渋柿を大変身させたい!?家庭でできる干し柿の作り方をレクチャー!

食べ物・飲み物
この記事は約6分で読めます。

 

干し柿の代表といえば、あんぽ柿と市田柿。

同じ干し柿でも、見た目も食感も全く違います。

 

柔らか果肉が好きな方はあんぽ柿。

固めが好きな方は市田柿。

 

あんぽ柿は

硫黄で薫蒸して乾燥させて作り、

水分が50%程度と

水分が多くトロっと柔らかいのが特徴。

 

市田柿は

水分が25~30%になるまで

乾燥させたもので、

白い粉がついているのが特徴。

 

これって両方とも

渋柿から作られていたんですね。

大人になって初めて知りました。

 

渋柿を干すと甘くなる!

驚きの事実でした。

 

柿の木がある家はたくさん見かけるけど、

渋柿だと観賞用のようになってしまっている!

 

干し柿は手間がかかるけど、家庭で作れます。

しかも、家庭で作ると自分好みの硬さに作れます。

 

渋柿でも食べられるのに

放置しておくのはもったいない!

渋柿を干し柿に変身させましょう!

 

渋柿をおいしいおやつにしちゃおう!家庭でできる干し柿の作り方をやさしく解説!

 

渋柿を干すことで甘くするという先人の知恵。

すばらしい!!

 

ちなみに、甘柿でも作れます。

 

甘柿の場合は1週間程度でできますが、

渋柿ほど甘くは作れません。

 

柿の選び方

 

柿は吊るすことを考慮して、

T字の枝がついているものがよい。

 

皮のむき方

 

柿の葉の部分は取り、

硬いヘタの部分だけ残して皮をむく。

 

ひもに吊るす

 

60㎝~70㎝のひもを用意する。

 

殺菌する

 

沸騰した湯に柿をいれて殺菌する。

このひと手間でカビが生えにくくなります。

 

干す

 

風通しの良い場所に干す。

雨対策も考慮して。

 

一週間後、手で揉む。

 

手順がとてもわかりやすい

外部サイトがあるので、こちらをご参照ください。

 

渋柿を干し柿にするならカビに注意?!カビの予防方法と見つけた時の対策とは?

干し柿を作るのに

一番気をつけたいのがカビ。

 

カビが生えた場合はかなりの悪臭がします。

ふわふわの綿のようなものもカビです。

 

緑色や青色のカビなら

見てすぐにカビとわかるけど、

干し柿には、乾燥して固まった糖分が

白い粉のように付着するため、

白カビは見分けにくいもの。

 

白いものがカビの場合、悪臭がします。

 

こまめに様子を見るようにしましょう。

 

カビは生える前に対処。

 

干す前に熱湯で殺菌する方法の他に

焼酎に漬けるというのも有効。

アルコールには殺菌作用があるので期待できます。

 

定期的にアルコールを吹きかけるのもいいですが、

かけすぎると湿気の原因となるので注意して!

 

干し方も重要。

 

柿同士がくっつかないように

間隔をあけて干す。

 

天候も重要。

 

カビが最も繁殖しやすい温度は20度~30度。

湿度も高いと繁殖速度が速くなります。

 

湿気はカビの敵。湿度管理をしっかりと。

湿度の高い日は扇風機を使うなどの工夫をしましょう。

 

高温や直射日光を避けるのもポイント。

 

残念ながら、

カビを発見してしまったときは、

食べるのはあきらめて。

 

他の柿に害がないか確認して

アルコールでカビ予防しましょう。

 

 

できあがった干し柿もカビに注意!

 

せっかくおいしくできあがっても、

保存状態が悪いとすぐにカビてしまいます。

 

保存のポイントは湿気と乾燥対策。

干し柿の保存方法をご紹介。

常温

数日しかもちません。

干しているから大丈夫だと思っていたら、

それは落とし穴。

すぐに食べる分以外は冷蔵・冷凍保存しましょう。

 

冷蔵

乾燥対策として

キッチンペーパーや紙、ラップで包み

保存袋(ジップロックなど)に入れて野菜室で保存。

 

ただし、このように保管しても

乾燥は避けられないので、1週間を目安に

食べない分は冷凍保存をおすすめします。

 

冷蔵保存でも早めに食べましょう。

 

冷凍

ラップで包み保存袋に入れて冷凍庫で保管します。

冷凍保存すると半年から1年くらいもちます。

 

長期保存する場合は、

他の食品の臭い移りに注意して、

保存袋を二重にするなど工夫しましょう。

 

解凍するときは常温で解凍しても

冷蔵庫に入れて解凍しても、

どちらでもあまり味に差はありません。

 

※包むときは1個ずつ包み、

保存袋に入れるときは空気を抜きます。

 

空気を抜くときのお役立ちアイテムはストロー。

(ストローを刺した状態で袋を閉じたら、ストローを一気に吸います。)

 

まとめ

 

子供の頃、

父の田舎福島から送られてきた干し柿。

当時は甘すぎて好きじゃなかったけど、

今思えば贅沢な食べ物だったのです。

 

福島から送られてきたのはあんぽ柿。

柔らかくて

とろーり濃厚な味だった記憶があります。

 

私の中では、

干し柿=あんぽ柿のイメージ。

 

市田柿の存在を知ったときは

こんなに固い干し柿もあったんだ!

と驚きでした!

 

固いのもおいしい!!

 

毎年年末になると

進物用の干し柿が店頭に並びます。

化粧箱に入っているものは

3000円前後。結構な金額ですよね。

 

家庭で作れるので

自分好みの干し柿を作ってみましょう。

自分で作れば好きな固さにして食べられる

というメリットも。

 

都心に住んでいる人にとっては

作るのも難しいので、

都心に住んでいる親戚やお友達がいたら

プレゼントしても喜ばれます。

 

タイトルとURLをコピーしました