庭木の種類、植えるなら低木が良い?!どんな木がいいかも知りたい!

花・植物
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庭木は長く育てることになるので、

どんな木を選ぶべきなのか迷ってしまいますね。

 

庭木には様々な種類がありますが、

お手入れが簡単な低木がおすすめですよ。

 

庭木にするならこの種類がおすすめ!大きくなりすぎない、手入れも楽な低木5種!

 

低木は高さ3m以下の樹木のことで、

小さいので剪定作業が簡単です。

また、成長速度が遅いものが多く、

こまめに手入れをする必要がないので管理も楽です。

 

特に常緑樹だと1年中緑が茂っていて、

落ち葉が少ないので

落葉樹よりも掃除が楽になります。

 

そんな庭木の中でも、手入れが簡単な

おすすめを5種類ご紹介します。

 

ヒイラギナンテン

 

葉や果実ナンテンに似ていて、

トゲがあるところはヒイラギに似ているので、

この名前が付いたと言われています。

 

常緑樹で、春に黄色い小さな花を咲かせ、

その後小さな果実をつけます。

果実の色は初夏から秋にかけて、

青から赤に変わっていきます。

残念ながら実は酸っぱいので食べられませんよ。

 

日陰でも育ち、枝や葉が増えすぎないので

基本的にお手入れが簡単です。

 

ただ、何年も育てていると地中で分かれた

幹が地上に出てきます。

大きくなってきたと思ったら、

邪魔な部分の枝や幹を根元から切って

小さくすることができます。

 

中でも、マホニアコンフェーサという種類は

成長した後でも1mほどと小さめで、

葉にトゲもないので特に人気があります。

 

ヒイラギナンテンとは|育て方がわかる植物図鑑|みんなの趣味の園芸(NHK出版)
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アオキ

 

葉も枝も緑色なので、アオキという名前が

ついています。比較的枝葉は少なめの木で、

最初のうちは剪定がほぼ不要です。

放っておいても半円状にまとまって

育ってくれるので楽ですね。

 

明るい日陰を好む半陰樹と呼ばれる種類の木で、

日陰で育てられますよ。

庭に植えるなら、根付いた後はほとんど

水やりも不要で、肥料をやらなくても育ちます。

 

成長しても高さは2mくらいです。

大きく育ってきて葉が増えすぎたと思ったら、

剪定しましょう。

春になったら古い葉が自然に落ちてきて、

6月頃に花芽ができるので、

4~5月に剪定すると良いでしょう。

 

邪魔な幹や古い幹を根元から切って間引きすると、

花や実に影響がないので失敗しにくいですよ。

 

アオキとは|育て方がわかる植物図鑑|みんなの趣味の園芸(NHK出版)
アオキは常緑性で、しかも耐寒性が強いため、寒い地域では冬の庭を彩る貴重な樹種です。さらに冬には赤くつやのある美しい果実をつけますが、雌花をつける雌株と雄花をつける雄株とに分かれる雌雄異株なので、果実は雌株のみに実ります。花は目立たず、観賞の...

 

ヤツデ

 

ヤツデは指が8本ある手のような形の葉っぱから

ヤツデと名付けられ、玄関に置くと人を招く、

千客万来など縁起の良い植物とされています。

 

病気に強く、水やりもそれほど

必要ではないので、育てやすい植物です。

 

半日陰などのジメジメした環境を好むので、

日陰でも育てられます。

 

剪定は一般的な庭木よりも少なく、

3年に1回程で十分です。

葉が大きいので、古い葉を取り除くと

スッキリします。手で折って取れますよ。

 

枝が多くなってきたら、枝を根から

3分の1くらいの高さで切る切り戻しや、

根元から切る間引き剪定をしても良いですね。

 

ヤツデの葉や根、果実には毒が含まれているので、

子どもやペットのいる家庭では注意しましょう。

誤って口に入れると腹痛、下痢、嘔吐などの

症状が出る可能性があります。

 

乾燥させて咳止め薬にしたり、

昔は殺虫剤にも使われたりしていましたよ。

 

ヤツデとは|育て方がわかる植物図鑑|みんなの趣味の園芸(NHK出版)
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ハイビャクシン

 

常緑の針葉樹で、地面を這うように育つので、

地面を覆うグランドカバーとして人気です。

 

暑さや寒さに強く、若干乾燥を好む

育てやすい低木です。

特に、日本原産で日本の環境に適した

ミヤマビャクシンや、丈夫なブルーパシフィック、

グラウカなどが育てやすいですよ。

 

高さは40cm程度までで、横に伸びていきます。

稀に上に伸びてくる部分や、

横に伸びすぎた部分を切るだけで良いですよ。

 

庭のゾーニングや

隙間を埋めるのに役立ちますし、

雑草が生えてくるのを防ぐこともできます。

 

森の樹木図鑑 ハイビャクシン |きこりんの森
樹木についての知識がたっぷり「森の樹木図鑑」ハイビャクシンのページ。住友林業のキャラクター「きこりん」の公式サイト。森や木のことなら『きこりんの森』へ。

 

アジサイ

 

梅雨に綺麗な花を咲かせるなじみ深いアジサイは、

初心者でも育てやすい低木です。

アジサイには原種のガクアジサイや、

一般的な手毬型のホンアジサイ、

ヨーロッパやアメリカで品種改良された

ハイドランジアなどの種類があります。

 

日陰でもそれなりに育ちますが、

日向の方が花がつきやすいようです。

 

寒さに比較的強いですが、乾燥には弱いので

夏に土が乾いていたら水をやりましょう。

 

大きくなってきたら、花芽以外なら

かなりコンパクトにカットできます。

 

花芽は秋に伸びた枝の先端にできるので、

剪定が遅いと花芽も切り落としてしまう

可能性があります。花が咲き終わったら、

早めに剪定した方が良いですね。

 

アナベルなどの種類のアジサイなら、

春に伸びた枝に花芽ができるので、

春までに剪定すれば間に合います。

 

アジサイ(ハイドランジア)とは|育て方がわかる植物図鑑|みんなの趣味の園芸(NHK出版)
アジサイは、世界で広く親しまれている日本産の落葉低木で、梅雨どきに咲く代表的な花木です。丈夫で育てやすく、乾燥しないように気をつければ鉢植えでも庭植えでも容易に栽培することができます。アジサイの名は、広義には、アジサイ属(ハイドランジア属)...

 

庭木、低木以外にはどんな種類がある?庭木の代表格を一覧でご紹介します!

 

庭木は低木以外には高木と中木があります。

高木は高さ5~10mの樹木でシンボルツリーとして

植えられることも多いです。

 

中木は高さ3~10mの樹木で、

何本か横に並べることで生垣になります。

よい香りの花を咲かせる木も多いです。

 

代表的な庭木をそれぞれご紹介します。

 

高木

 

ユリノキ、ハナウメ、ロドレイア、

アメリカデイゴ、イチジク、ナツメ、

ヤマモモビワなど

 

中木

 

マサキ、サザンカ、キンモクセイ、

モクレン、サルスベリ、モッコクなど

 

まとめ

 

低木はお手入れが簡単なものが多く、

高さがないので剪定が簡単で、

業者に頼む必要がないので費用も抑えられますね。

 

庭の作りや植える場所によって中木や高木と

組み合わせて植えるのもおすすめです。

あなたの家にぴったりの庭木を選んで、

素敵な庭を作りましょう。

 

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