2月は春が始まる季節です。
立春を迎えると季節は春に移ろい、
厳しい寒さが和らぎ始めます。
初の暖かな南寄りの風、
春一番が吹くのは立春から春分の間。
この風が吹くと
暖かさ、寒さを繰り返しながら、
徐々に春にふさわしい気候に
変わっていきます。
春は芽吹きの季節ですね。
春の咲く花の代表といえば、
椿や福寿草、梅でしょうか。
道端にはクロックスが咲き始め、
菜の花の黄色が空の下いっぱいに
広がり始めます。
この花を折り紙で作れたら、
春を先取りしたみたいで
楽しくありませんか?
2月の花で、折り紙で作れるのは・・
先ほどあげた花、全てに
折り紙のレシピがあります。
レシピを考えつく人はすごいですね!
折り紙は日本由来の文化です。
供物や贈り物を飾る
「儀礼折」から発展した折り紙は、
紙の普及に伴い江戸時代には
庶民にも親しまれるようになります。
一番古い折り紙の本は
1797年(寛政9年)。
200年以上前には
折り紙のレシピは本になるくらい
多かったのですね。
教室に飾る?子どもと折る?2月の花を折り紙で作れるおすすめレシピ5選!
梅の花を作ってみよう!
梅は2月に咲き始める2月を代表する花です。
梅とウグイスの取り合わせは、
春の代名詞とされていますね。
梅は白やピンク、そして赤の
まあるい可愛らしい花を咲かせます。
ちょっと変わったものには
蝋梅という黄色く
花を咲かせるものもありますが、
こちらは「梅」とありますが、
際は梅ではなくクスノキ目の
違う系統の樹木なんですよ。
梅の花の花言葉は
「忠実」「上品」「忍耐」「高潔」。
まだ寒い季節に咲き誇る梅は
高潔で忍耐強い印象を与えるんですね。
梅の花・・折り紙というより
切り紙っぽいですが、
子どもでも簡単に作れそうですね。
椿の花を作ってみよう!
椿というと1月の印象が強いですが、
椿も2月に咲く花です。
椿といえば、赤い花を思い描くでしょう。
しかし、椿には
白やピンクなどの色があり、
花の色によって花言葉変わります。
椿全般の花言葉は
「控えめ素晴らしさ」
「気取らない優美さ」。
常に生き生きとした緑をたたえているため、
神社仏閣に盛んに植えられており、
邪を払う木ということで
家の境に植えられたりします。
「椿は首が落ちるようで不吉」
というのは、武家が
庶民が庭に椿を植えることを
阻止しようとして流した噂なんだとか。
椿の花・・赤(花)と緑(葉)の
2色の折り紙を使います。
簡単ではないので、
お子さんが折る時には
少しサポートが必要です。
菜の花を作ってみよう!
食卓のお菜にもなる菜の花は
2月から3月が開花時期です。
耐寒性が高く、日当たりさえ良ければ
冬でも枯れません。
花言葉は「快活」「明るさ」。
黄色い陽気な感じがする
菜の花にぴったりな花言葉です。
制作、というより
壁面飾りに使いやすい折り紙です。
クロッカスを作ってみよう。
ヨーロッパでは
春を告げる花と呼ばれるクロッカス。
クロッカスは敗れた恋の伝説があります。
花言葉は「青春の喜び」
なんだか甘酸っぱい花言葉です。
もう一つは「切望」
これは、春を待ちきれないように
咲くから付けられたのだとか。
クロッカスがギリシア神話では、
結婚を許されなかった二人の
恋人のうちの男性が
花の女神に花にされた姿なんだとか。
男性は美少年だったため、
可愛らしいクロッカスの花に
姿を変えられてたのかしら、
と考えます。
そんな逸話を持つ紫色の
クロッカスの花言葉「愛の後悔」。
なんだか物悲しくなりますね。
福寿草を作ってみよう!
幸福、長寿の意味の名前を持つ
福寿草は、お正月を祝う花として
有名ですが、2月が開花時期です。
花言葉は「幸せを招く」
「永久の幸福」「悲しき思い出」。
花言葉もその名前の通り、
ポジティブなものが多いです。
その中で異彩を放つ「悲しき思い出は」、
ギリシャ神話に由来します。
美の神アフロディーテに
愛されていた美少年アドニスが
亡くなった時、流れ出た血の中から
福寿草が咲いたことが由来です。
お便りに使いやすい!?2月の花のイラストを無料でダウンロードできるサイト4選
2月は節分やバレンタインデーなどの
イベントもありますが、
お便りのイラストがマンネリになりがちですね。
2月に咲く花のイラストを
お便りに載せることで、
さらに季節を感じられますね。
梅にウグイス
梅の花だけだとお正月っぽくなりますが、
ウグイスと一緒だと「梅にウグイス」
春の代名詞になります。
イラストボックス

スノードロップ
2月に開花時期を迎えるスノードロップ。
雪の一滴という詩的な名前を持つ
俯きがちの白い可憐な花です。
イラストAC

オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリは
2月下旬から道端に咲き始めます。
ハッと目をひく青い小ぶりの花を
道端で見たことはありませんか?
なかなか、口には出しにくい名前ですが、
とても可憐な花です。
いらすとや

デイジー
デイジーも2月の早春から咲き始めます。
ひなぎく科の愛らしい花です。
お日様が出ている時には開いて
金色の花芯を見せますが、
夜や曇りの日には
花が閉じてしまうことから
「day’s eye」(ディズ アイ)
=デイジーと名前がつけられました。
素材Library.com

まとめ
2月はまだまだ寒いですが、
季節は間違いなく春に移ろっています。
暖かい日があれば、寒の戻りで
寒い1日が訪れ、そして・・と
一歩ずつ春に近づく、そんな月です。
早春の2月は
たくさんの草花が芽吹き始めます。
ふと、気がつくと
この間まで枯れ果てていた道端に
オオイヌノフグリやなずなが花を見せ、
山には梅が咲き、陽光の中で
クロッカスやデイジーがひそやかに
咲いています。
そんな花々に目を向けて、
2月という季節を楽しんでくださいね。