玄関やお庭、お家の中にお花があると、
パッと明るくなるものです。
お花のある生活って良いですよね。
でも、
「私、いつも枯らしてしまうから、
花を育てるのは向いてないわ」とか
「サボテンさえ、枯らしてしまうから無理」
なんて言う人もいます。
どうして上手く育たないのでしょうか?
お花が元気に育つには、
お花に合う植木鉢を選ばなければいけません。
植木鉢って、何でも良いんじゃないの?
と、思いがちですが、そんなことはないのです。
あなたがどんなお花を植えたいか、
どこにお花を置きたいか、
寄せ植えにしたいのか、
そういった色んな条件をふまえて、
どんな植木鉢が良いのか考えてみましょう。
植木鉢のサイズ、形、素材の選び方
植木鉢のサイズ、形、素材など、
どんなものがあるのか紹介してきますね。
植木鉢のサイズについて。
大きさの表し方は直径を表す「号」です。
1号が3cm、2号は6cm、3号は9cm
といったように3cm刻みになっています。
深さについて。
深さが口径よりも小さいもの→浅鉢
深さが口径の7,8割程度かまたは同じもの→普通鉢
深さが口径よりも大きいもの→深鉢
ほとんどの草花は普通鉢で育てます。
根が横に伸びるタイプは浅鉢、
根が縦に伸びるタイプは深鉢を選びます。
素材について
素焼き
表面が空気と水分を通しやすく、
水はけが良いので
根腐れしにくいのがメリット。
重たいので、大きいものだと
移動が大変かもしれません。
テラコッタ
素焼きとよく似ています。
テラコッタはイタリア語で、
「土」と「焼いた」
という単語が組み合わさったもの。
焼くときの温度が素焼きよりも
テラコッタのほうが高いため、
素焼きよりも丈夫。
洋風のオシャレな
デザインのものが多く人気です。
プラスチック
素焼きと逆で、
通気性と水はけが悪いため、
過湿に強い植物でないと根腐れしてしまいます。
軽いのがメリット。
化粧鉢(陶器の鉢)
これも通気性、排水性が良くありませんから、
植物を選ぶときに注意がいります。
色んなデザインがあって、
インテリアの一つとして選ばれることが多いです。
木製
通気性、水はけは良いのですが、
木なので腐りやすいのが難点。
見た目は、ナチュラルでかわいいので、
良く選ばれますよ。
鉢カバー
植物の購入時に入っているプラスチックのまま、
おしゃれな鉢カバーに入れるのもオススメ。
色んな種類があることがわかりましたね。
あなたは、植木鉢を
どこに置こうとイメージしていますか?
屋外か屋内かによっても、
適した植木鉢は変わってきます。
屋外に適している植木鉢
屋外に適しているのは、
テラコッタ、化粧鉢(陶器の鉢)。
紫外線や温度変化に強く、
屋外で安心して使うことが出来ます。
ただ、屋外ですので、
台風や強風で転倒することが考えられます。
割れにくい素材で、と考えるなら、
ポリプロピレン製の鉢を使うと良いでしょう。
ポリプロピレン製なら、割れにくい上に軽いため、
台風時期には容易に移動することが出来ます。
屋内に適している植木鉢
屋内に適しているのは、
大体どの素材のものでも大丈夫。
屋内のどこに飾るのかで、
植木鉢選びをすれば良いでしょう。
お部屋のインテリアに合わせた鉢を選んで、
素敵な空間を造って下さいね。
初心者も植木鉢のサイズ選びに悩まないで済む!?選び方のコツを伝授!
育ててみたいお花の苗を選んでから、
そのお花に合う植木鉢を選びましょう。
植物の種類別に、大体の目安をいうと、
観葉植物は5号から9号
多肉植物は3号から5号
花の苗一株なら4号から6号
花の寄せ植えなら10号以上
という感じになります。
あくまでも参考程度ですが。
先ほど、植木鉢の号数を説明しましたが、
苗を買うときに、苗にも号数が書かれています。
同じ号数のものを選ぶのではなく、
苗の号数より1号から2号
大きいものを選んでください。
植物の種類によって、生長の速さが違います。
生長が緩やかなものは1号大きい植木鉢、
生長が速いものは2号大きいものが良いでしょう。
選んだお花が、湿気を好むのか、
乾燥を好むのかも重要です。
湿気を好むならプラスチックのように
少々水はけが悪くても大丈夫でしょうし、
乾燥を好むのなら、
素焼きやテラコッタの方が良い
ということになります。
植え替えを行う場合は、
それまで使っていた植木鉢のサイズより
1号分大きいものを用意しましょう。
植木鉢のサイズ、見逃しがちだけど見逃しちゃダメ!?高さもちゃんと確認しよう!
植木鉢の深さによって、
浅鉢、普通鉢、深鉢があると紹介しました。
多くは普通鉢で育てられるのですが、
育てたいお花の根の張り方を知り、
そのお花に合った深さの鉢を選ぶのが良いですね。
浅鉢がよく使われる植物は、
ツツジ科の植物や盆栽です。
深鉢だと、
胡蝶蘭、ユリなどによく使われています。
果樹や花木などは深鉢になります。
選んだ植物はとっても素敵、
植木鉢もとてもオシャレ。
なのに・・・
植物と植木鉢のバランスがとれていなければ、
せっかくそれぞれが良いものでも、
見栄えが悪くなってしまいます。
そういう意味でも、
植木鉢の深さはとても重要なのですね。
まとめ
いかがでしたか?
上手に植木鉢選び出来そうですか?
植木鉢のサイズがこんなに重要だなんて、
思わなかったのではないでしょうか?
それぞれの草花の種類に適した植木鉢を使えば、
上手に育てることが出来るはず。
元気な草花を咲かせて下さいね。