マンネリしてない?11月の挨拶文・ビジネスシーンで使える文例集!

挨拶・挨拶文
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メールやSNSの普及により、私信にて

手紙を書くことはめっきりと減りました。

 

プライベートでは

頭語や結語、挨拶文などを

使うことはあまりありませんね。

 

しかし、

ビジネスシーンでは、時候の挨拶が

いまだなくてはならない文章です。

 

手紙は、

 

  • 頭語
  • 時候の挨拶
  • 主文
  • 結びの挨拶
  • 結語

 

で構成されます。

 

頭語結語は

「こんにちは」「さようなら」

に当たる言葉です。

 

「拝啓」「敬具」や

女性なら「かしこ 」「早々」が

それにあたります。

 

頭語、結語には

正しい組み合わせがあります。

注意しましょう。

 

挨拶文は、季節や天候を手紙に加えて、

季節感などを演出します。

 

「時候の挨拶」といい、時候とは

四季折々の気候や陽気を表しています。

 

時候の挨拶には、

「〜の候」のような漢語調、

「〜のみぎり」や「〜のおり」などの

口語調があります。

 

ビジネスシーンで多く使われるのは

漢語調です。

 

時候の挨拶の後には

相手の繁栄を喜ぶ言葉、

健康の言祝ぎを続け、

手紙の書き出しとします。

 

時候の挨拶は、季節感を表すもの。

その月の気候に合わせたものを使用します。

一月中にも季節は移ろいます。

初旬、中旬、下旬でも時候の挨拶は変わります。

 

24節気を意識すると、迷わずに

時候の挨拶を選ぶことができますよ。

 

11月は文化の日や酉の市、

七五三などの行事があります。

 

そして立冬、冬になる頃です。

時候の挨拶は、「初冬」を意識すると

ふさわしいものを選べますね。

 

11月の挨拶文、まずはこれを活用!?ビジネスシーンで使える基本の文例集!

 

11月の挨拶文は「初冬をイメージ」します。

 

24節気で立冬は11月の初旬ごろ。

立冬は、朝晩の冷え込みが厳しくなり、

日中の日差しも弱まり、

木枯らしが吹き始める冬の始まりです。

 

11月の和風月名である霜月も

時候の挨拶として用いれます。

「霜月の候」は、

11月中であればいつでもOKですね。

 

その他の11月の呼び方は、

雪待ち月・神楽月や、

神無月にかけて神帰月などがあります。

 

11月初旬には、立冬があります。

立冬はその年によって日にちは変わりますが、

毎年おおよそ11月7日頃です。

 

11月中旬は小雪です。

小雪は雪がわずかに降る頃とされ、

11月22日頃がこの時期です。

 

11月は、秋が終わり、

冬の入り口に差し掛かる時期です。

そのことを意識すると迷うことなくかけますね。

 

漢語調の秋の終わりを表す時候の挨拶

(11月上旬〜小雪の頃までがふさわしい)

 

  • 晩秋の候
  • 暮秋の候
  • 冷秋の候
  • 残菊の候

 

漢語調の冬の始まりを表す時候の挨拶

(小雪から下旬にかけてがふさわしい)

 

  • 霜降の候
  • 立冬の候
  • 向寒の候
  • 初霜の候
  • 小雪の候(11月22日ごろから末まで)
  • 初冬の候

 

口語調の時候の挨拶

暦の上では冬となり

立冬は冬の始まりです。

初旬から中旬くらいまで使えます。

 

日毎冷気が加わります

冬に向かって寒さがましていく様子です。

中旬〜下旬まで

 

小春日和が続きます

小春日和は晩秋から初冬の

穏やかな晴れ間を表します。

 

 

口語調は親しい間柄の方に使うと、

親しみのこもった手紙となります。

取引先の親しい担当者などに用いると

堅苦しく感じません。

 

気の利いた11月の挨拶文を使いたい?!上級者がビジネスシーンで使う挨拶文例集!

 

季節感や天候を抑えたら、

もう一歩踏み込んで詩的な印象になる

時候の挨拶を使ってみませんか?

 

晩秋や向寒は、

11月中ならフランクに使える言葉なので

みなさんよく使われますね。

 

しかし、その他にも

しっとりとした寒さに向かう11月らしい

素敵な言葉がたくさんあります。

 

漢語調の時候の挨拶

 

  • 霜降の候(10月末から立冬まで)
  • 立冬の候(11月7日ごろから小雪まで)
  • 小雪の候(11月22日ごろから末まで)
  • 菊薫る候 11月は菊の花の時期ですので、菊に関する言葉も使えますね。
  • 菊花の候
  • 冷雨の候 冬の入り口で、日毎に気温が下がり、雨も冷たくなっていきます。
  • 時雨の候 時雨は晩秋から初冬に多い通り雨です。冬の季語です。
  • 霜寒の候 霜が降るほど寒いという意味

 

口語調の時候の挨拶

菊の香りが漂う

菊は11月の花です。

その他にも菊花展の時期‥など

菊にまつわる言葉を選んでも素敵です。

 

錦秋を迎え

紅葉の秋のことを錦秋と表現します。

紅葉の美しさが目に浮かぶような

文を考えても素敵ですね

 

日脚も短くなり

秋が深まり、日が短くなって

一段と寒さが募る様子を表せますね

 

木枯らしが吹く季節となり

秋から冬にに変わる時期に吹く木枯らしも、

季節感を表すことができますね。

 

まとめ

 

時候の挨拶は、手紙の書き出しです。

伝えたいことを直接書くのではなく、

季節や天候などの話を織り交ぜて

ワンクッションおくのは、

会話にも用いるコミュニケーションを

円滑にする方法の一つですよね。

 

時候の挨拶は、会話においての

「めっきり寒くなりましたね」や

「今日は少し暖かいですね」というような

クッションです。

 

会話でも多くのパターンがある方が、

ワンパターンにならずにすむように

時候の挨拶も決まった語だけではなく、

いくつかパターンを知っておくと便利です。

 

時候の挨拶は、

その時期にあったものを選ばないと

恥ずかしい思いをします。

 

冬なのに「夏めいてきましたね」

というようなものです。

 

時候の挨拶が少し難しいと感じるのは、

初旬にしか使えない言葉など、同じ月でも

時期がずれると使えない言葉があるから。

 

これらは、24節気を意識すると

自然と身につきますよ。

 

時候の後に続く、相手の繁栄を喜ぶ、

健康を言祝ぐ言葉も種類があるので、

合わせて調べてみると良いでしょう。

 

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