障害年金はうつ病でももらえる?身体障害よりも審査が厳しいって本当?!

雑学・豆知識
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 「障害年金」

言葉くらいは知っているけれど、内容は・・・。

たいていの人はそうですよね。

 

そして年金といえば、真っ先に

老後の年金を思い浮かべることでしょう。

 

でも、年金には

「障害年金」と「遺族年金」もあります。

 

自分に関係ある年金は、老後の年金だけ。

もらえるかどうかわからないし、

国民年金を払うの嫌だわ。

なんて、よく聞きますよね。

 

その気持ち良くわかります。

 

でも、国民年金を払っていなかったとしたら、

万が一、障害年金を受給したいと思ったときに、

受け取れなくなるのです。

 

(正確には、初診日の時点での国民年金の納付状況。

初診日については、後で説明します。)

 

遺族年金だと、

亡くなった方の収入で生計を立てていた

遺族が受け取れなくなります。

 

年金を払う意味は、

老後のためだけではないと

知っておいてくださいね。

 

では、「障害年金」について

勉強していくことにしましょう。

 

言葉通り、「障害年金」は、

病気や事故による障害のために、

日常生活や仕事に

支障が出た人が受け取れる年金です。

 

では、障害があって、

日常生活・仕事に支障が出ていたら、

誰でももらえるの?

 

基本的にはそういうことになります。

 

障害の種類も、身体障害だけでなく、

心の障害も対象です。

年々増えている、うつ病も、

もちろん対象となります。

 

ただ、身体の障害とは違って、

客観的に判断しにくいのがうつ病。

 

検査などで数値化できないので、

判断が難しく、身体障害よりも、

不支給となりやすいのです。

 

 誰でもわかりやすい!障害年金を申請するときに知っておきたい知識を紹介!

 

うつ病は、発症すると克服することが難しく、

長期間にわたって日常生活に支障をきたします。

 

先の見通しが立たなくなるため、

非常に不安を抱えることになるでしょう。

 

仕事も休職に追い込まれることが多く、

収入面の不安も大きいため、

少しでも解消するために、

障害年金の申請をすることが大切です。

 

まず、障害年金の種類は二つあります。

障害基礎年金と障害厚生年金。

 

二つの違いは、

障害年金を申請する病気について、

初めて受診した初診日が、

国民年金に加入していた場合 → 障害基礎年金

厚生年金に加入していた場合 → 障害厚生年金

を請求することになります。

 

※20歳前や60歳から65歳の

年金加入していない時期の方は

障害基礎年金になります。

 

全国民が対象となるのが障害基礎年金、

会社員など厚生年金に加入していた人は

障害厚生年金ということです。

 

それぞれ、認定基準の等級が決められていて、

障害基礎年金は1級、2級(障害が重い順)

障害厚生年金は1級、2級、3級(障害が重い順)

に分けられています。

 

 

障害厚生年金の方が

手厚いと気づかれましたか?

 

そう、障害厚生年金では、

3級までもうけられているのです。

 

 

障害厚生年金では、

1級、2級ほど重度ではなくても、

受給対象となる場合があります。

 

障害厚生年金で1級、2級が認定された方は、

障害基礎年金も受給対象にもなります。

 

申請するときの大事な3つのポイントを

押さえておきましょう。

 

初診日の特定

 

初診日の特定ができなければ、

障害年金の受給はできません。

 

病歴の長い方だと、

カルテが残っていなかったりして、

受給を諦める方もいるのです。

 

初診日の加入年金によって、

障害基礎年金か障害厚生年金かが決まります。

 

初診日がわかれば、

初診日から1年6ヶ月後を「障害認定日」とし、

その時の障害の程度で

認定基準(等級)を判断するため、

初診日の特定は重要です。

 

医師による診断書

 

診断書が、受給できるかできないかを

大きく左右します。

 

うつ病本人の病状に対する認識と

医師の客観的な認識に

ずれが生じる場合があるのです。

 

しっかり主治医とコミュニケーションをとり、

ご自分の現状を正確に伝えることが重要です。

 

病歴就労等申立書

 

診断書と同様、

受給可能かどうかに関わる書類です。

発病から現状までの病状を

詳細に記載する必要があります。

 

 

障害年金を申請するための書類は、

 

  • 年金請求書
  • 年金手帳
  • 戸籍謄本などの請求者本人の生年月日を確認できるもの
  • 診断書
  • 受診状況等証明書
  • 病歴就労状況等申立書
  • 請求者本人名義の金融機関通帳
  • 印鑑

 

が必要となります。

 

申請してから受給が決定するまで、

通常3ヶ月ほどかかるため、

できる限り早く申請するのが良いでしょう。

 

障害年金の金額はシミュレーションできる?

 

障害基礎年金、障害厚生年金が

実際どのくらいもらえるのか、気になりますよね。

 

障害基礎年金については、

こちらのサイトが参考になると思います。

 

http://xn--ccty7dc67ef9d.net/kiso2.php

 

障害厚生年金は、こちらのサイトで

簡易シミュレーションができますので、

紹介しておきますね。

 

http://xn--ccty7dc67ef9d.net/simulation.php

 

障害年金の金額は

毎年(年度ごと)に変更がありますので、

要チェックですよ!

 

まとめ

 

「私はうつなんかとは無縁だわ!」

「ストレスなんて誰だって抱えているし、

そのくらいで鬱になるなんて弱い人なのね。」

 

そう思っている方、多くいることでしょう。

 

ところが、

とても元気でうつ病とは無縁

のように思われた方でもなるのです。

 

何がきっかけで

うつ病になるかは、人それぞれ。

決して人ごとではありません。

 

長い人生。

色んな困難に遭遇することでしょう。

 

何か困ったときには、必ず

あなたを支えてくれる制度があるはず。

一人で悩まずに、周囲のサポートを受けながら、

前に進んでいきましょう。

 

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