公園や道でよく見かける花にさつきがありますね。
さつきは古くから日本で人気の花で、実は1500以上もの種類があると言われています。
代表的な品種には「大盃」や「紫苑」、「涼風」や「寿姫」といったものがあります。
画像で見てみれば、きっとあなたも見覚えがあるのではないでしょうか?
1度は見たことがある?さつきの花の代表品種・4種から画像を見てみよう!
大盃(おおさかずき)
現在では1500種以上もあると言われているさつきの中で、一般的に最もメジャーなものがこの大盃です。
また、最も原種に近い品種でもあります。
おそらくあなたがイメージするさつきも、この大盃なのではないでしょうか?
さつきとしてよく見かける一重咲きの濃いピンク色の花です。
実際に公園や道でよく見かけるピンク色のさつきも、ほとんどがこの品種ですよ。
画像は下記のサイトからご覧いただけます。

紫苑(しえん)
一重咲きのよく見かけるタイプのさつきで、紫色っぽい色合いが特徴です。
紫がかった濃いピンク一色で模様の無いものと、薄い紫がかったピンク色に、濃いピンク色の絞り模様が入ったものがあります。
さつきは花の柄の種類も豊富で、紫苑の大小絞り模様というのも珍しい柄の一つです。
太い線の模様が大きく入った大絞り模様と、短く細い線が部分的に入った小絞り模様というのがありますが、この両方が混ざった模様が大小絞り模様です。
頑強な性質で、育てやすいのも特徴ですよ。
画像は下記のサイトからご覧いただけます。
涼風(すずかぜ、又は、りょうふう)
薄紫色の単色で模様の無い小さめの花を咲かせるさつきです。
一輪の大きさは小さいですが、花をたくさんつけるので、かわいらしい感じの花ですよ。
萌芽力と呼ばれる、切った後の芽が伸びる力が強く、葉が細かく密集して生えるので、根締めやグランドカバーとしても使いやすい品種です。
画像は下記のサイトからご覧いただけます。

寿姫(ことぶきひめ)
白とピンクの色合いが印象的なさつきです。
白一色のもの、ピンク一色のもの、さらに白地にピンクの大小絞りや覆輪のものがあります。
覆輪というのは花びらの周りに細く別の色が入った模様のことです。
花びらを縁取るように色がついているので、花の形がくっきりと浮き上がって、白とピンクのコントラストも綺麗ですよ。
丸みのある丸弁と呼ばれる花びらの形も特徴です。
画像は下記のサイトからご覧いただけます。
さつきの花にはちょっと珍しい品種もある?!写真で珍しい4種をチェック!
達磨の夢(だるまのゆめ)
「星の輝」という品種と「白蓮」という品種をかけあわせてできた品種です。
ピンク地に白い星のような模様が入る珍しい柄が特徴です。
花弁が厚く、端正な形をしています。
派手な見た目では無いので、一見普通のさつきのようにも見えますが、よく見ると中に星模様が入っていますよ。
親である星の輝は展示会でも頻繁に出品されるなど、近年かなり注目が高まっている品種です。
小ぶりのかわいらしい花ですが、きりっとした形で濃い紫色の花と、黒味のある葉で神秘的な雰囲気の品種として人気です。
そんな星の輝と、花びらの先が尖った形の剣弁咲きの白蓮から生まれたのが達磨の夢です。
画像は下記のサイトからご覧いただけます。
絹の舞(きぬのまい)
さつきの一種なのに、薔薇のように見える美しい品種です。
丸い花びらで、さつきには珍しい八重咲きなので、薔薇に似た見た目になっています。
ピンク一色や白一色の無地のものや、大小絞りや覆輪、底白、玉斑など様々な柄のものがあります。
底白というのは、花びらの中心部分が丸く白色になった模様です。
また、玉斑は外側の花弁に白い模様が入ったものですよ。
さらに、大小絞り模様にはピンク地に濃いピンクのものや、白地に濃いピンクのものもあります。
八重咲きで様々な模様なので、華やかで可愛らしい雰囲気ですね。
画像は下記のサイトからご覧いただけます。

月の水車(つきのすいしゃ)
白地に紫色の蛇の目模様が入った珍しい花柄が特徴的な品種です。
白地にほんのりと赤紫色の縁取りが美しい、「深山満月」という品種の種から育ってできた品種です。
深山満月の色合いを受け継いでいるという訳ですね。
花は小さめですが、比較的伸長性があって良く育ち、幹の太りも悪くないと言われています。
画像は下記のサイトからご覧いただけます。
鹿沼の輝(かぬまのかがやき)
純白に赤い模様が入っている花や、無地の赤い花をつけます。
白と赤のコントラストが美しく、目を引く品種の一つです。
色合いからおめでたい雰囲気も感じられますね。
赤い模様が入っているものは、大小絞り模様や覆輪、吹っ掛け絞りや飛び入り絞りなどのバリエーションがあります。
吹っ掛け絞りは霧を吹きかけたような点々の模様です。
また、飛び入り絞りは、やや細長い小さな模様が不規則に入った模様です。
どちらも細かな模様が入って、にぎやかな見た目になりますね。
赤白のインパクトのある色合いと、細かな模様が特徴的なさつきです。
画像は下記のサイトからご覧いただけます。
まとめ
個人的にはさつきは何色かで同じ形のものしか把握していませんでしたが、実はかなり多くの種類がありますね。
さつきは花の柄が様々なので、それだけでも見ていて楽しめそうです。
メジャーな品種も綺麗ですが、珍しい品種にも美しいものがたくさんあって、魅力的な花ですね。