アナタは知ってる?収入印紙の割り印の意味は?ミスした時の対処法も!

雑学・豆知識
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そもそも、収入印紙とは何か?

収入印紙の割り印について説明する前に、

まずそこから、知りたいですよね。

 

収入印紙は、見た目が

郵便切手に似ていると思いませんか?

切手はもちろん、郵便物の配達にかかる郵便料金です。

 

では、収入印紙はというと、文書にかかる税金。

つまり、「印紙税を納めました」という証明のために、

収入印紙が必要となってきます。

 

その文書というのは

課税対象になる契約書や領収書など。

対象になる文書には、収入印紙を貼って

納税するということになります。

 

では、割り印について。

 

今、説明したように、

印紙税を納めるために収入印紙を貼ります。

※しっかりのり付けして下さい。剥がれたら罰則の対象となりますよ。

 

印紙に割り印を押印します。

収入印紙に押印する割り印とは、

消印のことです。

 

正しくは消印なのですが、

一般的に割り印で通っているので、

今回は割り印と呼びます。

 

割り印することで初めて、

印紙税が納税されたことを証明するわけですから、

必ず押さなければなりません。

 

押し忘れたり、しっかり

押されていなければ、意味がないのです。

 

万が一、押し忘れや、

正しく押されていなかった場合や、

収入印紙自体を貼り忘れた場合は、

過怠税が課せられることになります。

 

自己申告の場合は印紙税額の1.1倍。

貼り忘れや不備を指摘された場合は

印紙税額のなんと3倍の金額を、

納税しなければいけません。

 

故意ではなくとも、

これだけの罰則があると思うと、

収入印紙を取り扱うときは、

慎重にしなければいけませんね。

 

誰の割り印を押すのか?ですが、

文書の作成者、または代理人、使用人、

その他の従業員と決まっていて、

文書作成者本人でなくても大丈夫です。

 

また、文書の作成者が複数いる場合は、

全員押す必要はありません。

誰か一人で良いとされています。

 

割り印するときは、以下のことに気をつけましょう。

 

  1. 必ず文書と印紙にまたがって押印すること。
  2. 基本的には右横、右下に押印する。
    (ただ、法的に決まってはいません。)
  3. 収入印紙自体が、少しでも欠けていないこと。
    (少しでも欠けていれば、偽造の疑いがもたれます。
    それが、未使用であっても交換は不可です。)

 

次は、割り印を失敗してしまったときの対応です。

押印したけれど、インクが薄かった場合。

もう一度別の場所に押印しなおします。

右下に押して失敗したら、左側に押せば良いのです。

 

逆さまに押してしまった!

これは、特に何もすることはありません。

そのままで大丈夫。

 

間違って、不要な文書に収入印紙を貼って割り印した場合。

その文書がもう不要であれば、印紙税の還付を受けることが出来ます。

 

収入印紙に割り印をする理由は何?

 

収入印紙に割り印をする理由は、

「この収入印紙は使用済みですよ」という意味。

つまり、収入印紙の再利用を防ぐことです。

 

また、割り印を押した時点で

納税したという証拠になります。

 

これらが、収入印紙に割り印をする理由です。

 

ですから、割り印の印鑑は、

意外にもシャチハタでいいのです。

 

更に言うと、印鑑でなくても、

ボールペンなどの消えないインクで

署名されたものでもいいわけです。

 

割り印する理由を知っていれば、

なるほどと思いますね。

 

ただ、注意しておきたいのが、

再利用が出来なければ良いのだからと言って、

斜線や二重線で消したり、

「印」と書いただけの割り印ではいけません。

 

ちゃんと、誰が押したのかが

わかるものでないといけないのです。

 

 しまった!収入印紙の割り印ミスにはどう対処すればよい?

 

ミスの内容によっては、対処の方法があります。

どうにも対処のしようがないミスもあります。

 

収入印紙を貼るとき、割り印を押すときは、

本当にそれで間違いがないかどうか、

とにかくしっかり確認しましょう。

 

例えば、

  • 収入印紙を貼る必要がない文書に印紙を貼ってしまった。
  • 文書に収入印紙を貼ってから、その文書が不要になった。
    (これは仕方がないことですが、こういう場合もあります。)
  • 収入印紙の金額を間違えて大きい金額で貼ってしまった。

 

これらは、所定の手続きをとれば、

還付してもらえます。

5年以内という期限がありますので、

注意してくださいね。

 

どうにも対処の方法がないものとして、

 

  • 収入印紙を間違えて貼ってしまい、割り印を押してしまったもの
  • 文書から収入印紙を剥がしてしまった
  • 印紙が汚れてしまった、破損してしまった

 

こういった場合は、

収入印紙が未使用であっても、

払い戻し出来ませんので、慎重に扱いましょう。

 

まとめ

 

収入印紙、割り印について理解できたでしょうか?

 

それらの意味を理解しているか、いないかで、

仕事の仕方は随分と変わってくることでしょう。

 

何をするにも、それなりの根拠があります。

 

意味を知ると、面白いですし、

自分が任されている仕事は、

とても大事なことなんだと意識できます。

 

あなたも誇りを持って、仕事に向き合って下さいね。

 

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