隠れた天照大神を
岩戸から引っ張り出し、
太陽の光を取り戻した
天之手力雄命と学問の神様、
菅原道真公を祀った湯島天神は
受験生や修学旅行生で
いつも賑わっている神社です。
湯島天神は通称で
正式名称は湯島天満宮と言います。
湯島天神の祭神は
菅原道真公と天之手力雄命です。
この神様たちのことはご存じですか?
菅原道真公は
学力向上にご利益のある
学問の神様として有名ですね。
幼い子ころから神童と呼ばれ、
その才能を惜しみなく発揮し、
漢詩人、学者、政治家、として活躍。
重責を歴任するも、
醍醐天皇の時に謀反を疑われ、左遷。
左遷先の大宰府にて命を落としました。
菅原道真がこの世を去ってから、
京の都には多くの災害が降り注ぎ、
これを道真の呪いだとした醍醐天皇は
道真の復権をしました。
醍醐天皇の死去後、道真は
京都の北野天満宮の祭神として
御霊となった菅原道真公の怒りを鎮めました。
道真公は雷と雨を使い
多くの被害をもたらしましたが、
雷は雨を連れてきます。
雨は恵みの象徴のことから
農民たちにあがめられていました。
時代が下がり、江戸時代以降には
学問の神様として敬まられています。
天之手力雄命は日本神話に登場する神様です。
天照大神が天の岩戸に隠れた時、
天照大神が少しだけ隙間を開けた
すきを見逃さす、扉を力任せに開けて、
天照大神を引きずり出した立役者です。
力の神様で、技巧上達、開運招福、
スポーツ向上などのご利益があります。
菅原道真公と天之手力雄命の二人の
ご利益を授かれる湯島天神は、
学力向上、技巧上達、そして
勝運、強運を引き寄せるということで
受験生やスポーツ選手などに
とても人気があるのです。
縁結びのご利益もあるということで、
「受験に勝てるよう」
「強運を引き寄せられるよう」
そして志望する学校や就職先との
ご縁があるようにお参りする人が後を絶ちません。
湯島天神で合格祈願できるのはこの時間!普通に参詣するなら時間は長め!
湯島天神は開門時間が決まっています。
開門時間は午前6時から午後8時まで。
早朝から参拝できるので、
通学・通塾前や通勤前でも
OKなのはうれしいですね。
また、夜も8時までと余裕があるので、
学校・塾、会社帰りでも参詣ができますし、
試験当日の朝にお参りも可能です。
ただし、お守りやお札などの
授与品が欲しい場合には、授与所が開く
朝8時30分まで待つ必要があります。
授与品は朝8時30分から午後7時30分までです。
その時間が過ぎてしまう場合には、
お守り、お札などは郵送でも授与が可能です。
湯島神社には行けるけど、社務所が
開くまでは待てないというときや
時間までに間に合わない時に利用すると
良いですね。
御朱印も同じく、社務所が開く
午前8時30分から夕方5時30分まで
受け付けています。
合格祈願を受けたい場合は、平日であれば
直接拝殿へ行って申し込みます。
受付時間は9時15分から午後4時30分まで。
土日祝日は社務所等で受付されます。
どちらも予約は必要ありません。
初穂料は、5千円からです。
合格祈願は大学受験の入試が始まる
1月下旬から2月上旬までは
とても混んでいて、平日でも一時間待ち、
土日では一時間以上待ちます。
心に余裕を持って訪れましょう。
また、梅の時期には観光客も多く訪れ、
参拝するだけでもかなりの時間を有します。
湯島天神で合格祈願の御祈祷を受けたい!受付時間と注意点を確認しよう!
御祈祷を受けたい場合には、平日なら
9時15分から社殿にて受付が開始されます。
但し、
神社の祭典や婚礼などが入っている場合には
15分から1時間ほど待つこともあるので、
事前にHPで行事予定を確認すると良いですよ。
合格祈願は
祈祷の時間がきまっているわけではなく、
個人の場合、随時祈祷を行うので
受付時間内に申し込めばOKです。
湯川天神HP
土日祝日は社務所で申し込みをします。
こちらも予約は必要なく、受付時間も
同じく9時15分から午後4時30分です。
合格祈願をして願いが叶った時には
可能な限りお礼詣でをしましょう。
参拝するだけでも、
御祈祷をお願いするのもいいですね。
お礼詣でも、平日は拝殿、
土日祝日は社務所で受け付けています。
時間は合格祈願と同じ
午前9時30分から午後4時30分です。
初穂料は3千円~で
達磨の絵柄の絵馬が授与できます。
まとめ
修学旅行生などで賑わう湯島天神。
学力向上やスポーツの技巧上達や
開運招福を授けてくれる神社です。
湯島天神は受験などの
合格祈願で訪れる人が多いですが、
お守りの中には「合格祈願」はありません。
湯島天神は学業の向上のために
力を授けてくれます。
普段の学力や技術が向上した先に、
試験への合格があるからです。
そのため、合格祈願ではなく、
学業守のお守りを授与します。
学業守りなので、合格発表が終わっても
そのご利益は続きます。
1年くらいは手元に大事においてください。
1年たったお守りは、神社にお返しします。
神社に直接持って行くか、
初穂料を添えて郵送もできます。
また、近くの神社にお返ししてもよいです。
ただし、間違ってもお寺には
持って行かないように注意してください。
神社のお守りは神社へ、
お寺のお守りは同じ宗派のお寺にお返ししましょう。
湯島天満宮(湯島天神)東京都文京区湯島3‐30‐1
℡ 03‐3836‐0753