編み物というと、
棒針やかぎ針を使って、地道に
コツコツ編んでいくものを想像しますね。
編み図を見ながら、
ここは目を増やして、
ここは減らして、
この目とこの目を交差して・・と
初めてさんには、少し
「ややこしい」と感じることもしばしば。
小さな子供では楽しめません。
しかし、自分の手と毛糸だけで
簡単に編み物ができるんですよ。
毛糸を指に絡めて編んでいくので、
小さなお子さんでも
簡単に編み物を楽しめます。
できあがりの編み目が大きくて、
ざっくりと編んだ感じが
とっても可愛いんです。
子どもと楽しむことで
楽しい時間を共有できますね。
そして、手先をつかうことで
脳のトレーニングにもなります。
できあがったときに感じる、
達成感や満足感、そして
成功体験はこどもに
とても良い影響をあたえます。
さらに集中力を高めるためにも
役立ちますね。
大人にも編み物は良い効果をあたえます。
編み物は単純作業を繰り返すので、
気持ちが落ち着き、ストレスの軽減に
一役買ってくれます。
でも、指を使って編むため
できあがるまで手が使えなくなります。
簡単ですぐにできるとはいっても
小さな子では集中力が続きません。
道具を使わないことが人気の秘訣ですが、
子どもと一緒に楽しむなら、
道具を使ったほうが良いですね。
手袋を使う方法もありますが、
牛乳パックやペットボトルを使って
「織機」を作ることで、
より簡単に編み物ができます。
織機の作り方も簡単ですよ。
牛乳パックを使った織機
こちらはペットボトル
これは、リリアンと同じく
袋状に編んでいく器具です。
シンプルな構造ですが、
簡単に編み物ができるので
小さなお子さんでも
楽しく素敵な作品ができますよ。
指あみのマフラーは小さな子供にも作れる?!基本の編み方をマスターしよう!
指あみ 編み方の基本
動画でも分かる通り、
指編みは、糸を引っ張って、外す、
という簡単な動作の繰り返しです。
この、
- 糸をつまむ、
- 引っ張る、
- 棒から外す、
という作業は
手指の機能に良い影響をあたえます。
作業療法士さんが推奨する
リハビリ訓練の一つに組み入れられるくらい、
脳への良い刺激なんですよ。
リハビリの現場で使われるのは
スプールウィーピングという器具で、
牛乳パック織機も同じ原理で作られています。
ぬいぐるみのマフラーなら
小一時間ででき上がるので、
未就学児でも、集中力を
途切れさせることなくできるんです。
毛糸の色や素材によって
同じマフラーでも表情が変わり、
たくさん作っても飽きません。
上級者さんになると
編みぐるみまでできるというから、
驚きですよね。
リリアン編みなので、
できあがっていく過程が
目に見えるのも
楽しく続けられる理由の一つですね。
牛乳パックを使った織機
基本的な編み方
1 | 糸の始めは輪にして結ぶ。 |
2 | 牛乳パックの織り機に付けた棒の部分に輪をかけ、左回りに一つ置きに糸を通していきます。 |
3 | 編み始めまできたら、今度は糸のかけ方を逆にして、棒の部分をぐるりと糸で囲むようにします。これであみはじめの基本の形になります。 |
4 | あとは、糸を棒の部分にかけたら、棒の下の糸を棒から外す、という作業を繰り返します。 |
5 | マフラーに足る長さになったら、20センチくらい残して糸を切り、棒に掛かっている糸の下から、糸を通し、棒から外します。 |
6 | 最後は、糸をギュッと引っ張ると巾着状に入り口を絞ってできあがりです。 |
基本の編み方がわかったらマフラー作りにチャレンジ!簡単な編み方をご紹介!
牛乳パック織り機を作って
糸を用意したら早速編み始めましょう。
編み始めると夢中になるので、
感覚的にはあっという間にできあがりますよ。
編み終わりに
ポンポンをつけると可愛いですよ。
ポンポンの作り方。
糸を途中で変えたり、
ふわふわもこもこな毛糸を使ったり、
マーブル模様の毛糸を使ったり・・、
毛糸によっても
違う表情のマフラーができあがるので
たくさん作ってくださいね。
また、牛乳パックではなく、
トイレットペーパーの芯を使って
織り機を作ると
もっと細いマフラーができます。
それを三本作り、三つ編みにした
マフラーも可愛いですよ。
こちらは五つ編みの方法
まとめ
最近は毛糸の種類が豊富です。
フワモコ毛糸やモール毛糸など、
毛玉の状態でも
可愛いものがたくさんあります。
毛糸を変えるだけで、
同じ編み方でも、
全然違う作品になるのが
編み物の面白いところですね。
初めて挑戦する時には、
フワモコ毛糸よりも、シンプルな
糸自体に加工がないものの方がやりやすいです。
お子さんと楽しむとき、
お子さんは、引っ張る糸が
わからなくなってしまうことが多いので、
シンプルな毛糸の方が、
目視しやすく間違いにくいですよ。
初めてにおすすめなのは、
さまざまな色がついている
マーブル模様の毛糸や、
普通の綺麗な色の毛糸など、
毛糸自体に加工が入っていない毛糸です。
お気に入りの色を見つけて編みましょう。
編み始めと編み終わりは、
ポンポンだけではなく、
繋いでスヌードにしたり、
かぎ針でお花を作って
止めたりしても可愛いですね。
また、太い糸でザクザク編める
「腕編み」という方法もあります。
こちらはざっくりとした編み目で編むので、
指あみよりもさらにはやくできあがります。
気になる人はチェックしてみてくださいね。
指編みは
基本の編み方さえマスターすれば
本当に簡単に作品を作ることができます。
小さなお子さんでも
楽しんで編み物をすることができるので
とてもおすすめですよ。
指先を使うことで、
脳にも良い刺激が与えられます。
手指は「第二の脳」と呼ばれるくらいに
脳に活発な刺激を与え、
脳の機能を成長させてくれます。
指先を使うことで
思考力や記憶力も鍛えられます。
指あみには糸を引っ張る、
ひっかける、くぐらすなど
繊細な動きが必要です。
指先を使った遊びとしては
とても良いものです。
さらには、編み物に没頭することで、
集中力や観察力も鍛えられますね。
楽しく、子どもに良い影響を与える「指あみ」。
ぜひ、お子さんと楽しんでください!