関東エリア・・東京近辺で
花粉を飛ばす可能性がある植物は、
杉とハンノキ、そしてヒノキです。
杉はほぼ年中飛んでいるといっても
過言ではありません。
盛夏の8月を除いてずっと飛んでいます。
スギ花粉のピークは2月から。
1月は徐々に増えてくる時期に当たるので、
この時期からきちんと対策を練っておくと
良いですね。
1月下旬から増えてくるのは、
スギのほかには
ハンノキ属、ヒノキ科の植物です。
東京なのにどうして花粉が飛ぶのでしょうか?
実は東京に飛来する花粉の多くは
多摩地域から飛来しているんだそう。
スギ花粉は数十キロ先まで飛ぶことができ、
しかも人工的に植えられているので
どうしても密集して生え、
時期になると大量の花粉を飛ばします。
スギの子孫繁栄のための行動なので
仕方がありませんが、
鼻水、鼻づまり、くしゃみ、
目の痛みかゆみなどはとても辛いですよね。
東京に飛来するの多くは多摩方向からです。
多摩は東京の西側に当たります。
西からの強い風が拭くときには、
花粉症対策を万全にしてくださいね。
寒い時期なのにどうして?1月に花粉を飛ばす可能性がある植物はこれ!
花粉症というと
春先を思い浮かぶ人が多いですよね。
しかし、寒い1月も花粉は飛来します。
1月は暦上は大寒を経て立春に向かう時期です。
そう、春に向かっていく月なんですね。
1月の中旬、大寒を過ぎたあたりから
日差しにほのかな春を感じることが多くなります。
杉の開花時期は2月から4月。
風媒花の杉はたくさんの花粉を飛ばすことで
種の保存を行います。
2月には開花し始めるので、
1月下旬ごろに暖かい日が続くと
早く咲いた花から花粉が飛んで来ます。
一日の平均気温が10度くらいになると
飛び始め、2月下旬から3月にピークを迎えます。
ヒノキ科の樹木もまた、
1月下旬から花粉を飛ばします。
ヒノキも人工的に植林された樹木です。
ヒノキは高級建材として高値で
取引されたため、植林も盛んでした。
ヒノキも杉と同じく風媒花で
飛ぶ距離も杉と代わりありません。
しかも、杉アレルギーを発症すると
ヒノキにもアレルギー反応が出てしまうので、
大変ですね。
花が咲くのは3月からですが、
1月から徐々に飛来し始めます。
あまり知られてはいませんが、落葉樹の
ハンノキも1月から花粉を飛ばし始めます。
ピークは3月から4月ですが、
1月にくしゃみ鼻水に加え、
喉がイガイガするなどの症状があるなら、
それはハンノキ花粉かもしれません。
ハンノキ花粉は口腔アレルギー症候群を
起こすことでも知られています。
ハンノキ花粉に含まれる
アレルギーを引き起こすタンパク質と、
桃やリンゴのアレルギーを引き起こす
たんぱく質とよく似ていることから生じます。
そのため、ハンノキ花粉で
喉や口の中がイガイガする、
かゆくなるなどの症状が出てしまうのです。
マズいと思ったら即行動すべし?1月に花粉症っぽい症状が出たらすべきことは?
花粉症の対策というとマスク、うがい!
とすぐ思い浮かべますね。
酷い症状がある人はゴーグルも着用しています。
マスクもうがいも花粉症対策としては有効です。
外に出るときはマスクを着用、
帰ってきたらすぐにうがい、さらに
洗顔も合わせて行うと顔に付着した花粉が取れます。
マスクは花粉を三分の一から
六分の一まで減らすことができ、
花症状を軽減させる効果があります。
但し、風の強い日はあまり効果が
発揮できないので過信は禁物です!
眼鏡をかけると目に入る花粉は
半分ほどに減らすことができます。
服装は、ウールなど毛足の長いものではなく、
ポリエステルなどの化学繊維や
表面がツルツルに加工された綿が
花粉が付着しづらいのでおすすめです。
また、顔、頭部は外気に多く晒していますので、
帽子を被る、帰ったら洗顔、そして、
着ていた服は着替えてブラシをかけるなど
室内に花粉を持ち込まない対策をしましょう。
こまめな掃除はもちろん
空気清浄機などの導入も良いですね。
花粉を追い出す目的での換気は逆効果なので、
花粉のピークの時期はできるだけ
窓を開けないようにしたいところです。
どうしても窓を開けたい時には、
10センチほどを開けるだけに止めることで、
花粉の侵入を最低限に止めます。
また、先回っての
医薬品の摂取も予防に効果的です。
症状が出ない、または軽いうちに
初期療法を試みるとアレルギー反応が
軽減できます。まずは医師に確認を!
アレルギーの症状は
体調管理によって軽減されます。
規則正しい生活リズム、
ストレスの少ない生活、
適度な運動は免疫のバランスを整えます。
また、お酒やタバコも控えた方が良いですよ。
花粉は次のような時に多く飛散します。
- 天気が晴れまたは曇りの日
- 最高気温が高い日
- 湿度が低い日
- やや強い南風がふき、その後北風に変化する日
- 前日が雨の日
こんな日は花粉情報をチェックして、
万全な対策をしましょう。
まとめ
花粉症は放置していても治りません。
「ヨーグルトを食べれば大丈夫!」
「アロマテラピーで症状が軽減する!」
などの民間療法は科学的な根拠がなく、
しっかりとした効果があるかはわかりません。
民間療法に頼るのではなく、
きちんと医療機関を受診し、
自分のアレルギーと向き合いましょう。
花粉症、特に鼻疾患は放置すればするほど
症状が悪化することが多いですので、
早め早めの受診をおすすめします。
特にピークになる前から症状が出ているなら要注意!
症状が軽いうちに受診することで、
花粉ピークの時の症状の軽減が期待されます。
辛い春にしたくないなら、
早めに医療機関に受診しましょう!