登山の服装は重ね着が基本です。
アンダーウェアやTシャツに長袖のシャツを羽織り、
寒さに応じてフリースなどの中間着を重ねましょう。
アンダーウェアは肌に直接触れるので肌触りが良く、
吸汗性や速乾性のあるものだと快適です。
アンダーウェアや長袖シャツの素材は
化学繊維がおすすめです。
アウターには、気温が低めなら
ソフトシェルのジャケットなどを用意するか、
レインウエアの上着を兼用しても良いでしょう。
山の天気は変わりやすく、
出発地では天気が良くても山頂に行ったら
急に雨が降ってくることも十分あり得ます。
晴れの日でも必ず
レインウエアを持っていきましょう。
レインウエアを着ると汗がこもりやすいので、
防水性だけでなく、汗を外に逃がす
透湿性もあるレインウエアがおすすめです。
また、パンツはストレッチ性があって
動きやすいトレッキングパンツがおすすめです。
これも速乾性があるものが良いです。
また、登山靴にはくるぶし部分の長さによって
種類がありますが、リフトを使うなど
初心者向けのコースならローカットか
ミッドカットのものでよいでしょう。
上級者向けのコースなら、
行程に応じてハイカットも検討しましょう。
靴下は登山靴に合ったものを選びましょう。
分厚い靴下だとクッション性があって、
足の負担が軽減されますよ。
他に、小物として帽子や手袋、
サングラスなども用意しましょう。
帽子はつばが広めで日よけや
雨よけになるものが良いです。
また、岩場に手をついて歩く時や、
雨が降った時などの防寒用に
手袋があると良いです。
日焼け防止にサングラスや
ゴーグルもあると便利です。
また、万が一の場合に備えて、
着替えや防寒具だけでなく、
非常食や救急用品も持っていると安心です。
非常食には簡単に食べられる
チョコレートなどが良いですね。
また、足首のねんざなどの事故が多いので、
スプレー式の鎮痛消炎剤や
テーピングなどを用意しておくと安心です。
月山の最新情報や紅葉の色づき具合を
確認するには、月山ビジターセンターのHPや
西川町月山朝日観光協会の公式サイトを
確認してみましょう。
月山ビジターセンターのHPはこちらからご覧ください。
西川町月山朝日観光協会公式サイト
ぶらり西川ガイドはこちらからご覧ください。
月山の紅葉を眺めるのにおすすめのコースはある?初心者向けのコースはどれ?
月山には初心者向けの短いコースから、
片道9時間以上もかかる上級者向けの
コースまであり、様々な人が楽しめます。
登山初心者には、リフトを使った
「志津口周回コース(リフト使用)」
がおすすめです。
このコースは片道3時間前後の
初級ルートとされています。
スタート地点は姥沢駐車場で
近くにはペンションなどがあり、
宿泊や休憩ができます。
そこから歩いて10分程のところに、
月山ペアリフトのリフト下駅があります。
リフトにのって10分程、山の景色を
リフトから楽しんだらリフト上駅に到着します。
ここで既に森林限界になって、
志津温泉や月山湖が見渡せます。
リフト上駅から登山を開始して、
姥ヶ岳コースとの合流地点を通って
姥ヶ岳まで約30分歩きます。
姥ヶ岳の山頂付近は少し急な木道になっていますが
整備されているので比較的歩きやすいですよ。
開けた景色を楽しみながら、
さらに進んで湯殿山口コースと合流するまで
約20分の道のりです。
さらにシラネアオイがキレイな紫灯森を通って、
30分ほどで各コースの合流地点の
牛首に辿り着きます。
牛首から先は初心者でも上級者と
同じルートを通って山頂を目指します。
頂上まではあと一息ですが、
ここから山頂までは傾斜のある岩場になります。
牛首には休憩所があるので、
ここで一旦休憩すると良いでしょう。
急な登山道を登っていくと、山小屋が見えてきます。
ここは少し前までは営業していたようなのですが
残念ながら現在は利用できません。
さらに登ると牛首から1時間程で山頂に到着します。
山頂には月山神社が建っていて、
近くに登山者向けの宿泊小屋もあります。
神社の裏にある三角点からは、鳥海山も見えて
景色を存分に楽しむことができます。
山頂ではクロユリやハクサンイチゲなどの
花も咲いていますよ。
帰りは、牛首地点から湯殿山側とは
別のルートに入って下山しましょう。
少しショートカットになりますよ。
山頂から牛首まで約50分、
牛首から約20分で牛首下分岐に到着し、
さらに30分程でリフト上駅に戻ってきます。
まとめ
月山では珍しい高山植物や
キレイな紅葉が楽しめるので、
秋の登山にはぴったりですね。
しっかり事前準備と登山計画を立てて、
リフトを使って手軽に紅葉を楽しみましょう。