最近は低金利が続いているので、
住宅ローンの金利が気になっている
人も多いのではないでしょうか?
同じ銀行の住宅ローンなのに、
契約した時よりも金利が下がっているなら
借り換えたいと思ってしまいますね。
他の銀行で
また手続きをするのは面倒だから、
できれば同じ銀行で済ませたいと
思う人も多いでしょう。
しかし、利用者が好きな時に借り換えて
低金利で融資することになれば、
銀行としては損になるので、
原則的に同じ銀行での
住宅ローンの借り換えはできません。
ただ、実は他の商品であれば
同じ銀行でも借り換えられることがあります。
住宅ローンの借り換えが同じ銀行内でできた?!交渉前に知りたい基礎知識とは?
同じ銀行で住宅ローンの商品が複数あれば、
別の商品に借り換えができることがあります。
この借り換えの可否は銀行によっても違うので、
利用している銀行に確認する必要があります。
ただ、同じ銀行での手続きでも、
新たに審査や書類の用意、
契約書の記入などの手間がかかります。
また、事務手数料や印紙税も必要になります。
別の銀行の住宅ローンに借り換えるのと
同様の手続きが必要なので、わざわざ
同じ銀行で借り換えるメリットは感じられませんね。
この他には同じ銀行で借り換える手段は
ありませんが、また別のやり方で
金利を下げることはできます。
金利タイプを変える
一つ目の方法は、金利タイプを変えることです。
あなたの住宅ローンの金利タイプによっては、
他のタイプに変更できることがあるのです。
例えば、変動金利型であれば、いつでも
固定金利期間選択型に変えられます。
または、固定金利期間選択型なら
その期間が終われば変動金利型に変えられます。
中には期間終了前でも、手数料を払えば
変動金利型に変えてくれるところもあります。
これはネット銀行に多いようですね。
ただし、全期間固定金利だと
途中での変更はできないので注意しましょう。
借り換えとなると、手続きに
早くても1ヶ月半はかかりますし、
頭金などで数十万円
必要になることが多いです。
しかし、金利タイプ変更なら、
借り換えよりも手間もお金もかからず、
比較的簡単に金利を下げることができますよ。
金利の引き下げ交渉
二つ目の方法は、銀行への金利の引き下げ交渉です。
本来は一般の利用客にはハードルが高いのですが、
最近は競争が激しく、借り換える人も増えてきたので
交渉に応じてくれることも増えているようです。
交渉内容としては、金利の低い他行に
借り換えを検討しているが、
ここでも金利を下げてもらえないか?
ということを伝えます。
金利を下げてくれないなら他の銀行に換える!
と主張するという事ですね。
あらかじめ低金利の他の銀行を探しておいて、
事前審査をしておくと交渉がやりやすくなります。
その審査結果などの書類をもとに交渉をすれば、
他行への借り換えに現実味を持たせることができ、
交渉が上手くいきやすいです。
特に、その銀行とライバル関係にある銀行の
書類を用意すると有力です。
ただし、まずは他の銀行の審査に通ることが前提です。
過去に返済を滞納したことがあるなど
信用情報に問題があると審査が通りにくいです。
また、収入が下がっている時や、
転職などで勤続年数が短い時にも難しくなります。
金利引き下げの交渉をするとあなたの返済能力などを
改めて審査されることになるので、
他行で審査に落ちてしまうのであれば
そもそもこの交渉は難しいかもしれません。
また、同時にあちこちの銀行に申請することで、
あなたの信用情報に悪影響を与える恐れがあります。
今後の借り入れの申し込みで厳しい目で
見られてしまうリスクがあるので、
他の銀行に審査を申し込むかどうかは
よく考えてから実行しましょう。
他に審査を申し込まないとしても、
他行の商品や金利などは調べて把握しておきましょう。
交渉であまりに見当はずれな数字を言ってしまうと
相手にしてもらえなくなってしまいます。
住宅ローンの借り換えを考えたら!銀行に行く前にシミュレーションをするべき?!
住宅ローンの借り換えを検討するなら、
いきなり銀行に相談にいかずに、
まずはシミュレーションをしてみましょう。
金利タイプを変えたらどうなるのか、
また、他の銀行に借り換えるとどうなるのかを
シミュレーションして比較すると良いですよ。
それぞれの銀行ごとに
HPでシミュレーションもできますが、
複数の銀行で比較するなら
比較サイトを利用すると便利です。
シミュレーションの際は
諸費用がどこまで含まれているかを
よく確認しておきましょう。
手数料が計算に入っていなくて、
実際には、予想していた以上に費用が掛かる
という事もあり得るので注意が必要です。
また、団体信用生命保険の掛け金や内容も
しっかり確認しておきましょう。
仮に契約者が死亡した時に
ローンが完済される保険で、
銀行によって、指定があるケースと
各自で加入するケースがあります。
また、他行への借り換えも検討する場合、
実際に借り換えをするには諸経費がかかります。
その為、金利が1%以上は下がっていないと
実際には諸経費と相殺されて
返済額があまり変わらないかもしれません。
今のローンの金利よりも
1%以上低いものの中で検討しましょう。
まとめ
同じ銀行でも住宅ローンを借り換えられる
手段はありますが、あまりメリットはありません。
代わりに金利タイプの変更や交渉で
金利を下げる方が良さそうですね。
他行への借り換えも含めて
シミュレーションしてみて
幅広い選択肢の中から、最も
あなたに合ったやり方を選びましょう。