離婚調停を開こうと思ったら、一人で手続きや
交渉が上手くできるのか心配になりますね。
弁護士に依頼すれば、費用はかかりますが
調停を有利にすることができ、
手続きの手間や精神的な負担を減らすことができます。
書類の準備や離婚調停前から終わった後までの
アドバイス、調停への同行、
調停以外での相手との連絡などを
弁護士に代行してもらう事ができます。
離婚調停は弁護士に任せるべき!?依頼したらこんな援助をしてもらえる!
弁護士に依頼すると、具体的にどんなサポートを
してもらえるのかをご紹介します。
素人には面倒な書類の準備
離婚調停をするには、調停申立書や
その他必要な書類を提出しなければなりません。
それらの書類の書式の入手から、記入、
裁判所への提出までまとめてお任せできます。
もちろん記入内容の推敲もしてもらえますし、
必要な証拠のコピーもしてもらえます。
戸籍謄本などの取り寄せも代行してもらえますが、
あなたが自分で行った方が早ければ
そうすることもあるようです。
また年金分割をしたい時の情報通知書や、
所得証明書の入手は本人が手続きした方が
スムーズなので、通常代行はしていないようです。
離婚調停中のアドバイス
離婚調停ではあなたの希望や、その理由になる
事実を調停委員に理解してもらえるよう、
わかりやすく伝える必要があります。
しかし、感情的になって言い争いになってしまう
こともあり、冷静に伝えるのは難しいです。
そこで、弁護士がついていれば
論理的に伝えやすくなります。
相手から反論されることも十分考えられるので、
予めそれを予想して話す順序や内容を
準備しておくことができます。
言いたいことをきちんと伝えられるか
心配なケースや、争いが激化している状況なら、
弁護士に頼む方が安心です。
また、よくわからないままに不利な条件を
認めてしまうことも防ぐことができます。
離婚調停はほとんどの人が初めての経験で、
わからないことだらけです。
弁護士は経験も豊富で、過去の判例や
法律についても知識を持っています。
何をどうするのが良いかわからないまま、
あなた一人で考えて話すよりも、弁護士に
頼った方が離婚調停を有利にすることができます。
弁護士にもよりますが、
精神的に不安定になっているあなたを
励ましてくれたり、不安な感情をくみとって
サポートしてくれたりすることもありますよ。
調停に一緒に参加してくれる
調停に一緒に参加してくれることで、
離婚したい意志の強さを調停委員に
行動で示すことができます。
また、弁護士は法律のプロなので、
弁護士がいることで調停委員の態度が
明らかに変わることもあるようです。
あなたが自分で話すのが苦手だったり、
相手が口の達者な人だったりしたら
弁護士に代わりに話してもらうのもありですね。
調停以外での相手との連絡や他の手続きのアドバイス
調停でのやり取り以外にも、
相手と連絡を取らないといけない時に、
弁護士を通して対応が可能です。
また、DV保護や資産の仮差し押さえなど
離婚調停以外でもやるべき手続きがあれば、
教えてくれることがあります。
あなたの知らない手続きがあるかもしれないので
専門家に頼むメリットの一つと言えますね。
審判や裁判でもサポートを受けられる
調停が不成立になったら、審判や
離婚裁判をすることになります。
そうなると、調停以上に専門知識が
求められるので、弁護士がいる方が
はるかに有利になります。
調停が成立した後のサポート
調停が成立したら調停証書を作成します。
しかし、調停条項を見ても専門用語が多くて
よくわからないこともあります。
弁護士がいればその意味やリスクを
説明してもらえて、問題点や必要事項の
漏れがあれば指摘してくれます。
さらに、問題点の変更や不足事項の追加などの
交渉も頼めます。
もし不動産登記に関連する調停条項があれば、
内容に問題がないか司法書士に
確認をとってくれますよ。
また、調停が成立したら調停調書謄本を
申請して発行してもらう必要があり、
この手続きも代行してもらえます。
この書類は離婚届の提出時に必要となります。
また、健康保険の変更手続きの書類受け渡しや、
請求したお金の受け取りも代理を頼めます。
調停後の一定期間であれば、調停条項が
守られない時に対応してくれることもあります。
何としても離婚したい場合や、
親権を絶対に渡したくない場合、
慰謝料を取りたい場合などは
弁護士に頼む方が良いでしょう。
また、不倫やDVの有無などについて
あなたと相手の主張が食い違っている時も、
法律的知識や経験が必要になるので
弁護士をつけることをおすすめします。
他にも、すぐにでも再婚したい時や、
遺産相続をさせたくないのに病状が悪い時など、
急いでいるケースも弁護士に依頼するのが良いでしょう。
手続きがスムーズで、必要書類の不備による
時間の浪費も避けられます。
弁護士による一般的なサポート内容をご紹介しましたが
細かくは弁護士によってどこまでやるか違ってきます。
依頼する時に詳しく確認しておきましょう。
慌てる前に知っておこう!離婚調停に行ったら弁護士が相手の隣にいた!どうする?
離婚調停で弁護士をつける人の割合は
増加傾向にあり、調停に行ったら相手側に
弁護士がいたという事も十分あり得ます。
相手が弁護士をつけたら、こちらもつけないと
いけないのかというと、実はそうでもありません。
離婚調停の成立には両者の合意が必要なので、
弁護士がついていてどんな条件を出されても、
あなたが納得できないなら合意する必要はありません。
ただ、弁護士は法律のプロであり、
知識も経験も豊富です。
あなた自身に専門的な知識や経験がない限り、
不利な結果になってしまう可能性がとても高いです。
よほどの自信がない限りは、
相手が弁護士を頼っているなら
あなたも弁護士をつけるのが良いでしょう。
まとめ
離婚調停をするなら、弁護士がついていた方が
かなり有利になり、一人で臨むよりは精神的にも
大きな支えになるでしょう。
ただ、もちろん弁護士に依頼するとお金もかかるので、
あなたの離婚への意志や外せない条件、
あなたの状況にあわせて検討しましょう。