新年度は
取引先などに挨拶をしますが、
相手が外国籍の場合の挨拶は
戸惑ってしまいますね。
相手が日本語を流暢に話せる場合や、
あなたが相手の母国語を話せる
場合でなければ、外国籍の方には、
英語で挨拶をするのが一般的です。
前年度の感謝や
年度が変わったことによる連絡事項を
英語で伝えましょう。
新年度の挨拶、英語でできれば困らない!?外国籍の方向けの挨拶はこう作る!
外国籍の方に新年度の挨拶をする場合、
相手が日本語を流暢に話せないのであれば
英語で挨拶するのが良いですよ。
もしあなたが相手の母国語を話せるなら、
それがベストでしょう。
しかし、現代では
様々な国の方と接する可能性があり、
語学はすぐに身につくものでは無いので
相手の母国語で挨拶するのは
難易度が高すぎてしまいます。
そこで世界中で多くの人が学んでいる
英語を使うのが現実的です。
相手が英語圏の人ではなくても、
第二外国語として
英語を学んでいる可能性は高いです。
また、どの国の人に対しても
英語が通じる可能性は一定以上あるので
英語での挨拶の仕方を知っておくと
便利ですね。
新年度の挨拶には基本的に
前年度のお礼や
新年度の抱負を書きます。
年度が変わって
業務の引継ぎや異動がある場合は、
それについても報告しましょう。
また、挨拶をするタイミングにあわせて、
季節感のある挨拶もしたいですね。
日本では年明けに年賀状や口頭で
あけましておめでとうございます、と
挨拶するのが一般的です。
4月に年度が変わるなら、
メールや手紙の書き出しには
時候の挨拶を入れますね。
外国籍の方に対して挨拶をする時に
注意しなければならないのが、
国による区切りの違いです。
例えば、
日本では新年は1月、新年度は4月
とされる企業がありますが、海外では
新年と別の新年度という考え方自体が
ない場合があります。
また、新年も国によって違います。
例えば
英語圏であれば、年の変わり目としては
お正月よりもクリスマスの方が
大きな意味を持っています。
ビジネスシーンでも
年末年始の挨拶より、
クリスマスの挨拶が重視されます。
長期休暇も、
お正月休みがあまりなく、代わりに
クリスマス休暇が長い国が多いです。
日本のように
お正月に送る年賀状の文化はなく、
その代わりに
クリスマスにメッセージカードを
送りあう習慣があります。
さらに、
クリスマスと年末年始の挨拶は
一緒にされることが多いです。
また、中国では旧暦の旧正月、
つまり春節が
日本でいうお正月にあたります。
春節の時期は、だいたい
1月下旬から2月中旬あたり。
年明けの1月や4月は特に
年の変わり目とは考えられていない
ので注意しましょう。
ちなみに、韓国や台湾、香港の他、
中国系の人が多い
シンガポールやベトナムでも、
中国と同じで、旧正月が
新年という扱いになります。
また、タイでは4月半ばに
旧正月のお祝いがあります。
国によって、年の区切りとなる
タイミング自体が違う場合があるので、
日本の新年や新年度を相手に
押し付けすぎないようにしたいですね。
相手の国の習慣にあわせて
挨拶すると、喜ばれるでしょう。
新年度の挨拶、英語で気の利いた言い回しはできる?!例文でチェックしよう!
新年の挨拶をするなら、
気の利いた言い回しをしたいですね。
新年を祝う言葉
例文として、まずは
新年を祝う言葉をご紹介します。
Happy New Year! |
あけましておめでとうございます。
Best wishes for the New Year. |
新年のご多幸を祈ります。
I look forward to continuing work with you in 2022. |
2022年も引き続きご一緒に仕事をさせていただける
ことを楽しみにしています。
Let’s make the new year a better one. |
新年もより良い年にしましょう。
I hope that the coming year is a good one for you. |
新年があなたにとって良い年でありますように。
昨年の感謝を伝えたい時に使える表現
次に、昨年の感謝を伝えたい時に使える
表現をご紹介します。
Thank you very much for your support for our company during the past year. |
昨年中の弊社へご支援に感謝いたします。
We appreciate your cooperation throughout the past year. |
旧年中はご協力頂き、誠にありがとうございます。
長期休暇があり事前に伝えたい時
また、長期休暇があるなら、特に仕事での取引先には
事前に伝えておく必要があります。
そんな時に使える例文はこちらです。
Our company will be closed for the New Year’s holiday from December 31 to January 3. |
弊社では12月31日から1月3日までの間、
年末年始の休業とさせていただきます。
We will resume business on January 4. |
弊社は1月4日から営業予定です。
Please send all e-mail to ~(メールアドレス)during these holidays. |
休業中はすべてのメールを~へお送りください。
If you have an urgent matter, please contact me at my cell phone number ~(電話番号). |
緊急時には私の携帯電話~へご連絡ください。
引継ぎや異動がある場合
引継ぎや異動がある場合には、
下記のような表現を使いましょう。
Mr.(Ms.)~ left us last week, and I will be your new contact. |
~は先週退職しまして、私が新しく
担当させていただきます。
I will be transferred to the headquarters in Tokyo branch. |
東京本社へ異動することとなりました。
I’ll be transferred to Osaka branch as a sales department manager as of April 1. |
4月1日付で大阪支社の営業部マネージャーとして
転勤になります。
Hello, my name is ~, and I was referred to you by Mr.(Ms.) ~ from 〇〇 company. |
~と申します。〇〇社の~様からご紹介を受けました。
まとめ
外国では国によって
お正月や年度の区切りになる
時期が違うので、場合によっては
日本の習慣で挨拶してしまうと
相手に嫌がられてしまうかもしれません。
失礼のないように、
相手の国の習慣にもあわせて
対応したいですね。
また、日本に来ている外国籍の方なら
年賀状など日本ならではの区切りでの
挨拶をすると喜ばれそうです。
英語ならではの表現もあるので、
気の利いた言い回しなど
様々な表現を知っておくと便利ですね。