換気扇は、私たちの目線より上にあるからなのか、
そんなにこまめに掃除する場所ではないですよね?
年末大掃除の時だけという人もいるでしょう。
いざ掃除しようと思ったときには、
結構油汚れがこびりついていて、
ベタベタになっています。
「これを、落とすには時間かかりそう!」
そう、思うかもしれませんが、
あるものを使えば、溜まった汚れでも、
意外と楽に落とせるんです!
換気扇掃除に、
そんなに時間をかける必要はありません。
パッパとやってしまいましょう!
まずは掃除の準備から。
換気扇の外せる部分は全部外しましょう。
換気扇は主に二つのタイプがあります。
シロッコファンとプロペラファンで、
どちらも自分で取り外せますよ。
外し方については、
こちらのサイトをご覧ください。
どちらのタイプも紹介されています。
ここから、掃除の手順を簡単に説明しますね。
1 | 外したものは、洗剤につけ置きしておきます。 |
2 | レンジフードカバーの外側内側を拭き掃除をします。 全体に洗剤をかけて、キッチペーパーでパックし、5分ほどしてから拭き掃除。 |
3 | つけ置きしていたフィルターとファン、ネジを洗い流す。 |
4 | 乾かしたら、ファンとフィルターを元通りにセットして終了。 |
作業手順は、これだけ。
問題は、①と②で何の洗剤を使うか、ですね。
それについては、次で説明していきます。
換気扇掃除を効率的にできる洗剤はある?油汚れに向いた洗剤を知りたい!
換気扇のように
油汚れがこびりついている場所には、
アルカリ性の洗剤を使うと楽ちん。
先ほどの作業手順②で使う洗剤は、アルカリ電解水です。
オススメする点は、油汚れによく効くというところ。
pH12~13で、強いアルカリ性。
アルカリ性が強いほど、洗浄力も強くなっています。
また、除菌も出来て、二度拭きが不要なのがメリット。
ただ、アルカリ性が強いので
手荒れしますから
必ずゴム手袋をしてくださいね。
このアルカリ電解水を、
レンジフードの外側内側にかけます。
キッチンペーパーなどでパックし、
3~5分ほど待ってから、汚れを拭き取ります。
次に、作業手順①で
つけ置きするときの洗剤ですが・・・。
もちろんこれも、
アルカリ電解水で掃除することは出来ますが、
フィルターは編み目が細かいし、
ファンの汚れも拭き取りにくいですよね。
アルカリ電解水でつけ置きしようと思ったら、
大量のアルカリ電解水が必要となります。
ですから、ここは、
粉末のセスキ炭酸ソーダを使って
つけ置き洗いしていきましょう。
粉末だからこそのメリットですね。
ちなみに、セスキ炭酸ソーダもアルカリ性洗剤です。
アルカリ電解水ほどではありませんが、
油汚れ、十分落ちますよ。
洗剤と併用?単独で使う?換気扇の油汚れの掃除に重曹を使う方法とは?!
家中のお掃除に使えるといえば、
この重曹ですよね。
重曹水にして拭き掃除
という使い方が多いかもしれませんが、
今回は重曹+食器用洗剤で、使ってみましょう。
1 | 食器用洗剤50ml+重曹50gでよく混ぜる。 |
2 | それを換気扇の汚れたレンジフードに塗りましょう。 |
3 | キッチンペーパーなどを使って、パックします。 |
4 | 10分ほど経ってから、歯ブラシなどで汚れをこすり落とします。 |
5 | 汚れが落ちたら、熱く絞ったぞうきんで拭き上げて終了。 |
食器用洗剤と重曹を混ぜることで、
こんなに汚れが落ちるなんて、
一体何が起きてるの?と思うでしょう?
この二つが混ざって起きる化学変化により、
こびりついていた油汚れ自体が、
石けんのような成分に変化するのです。
汚れが石けんに?!不思議ですよね!
是非、この化学変化を利用して、
換気扇をピカピカにしましょう!
この重曹+食器用洗剤の威力、
こちらのYouTubeで確認してみてください。
YouTubeでは、換気扇ではなく、
厨房のシンクの汚れを落としています。
フィルター、ファンは粉末の重曹に
沸騰させたお湯を加えてよく混ぜ、
そこにつけ置きしましょう。
お湯を使う理由は
重曹の洗浄力が更にアップするからです。
重曹で、つけ置き洗いしたときの
洗浄力がよくわかるYouTubeを紹介しますので、
こちらを是非みてくださいね。
ちなみに重曹もアルカリ性洗剤で、
これまでに紹介した洗剤、アルカリ濃度が高い順番に、
- アルカリ電解水
- セスキ炭酸ソーダ水
- 重曹
となっています。
つまり、この中で言うと、
重曹が一番洗浄力が低いということになるのですが、
YouTubeで紹介したように、
重曹で十分きれいになりますよね!
「除菌までしたい!二度拭きしたくない!」
そんなときはアルカリ電解水。
「重曹では落ちなかった!重曹より強い洗剤でつけ置きしたい!」
そういうときはセスキ炭酸ソーダ水。
というように、
上手に使い分けしてみてはどうでしょうか?
最後に、アルカリ性洗剤を使用する場合の注意点ですが、
アルカリ性はアルミを変色させてしまうので、
換気扇の一部にアルミが使用されている場合は、
この方法が使えません。
換気扇の取扱説明書の注意書きをよく読んで、
アルカリ性洗剤の使用がOKであることを確かめて、
掃除にとりかかりましょう。
まとめ
ベトベトになった換気扇を見上げると、
ため息が出てしまいますが、
意外と思っている以上に、
簡単に汚れを落とせるのだとわかりましたよね!
この方法なら、年末大掃除だけではなく、
もっと気軽にお掃除出来そうだと思いませんか?
「頑固な油よごれには、アルカリ性洗剤!」
これを覚えておけば、キッチン回りのお掃除、
あらゆるところで役に立ちますよ!