小さな花がたくさん集まって
大きな丸い花になる紫陽花。
紫陽花といえば、梅雨の6月を連想するのは
ちょうど梅雨の時期に開花時期が重なるから。
同じ6月の花はバラが有名ですね。
6月はバラの開花時期でもあります。
同じ開花時期をもつバラの花束は多くあれど、
紫陽花の花束ってあまりお目にかかれませんよね?
特に恋愛面では、少し遠慮したい花言葉があり、
それで敬遠されているのが一つの理由。
さらに、紫陽花には人体に影響を与える毒を有してます。
この毒は、口に含まなければ害はありませんが、
少しだけ怖いですねよね。
紫陽花は酸度によって色を変えることは有名です。
アルミニウムを多く含む土では青い紫陽花が、
アルカリ性の土壌であればピンク色の花を咲かせます。
雨の多い日本の土壌はほとんどが弱酸性で、
青い紫陽花が多いのはこの弱酸性の土壌の影響です。
ヨーロッパなどでは赤い色の紫陽花が多く咲きます。
これは、ヨーロッパの土壌がアルカリ性が強いからですね。
白い紫陽花もあります。
こちらは色素がないため
植えている土によっての色の変化はありません。
黄緑色の紫陽花も近年良く見かけますね。
こちらは白い紫陽花が変化したものや
新しい品種のものが多いようです。
ただし、緑色の紫陽花には御注意を!
紫陽花には「葉化病」という病気があります。
これは萼が緑色から濃い緑色になる病気です。
たまに濃い緑色の紫陽花が花屋さんで
販売されているのをみますが、
現在のところ
緑色の紫陽花は品種登録されていません。
「葉化病」にかかった
紫陽花を販売している可能性が高いです。
人体に影響があるわけではなようですが、
気をつけるのに越したことはないですね。
万が一、この病気が蔓延して、
青やピンクの紫陽花が
愛でられなくなるのは残念です。
雨に濡れた紫陽花も美しいですが、
晴れた空の下で咲き誇る紫陽花も、
太陽の光に紫陽花の色が映えてとても美しいです。
紫陽花の花言葉は多くあります。
一番有名なのは「移り気」でしょうか。
この花言葉を持つため、
恋人への贈り物には向かないとされます。
しかし、
紫陽花の花言葉これだけではありません。
素敵な、恋人への贈り物にぴったりな
花言葉もあるのです。
紫陽花の花言葉は浮気?!他にもある?怖い花言葉を知っておけば安心できる!
紫陽花の花言葉は「移り気」「浮気」「変節」です。
紫陽花は、根から吸う成分により
色が変わることは有名ですよね。
紫陽花は別名「七変化」、「八仙花」
と呼ばれています。
色が変わる様子を気持ちが
うつろうことに喩えたのでしょうか。
紫陽花の色が変わることから付けられた
花言葉と推測されます。
また、冴えた青色に発色する紫陽花は、
そのキリリとした色合いから
「冷酷」「無情」という花言葉を与えられました。
また、青い紫陽花には「辛抱強い愛」
という花言葉の由来にはこんな説もあります。
江戸時代に来日した医師シーボルトと
日本人妻「お滝さん」との悲恋の
エピソードから付けられた、というものです。
来日していたシーボルトが新種とされる
紫陽花に自分の妻である滝の名前をとり
「Hydrangea otaksa」と名付けたことは
あまりにも有名です。
シーボルトは
滝との間に一女をもうけながらも、
シーボルト事件により日本から国外追放され
滝と離れ離れになりました。
このエピソードから、
紫陽花には「辛抱強い愛」や
「冷酷」「無情」という花言葉がついたとされます。
しかし、一方で、
小さな花が集まって一つの花に見えることから
「一家団欒」や「ひたむきな愛情」という
プロポーズにぴったりな花言葉もあるんですよ。
紫陽花をプレゼントにするならピンクがベスト?!素敵な花言葉の紫陽花はどれ?
紫陽花は土壌によって色が変わることから、
色ごとに花言葉が付けられています。
紫陽花自体には移り気や浮気、変節
というネガティブなものと、
「一家団欒」や「仲良し」という
ポジティブな花言葉があります。
色が変化している様子を表して
「移り気」「浮気」、
小さな萼が集まって大きな一つの花を作る様子から
「一家団欒」「仲良し」
と紫陽花の花の特徴がよく捉えられている花言葉ですね。
青い紫陽花には冷酷、無情、
その他には辛抱強い愛情という花言葉があります。
また、澄み切って清らかな様子を表す
「清澄」や「知的」という花言葉もありますね。
青い紫陽花にはその美しさゆえか
多くの花言葉があります。
青と赤が結びついた紫紫陽花には、
「謙虚」という花言葉があります。
謙虚は素直に学ぶ気持ちがあるや
控えめで慎ましいことを表します。
ピンクの紫陽花は「元気な女性」という花言葉が。
この花言葉は、フランスで付けられました。
ヨーロッパではピンクや赤紫の紫陽花が咲きやすく、
ピンクの暖かい印象から、この花言葉付けられたようです。
白い紫陽花には「寛容」「ひたむきな愛情」
そして、「気の迷い」という花言葉があります。
白は何色にも染まりやすい色です。
そのことから「寛容」という、
「心が広く、人の言動を受け入れること」
という花言葉が、
そして、白が持つ清純な印象から
「ひたむきな愛情」
というピュアな花言葉がつきました。
しかし、白は何色にも染まりやすい、
だからこその「気の迷い」も生じます。
ポジティブな言葉の裏には必ずネガティブな言葉がありますね。
まとめ
紫陽花は、可愛らしい萼が
一つの花を作り出しているように見え、
丸い形も余って可愛らしい花に見えます。
色彩も青や紫、ピンクに白、
近年では黄緑色の紫陽花もお目見えしています。
さまざまな色の紫陽花をグラデーションに
なるように束ねた花束も素敵ですよね。
ネガティブな意味の花言葉を持つ紫陽花は
プロポーズや結婚式には向かない‥
と考える人もいるでしょう。
しかし、現在は紫陽花の
ポジティブな意味の花言葉を重視し
結婚式のブーケなどに使われはじめてます。
良いことと悪いことは表裏一体のように、
ポジティブな言葉の裏にはネガティブな意味があります。
花言葉に左右されて、好きな花を贈らない、
という選択ではなく、
「あの人が好きな花だから」、
ポジティブな花言葉を添えて贈ってみてはいかがでしょう。