ふるさと納税の確定申告をしよう!サラリーマンにいいことずくめ?!

雑学・豆知識
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人気のふるさと納税をした人も多いのでは

ないでしょうか?

 

その大きなメリットは、納税額に応じて

所得税や住民税が控除、つまり減額されることです。

 

その為には忘れずに手続きをする必要があります。

確定申告をすれば、納税分の税金が減額されますよ。

 

ふるさと納税の確定申告をすると所得税が戻る?!申告するメリットを徹底解説!

 

ふるさと納税は寄付とみなされるので、

寄附控除が使えて所得税と住民税が安くなります。

その為には、確定申告かワンストップ特例制度の

どちらかで申請しなければなりません。

 

確定申告は主に自営業の人が対象で、

1カ所の会社からお給料が出ているサラリーマンは

本来、確定申告は不要です。

 

お給料が年2千万円を超えていたり

何らかの控除をうけたりするなら

確定申告が必要になります。

 

ワンストップ特例制度

 

サラリーマンだと手続きの手間が増えるので

ふるさと納税のハードルが上がってしまいますね。

 

そこで、サラリーマンも気軽に利用してもらえるよう、

条件を満たせば確定申告無しで済むようにしたのが

この特例です。

 

特例に必要な条件

特例を使うのに必要な条件は、

 

  • 他の理由で確定申告がいらない
  • 1年に寄付した自治体が5つ以内

 

の2つです。

 

確定申告が必要なケース

 

一方、特例が使えず、確定申告をしなければ

ならないのは下記のケースです。

 

  • 自営業
  • 不動産収入がある
  • 給与所得が年2千万円以上
  • 20万円以上の給与所得を複数の会社からもらっている
  • 給与所得が1社からでも副業収入が20万円以上
  • 医療費控除、住宅ローン控除などを使う
  • ワンストップ特例を申請し損ねた
  • 1年に寄付した自治体が6つ以上

 

確定申告をすれば、寄付金額から

2,000円引いた金額が所得税・住民税から

控除されます。

 

ただし、控除される金額には上限があります。

この上限は収入や家族構成によって決まるので、

人によって上限額が違います。

 

所得税からの控除額

 

=(合計寄付金額-2,000円)

×所得税率(0~45%)

 

ただし、実際の所得税率は令和19年までの間は

復興特別所得税として、

所得税率×1.021%になります。

 

住民税からの控除額

 

①住民税からの控除額(基本分)=

(合計寄付金額-2,000円)×10%

 

寄付上限額が6万円なら、6万円から2,000円引いた

5万8,000円をふるさと納税に使うと、

住民税から5,800円の控除を受けられます。

 

②住民税からの控除額(特例分)=

(合計寄付金額-2,000円)

×(90%-所得税率×1.021)

 

住民税の控除の特例分が住民税所得割額の

20%未満の場合は2つ目の計算になります。

 

あなたの状況によっても返ってくる額が違うので

具体的な金額は住んでいる市区町村に

問い合わせてみてくださいね。

 

ふるさと納税の確定申告で所得税を控除したいなら!書類は抜かりなく書こう!

 

確定申告に必要な書類

 

確定申告をする時は下記の書類を用意しましょう。

 

寄付金受領証明書

寄付した自治体から送られてきます。

その年の全ての証明書が必要なので、

無くさないように保管しておきましょう。

 

源泉徴収票

 

還付金を振り込んでもらう口座情報

本人名義の口座が必要です。

 

印鑑

ゴム印は使えません。

 

マイナンバーカード(マイナンバーの確認書類)

マイナンバーカードがなければ、

マイナンバーを確認できる書類と

本人確認書類で代用できます。

 

マイナンバーの確認書類というのは通知カードか、

住民票の写し、又はマイナンバーが載っている

住民票記載事項証明書等です。

 

それと、マイナンバーの持ち主と証明できる

運転免許証か、保険証、パスポート等の

どれか1つがあればOK。

 

確定申告書等作成

 

書類が揃ったら、国税庁のサイトから

確定申告書等作成コーナーに入って

申告書を作ります。

 

まずは「作成開始」、次に

「印刷して書面提出する」をクリックします。

利用規約などを確認して「利用規約に同意して次へ」

に進みます。

その年の申告書の作成の中の「所得税」をクリックし、

「給与・年金の方」に進みます。

もし他の所得があれば

「左記以外の所得のある方」に進みます。

 

誕生日などのあなたの情報や所得の種類、

年末調整の状況などを入力し、

控除の選択で「寄附金控除」にチェックします。

 

その後、源泉徴収票を見て支払金額、

所得控除の額の合計額、源泉徴収税額、

支払者情報を打ち込みます。

 

もし扶養親族や住宅借入金特別控除に該当するなら、

該当項目に記入します。

 

ここまで入力したら内容確認画面から、

「寄附金控除」に進み、証明書を基に

寄附年月日や金額、寄附先などを打ち込みます。

複数回寄附したなら、それぞれ記載が必要です。

その後、内容と控除額を確認して進みます。

 

次に還付金の振り込み先の口座情報を入力します。

最後にあなたの名前や連絡先、住所、

あなたと家族のマイナンバーなどを入れれば完了です。

 

作成途中でわからなくなっても、

一旦保存して中断することもできますよ。

 

確定申告書の提出

 

申告書ができたら、税務署に持ち込むか、

郵送、又はe-Taxで提出します。

確定申告をしてから1〜2ヶ月後に

所得税が返ってきます。

その後、住民税からも減額されますよ。

 

まとめ

 

確定申告は難しそうに見えますが、

書類さえ揃っていれば、それに沿って

入力して提出するだけなので、意外と簡単ですよ。

 

ふるさと納税をしても申請しないと

税金が減額されないので、年明けの2~3月頃には

確定申告を忘れないように注意してくださいね。

 

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