親にとって子供の成長過程は
常に気になるもの。
トイレトレーニングもその一つ。
おむつメーカーの
ホームページをのぞいてみると、
おむつは2歳半~3歳までの間に
外れる子が多いようです。
うちの子は遅れてる?
今はインターネットなどにより、
昔より多くの情報が
簡単に得られて便利ではあるけれど…
知れば知るほど、ついつい
よその子と比べてしまいがち。
でも、何歳までに
外さなければならない
という決まりはありません。
大きいサイズのおむつもあります。
じゃあ、
この2歳半~3歳というのは…
保育士の友人によると、
幼稚園の入園時にはほとんどの子は
おむつが外れているとのこと。
幼稚園の入園は3歳から。
入園に間に合うように
トイレトレーニングを
進めている結果かもしれません。
でも、4月生まれの子と3月生まれの子では、
この時期はまだまだ成長に大きな差があります。
おむつは外れていても
トイレにひとりで行ける子ばかりではなく、
トイレに先生が一緒について行くことや、
おもらしもめずらしくありません。
初めての集団生活だから、
ほかの子と同じようにできなきゃ
恥ずかしい…
かわいそう…
先生に迷惑かけられない…
多くのママは、
幼稚園入園までには
ひとりでトイレに行かせたい!
と頑張っているのです。
おむつがいつまでも外せない!トイレトレーニングをお休みするのも手!
トイレトレーニングは
子供の発達によって適した時期があります。
おむつがいつまでも外せない原因は
時期が適してないからでは?
1歳くらいになると
尿がたまっている感じがわかるようになり、
2歳~3歳になると
尿をまとめてだせるようになります。
おしっこの間隔があいてきたら、
おしっこをする機能が成長してきているサイン。
尿意や便意を何らかの形で
ママに伝えることができれば
トイレトレーニング開始です。
おしっこをする機能が発達していないと、
頑張っても上手くいきません。
この時期の子供はかなり個人差があり、
一度はじめてみたものの、途中で断念。
時期を見て再チャレンジしたら
すぐにおむつを外せた!
なんてことも。
あせらずに、子供の様子を見ながら
チャレンジしましょう。
トイレトレーニング開始のポイント
- トイレまで歩いて行って便器
(もしくはおまる)に座ることができるか。
- 自分の気持ち(嫌だ、抱っこして、ちょうだいなど)を
ママに伝えることができるか。
- 自分でパンツの上げ下ろしができるか。
おむつをいつまでもしている子はいない!?ママのストレスをためないのが1番!
ママに余裕がないときは、
子供も敏感に感じとっていて
なかなかうまくいきません。
成長の過程はみんな違うので、
ほかの子と同じようにできなくても、
なんら心配はないのです。
自分の子ができて、
ほかの子ができないことも
気づかないだけできっとたくさんあります。
ママ友や先輩ママの情報は
参考程度にして自分の子と比べないこと。
もう一つのストレスは母の存在。
まだおむつしているの?なんて、
実母や義母にせかされていたりしませんか。
こちらは、もはや、
無視して結構!
そもそも、昔とは時代が違うんです。
布おむつが主流だった時代とは
生活様式も変化しています。
確かに、
昔と比べるとおむつ外れの時期は
遅くなっているのは事実。
これは紙おむつの品質が良くなったために、
おむつをしていることの不快感が少なくなったから。
紙おむつの普及は、
洗濯の手間がかからないことが大きいと言えます。
専業主婦のママは年々減っているし、
育児に費やせる時間も昔より減っているのです。
母の時代とは比べ物になりません。
さて、
ストレスを少しでも減らして
トイレトレーニングに挑めるように、
トイレトレーニングを始める時期をご紹介。
季節は春から夏がおすすめ。
この時期は洗濯物も比較的乾きやすいし、
洋服の着替えも薄着なだけに負担が少ないでしょう。
また、寒くないので
子供もトイレに行くのを嫌がらないのでは。
イヤイヤ期はなるべく避けて。
ママに余裕があることが大前提ですが、
子供のほうも安定していることが重要です。
まとめ
おむつを外すタイミングは人それぞれ。
子供に適した時期を見極めましょう。
たくさん情報を集めて「できる・できない」を
自分の子供にあてはめて心配しているママ。
心配いりません。
自分だけで頑張らず、家族に協力を求めて。
とくに、思うようにいかないときは
子供を叱るのではなく、自分も責めない。
家族と作戦会議をしましょう!
また、保育園や幼稚園の先生に
相談してみるのも一つ。
保育士はトイレトレーニングのプロです。
おむつ外しのヒントをたくさん知っているし、
たくさんの子供を見てきたはず。
そして自宅のトイレを見直そう!
トイレに行きたくなるような飾りつけをしてみたり、
子供の好きなキャラクターを置いてみたり、
工夫をしてみてはいかが。
トイレトレーニングを始めてから、
ちょっとでも変化があった時は
たくさん褒めてあげましょう。
大切なのは子供との信頼関係。
- ほかの子と比べない、
- 失敗しても叱らない、
- 上手にできたら褒めてあげる。
この3つが成功の秘訣です。