生後5,6ヶ月頃から離乳食が始まりますね。
最初のうちは、ママの方も慎重に、
必ず加熱したものを与えていることと思います。
そのうち、離乳食の回数も増え、
歯も少しずつ生えて、
食べられるものも増えてくると、
そろそろ生野菜も大丈夫なのかな?
と思えてくるでしょう。
それでも、「もう食べて大丈夫!」
と、確信を持てなければ、ママとしては
なかなか赤ちゃんに食べさせる勇気が出ませんよね。
最近は特に、食物アレルギーも増えていますから、
初めてのものを与えるときは、
非常に慎重になるものです。
ここまで、順調に離乳食を進めてきたのですから、
この調子で続けていきましょう。
生野菜、いつから赤ちゃんに食べさせる?身近な野菜を食べさせ始める時期とは?
生野菜を食べ始めるタイミングについて、
説明していきましょう。
1歳~1歳半頃
大体の目安は、
1歳~1歳半頃と言われています。
ただ、赤ちゃんによって
胃腸の発達や歯の生え具合には、
個人差がありますし、
食べることに興味がある子もいれば、
そうでない子もいます。
焦ることはありませんから、
赤ちゃんの様子を見ながら、
ゆっくり進めていってください。
生野菜の食べさせ方について。
生野菜を初めて食べる赤ちゃんは、
今までとは違う味と食感に驚いて、
生野菜を嫌がったり、逆に興味津々で、
どんどん口に入れてしまったり、
様々な反応を示すことでしょう。
最初は一口だけで、徐々に量を増やし、
慣れていくようにしてください。
また、歯が生えてきたとは言っても、
一口大の大きさに切ったものだと、
ちゃんと噛まずに
そのまま飲み込んでしまう恐れがあります。
喉を詰まらせては大変。
しっかり噛むことを教えるためにも、
あまり小さく切りすぎず、
何口かに噛み分けて食べられるように、
ある程度の大きさがあるほうが安全です。
生野菜を始めたら、今までとは
うんちの様子も違ってくるでしょう。
まだ、消化機能が未熟なので、
食べたものがそのまま出てくることもあります。
下痢をしてしまったら、一旦生野菜を中止して、
調子が戻ってからまた再開するようにしましょう。
目安として1歳過ぎと言いましたが、
他の点から見たタイミングを紹介しますね。
他の点から見たタイミング
・パパやママが食べる生野菜に興味をもち始めたとき
・生の果物に慣れてきた頃
・加熱していない食品に慣れてきた頃(ヨーグルトや納豆、豆腐など)
・奥歯が生えてきた頃
こういったことがポイントとなりそうです。
そもそも、赤ちゃんには
なぜ加熱した物を与えているのか考えてみてください。
殺菌の目的、消化しやすいように、
歯茎でも潰せるように、
アレルゲンの軽減が主な理由となります。
つまり、赤ちゃん自身の抵抗力がつき、
消化機能の発達、歯の成長、
これまで食べてきた加熱野菜で
アレルギー症状が見られないことなどを
目安にすれば良いでしょう。
その目安に加えて、1歳過ぎたら
チャレンジしてみてはどうでしょうか?
食べさせやすい野菜
食べさせやすい野菜として挙げられるのは、
レタス
レタスは細長く切ってあげるのが
食べやすいでしょう。
キュウリ
キュウリはスティック状にすると
赤ちゃんが持ちやすいです。
最初の頃は皮をむいてあげたほうが
柔らかくて良いですね。
トマト
皮と種の部分は取り除いてあげましょう。
手で握れる大きさに切ってあげてください。
これらが、最初に赤ちゃんに与える生野菜の定番ですね。
わざわざ選ぶことはないかもしれませんが、
苦みの強いピーマンや、あくが強いほうれん草、
繊維の多いセロリなどは
赤ちゃんに与える生野菜として向いていません。
生野菜、いつから?が分かったら!子供が食べやすい下ごしらえ方法も学ぼう!
さて、たべやすい生野菜の
下ごしらえの方法を見ていきましょう。
野菜、調理器具、手を良く洗うこと
普段から調理するときも、
もちろん洗っていると思いますが、
ご存じのように野菜にも調理器具にも手にも、
雑菌はたくさんついています。
大人は大丈夫でも、
赤ちゃんはまだまだ抵抗力が弱いので、
いつも以上によく洗うよう気をつけてください。
赤ちゃんが食べやすい大きさにカット
先ほど説明したこととかぶりますが、
赤ちゃんが握って食べられるような
大きさにカットしましょう。
一口大よりも、細長くカットされている方が、
喉に詰めにくいです。
それでも、赤ちゃんが食べる様子は
そばで見ててあげてくださいね。
となりで、「もぐもぐ」と一緒に口を動かしながら、
よく噛むことを教えてあげましょう。
まとめ
1日3回、離乳食を準備するのは
手間がかかって大変ですよね。
早く大人と同じ物を食べられるように
なって欲しいでしょう。
1歳を過ぎ、
生野菜を食べられるようになってきたら、
離乳食もそろそろ完了期を迎える頃。
随分楽になりますよ。
少しずつ大人と同じ食事に近づいていくのは、
ママにとっても赤ちゃんにとっても、
楽しみなこと。
大人ご飯まで、あともう少し。
上手に進めていって、
野菜好きな子に育ってくれると良いですね。