1月のお手紙が書き出せない!季語を織り込んだ挨拶の文例をご紹介!

挨拶・挨拶文
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季節感を相手に伝えるために添える

時候の挨拶は、季語を用いたものを使うと

うまく書き出せます。

 

季語、というと俳句を連想させるため、

「ちょっと難しいそう」と感じるかもしれません。

 

しかし、季語を使うと、表現力が高まり、

印象的な手紙を書くことができます。

それに、季語は難しくありません。

 

基本的には、自分が季節を感じたことを

そのまま文に起こせばいいんですよ。

 

1月の季語は「お正月」「門松」などの

お正月に関すること。

小寒や大寒など24節気上の季節に倣ったもの。

 

樹氷や風花、氷晶など雪に関することなど

たくさんの種類があるので、自分で

アレンジすると素敵なお手紙になりますね。

 

時候の挨拶は〜の候など堅苦しく感じますよね。

しかし、候は季節を表す言葉。

 

砕いた言い方をすると、大寒の候は

「大寒の季節になったけど、元気?」

という意味なので、あまり深く考えずに

季節にあった言葉を使って手紙を書いてみましょう。

 

1月の季語を織り込んで書ける!ビジネスシーン向けの挨拶文例・10選

 

1月の季語にはお正月に関するものが

使えるのでいいですね。

ただし、お正月に関するものは上旬まで、

と考えていた方がいいです。

 

中旬、下旬になると季節外れ感が否ませんし、

「まだお正月気分が抜けてないの?」

というように捉えられることもあるので

お勧めしません。

 

1月上旬

 

上旬に使える季語にはお正月を表す

「新春」「迎春」「初春」

季節を表す「小寒」「仲冬」、

気候を表すなら「初空」「初晴」などが

お正月の華やかさを伝える時候の挨拶です。

 

・新春の候 貴殿におかれましてはご清栄のこととお喜び申し上げます。

・仲冬の候 平素よりお力添えを賜り、ありがとうございます。

・初空の候 〇〇様におかれましてはますますご壮健にてご活躍のこととお喜び申し上げます。

 

1月中旬

 

中旬には寒さを表す

「寒冷」や「降雪」を用いると良いでしょう。

 

・寒冷の候 平素よりご厚情を賜りなどをことにありがとうございます。

・降雪の候 貴殿におかれましてはご健勝のこととお喜び申し上げます。

 

1月下旬

 

下旬は、大寒を迎え寒さが本格化してきます。

一年のうちで最も寒い、季節の最後の節句です。

 

・厳冬の候 皆様におかれましてはご清栄のこととお喜び申し上げます。 

・大寒の候 平素よりご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。

・酷寒の候 〇〇様におかれましてはますますのご清栄のこととお喜び申し上げます。

 

 

季節感は先取りしても構いません。

手紙を送る際には、相手に

手紙が届く頃を見計らった季語を選ぶと、

相手も違和感なく読むことができます。

 

親しい間柄ならこれもおすすめ!1月の挨拶文・カジュアルな文例5選

 

親しいけれど、仕事上のお付き合いだから

あまりカジュアルすぎない、

でも堅苦しくない手紙を送りたい、

という相手に手紙を送る場合には、

季節で感じたことをそのまま文章にすると

素敵な手紙になりますよ。

 

1月上旬

 

上旬なら

 

・澄んだ初空が広がっております。〇〇様におかれましてはますますご活躍のこととお喜び申し上げます。

 

初空は元旦の朝の空のことです。

元旦の晴れ渡った空はおめでたいことの印として

喜ばれます。

 

・空から雪の花が舞い降りてくる季節です。お変わりありませんでしょうか?

 

1月中旬

 

中旬には「松の内」という季語が使えます。

松はお正月のことで、松の内は

松飾りのある期間をいいます。

 

こちらは地域によって期間が変わるので

ご使用の際はお気をつけください。

大体は7日までが目安です。

同じく「松納」や「松過」なども同じ頃の季語です。

 

・松の内もすぎ(松が明け)、季節は本格的な冬へと向かっております。皆様ご健勝のことと存じます。

 

冬の季語の樹氷や寒晴などは

情景が目に浮かぶような書き出しにすると

綺麗にまとまりますね。

 

気象現象ならば

1月中の挨拶文に使えて便利ですね。

 

・樹氷で飾られた木々が美しく輝く季節がやってきましたが、寒さ厳しき折、お障りなくお過ごしでしょうか?

 

・寒晴が続き冴え冴えとした澄み渡る空が広がっています。冷気に身が引き締まる季節、ご清栄のこととお慶び申し上げます。

 

1月下旬

 

下旬の時期を表したいのならば、

大寒を使うと良いでしょう。

 

・大寒を迎え寒さが厳しさを迎えています。

 

 

季節感を上手に取り入れることで、

素敵な手紙になりますね。

 

まとめ

 

一月は新年を迎えることから季語も豊富にあり、

挨拶文の書き出しに困らない時期です。

季節を感じられるのは、日本の風土の良いところですね。

 

大寒を経て季節は春に向かいます。

季節の変わり目には体調を崩しやすいので、

相手方の安否を問う挨拶文を添えると

好感が持てます。

 

また、手紙の締めの挨拶にも、

相手の健康を願う言葉を書き添えると

良い印象になります。

 

また、お正月の挨拶では

幸せな新年を思う挨拶文も素敵ですね。

 

・新春の初晴が広がっております。ご家族揃って穏やかにお過ごしのことと存じます。

・松の内の賑わいも過ぎ、穏やかな日々が続いております。

 

季語を用いれば季節感は伝わります。

家族団欒や街の様子などを書き添えると

暖かな印象が残りますね。

 

寒い寒いとばかり訴えるのではなく、

新しい年や次の春が近いことを含ませると

素敵な手紙の書き出しになります。

 

1月の季語を使って、

素敵な印象を与える手紙にしてくださいね。

 

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