クレマチスを人に贈るなら、
どんな花言葉があるのか
事前に知っておきたいですね。
クレマチスにはモンタナ種など
多くの種類がありますが、
どれも花言葉は
同じようにつけられています。
クレマチスの花言葉は、
「精神の美」や「高潔」、
「旅人の喜び」や「貧弱」、
「企み」、「策略」、
「縛り付ける」です。
クレマチスは種類が多彩!モンタナ種など種類によって花言葉は変わる?
クレマチスは元々原種の種類が多く、
さらに園芸種としても種類が増えて
色や形、咲き方などで様々な種類があります。
しかし、クレマチスの花言葉は
種類に関係なく、全ての
クレマチスに対してつけられています。
クレマチスの花言葉は、
「精神の美」や「高潔」、
「旅人の喜び」や「貧弱」、
「企み」、「策略」、
「縛り付ける」といったものがあります。
「精神の美」
クレマチスに「精神の美」
という花言葉がある理由には
いくつかの説があります。
1つ目は、
花弁がないにもかかわらず、
見た目が美しいためという説です。
クレマチスの花には
実は花弁がなく、ガクが変形して
花に見えているのです。
ガクというのは葉っぱの一部。
つまり、葉っぱだけで
花のように見えているのですね。
これは驚きの事実です。
2つ目は、
細い茎に対して、大きくて
華やかな花をつけるため
という説です。
クレマチスは茎がかなり細いのも
特徴です。そのため、大きな花が
より印象的に見えますね。
このコントラストのある美しさから
精神の美という
花言葉がつけられたという説です。
3つ目は、
ツルに秘められたエネルギーから
という説です。
弱々しくも見えるツルですが、
大きな花を咲かせるべく、
内面にたっぷりと
生命エネルギーを蓄えています。
この内面に秘められた強さから、
精神の美という言葉に結びついた
という事ですね。
ツルは見た目には細いですが、
実はかなりしっかりしていて、
強さもあり、折れにくい性質があります。
その丈夫さから
「鉄線(テッセン)」と
呼ばれるほどです。
また、クレマチスは枯れずに
毎年咲き続ける種類のものが多く、
そういった強さからも
精神的な美しさが
連想されたのかもしれません。
「高潔」
高潔というのは、人柄が立派で、
利欲のために心を動かさないこと
とされています。
クレマチスのツルは
か細い見た目とは裏腹に
かなり丈夫で、その芯の強さが
高潔という花言葉の由来になった
と言われています。
また、クレマチスは
その花の美しさで
人々を魅了することもあれば、
薔薇の引き立て役として
活躍することもあります。
そういった様子も
高潔という言葉に結びつきますね。
「旅人の喜び」
クレマチスはツルが頑丈なので、
それを縄やひもとして使ったり、
ベッドのクッションに使ったり
していたそうです。
その為、ヨーロッパでは
宿屋の玄関にクレマチスを植える
風習があったのだそうです。
イギリスでは「Traveller’s joy」
という呼び方もあるほどです。
クレマチスを植えることで、
旅人を歓迎し、
ゆっくり休んでほしい
という意味を表していたのです。
このことから、クレマチスには
旅人の喜びという花言葉が
つけられたと言われています。
また、キリスト教の神話に、
イエスと共に旅に出た聖母マリアが、
旅の途中でクレマチスの花に見とれ、
しばらく休んだという話があります。
これが花言葉の由来である
とも言われています。
「貧弱」
クレマチスの外見から、
貧弱という花言葉が生まれたようです。
ツルが細くて華奢な様子や、
淡い色合いの小さい花の様子から
連想されています。
クレマチスの花は
大きく鮮やかなものもありますが、
中には小さな花もつけるので、
その印象ですね。
これらのツルや花は貧弱とも言えますが、
可憐にも見えますし、
実際にはツルはかなり丈夫なので、
見方によっては良い面とも考えられます。
クレマチスの花言葉、怖いものもある?知ればうまくフォローして贈れる?
「企み」「策略」
せっかくクレマチスを誰かに贈っても、
「企み」や「策略」
といった花言葉を聞くと
相手は怖くなってしまうかもしれません。
クレマチスの葉の汁には
毒素が含まれています。
その為、昔フランスで物乞いが
わざとクレマチスを自分の肌につけて
皮膚をかぶれさせ、道行く人の
同情を引いたと言われています。
これが「企み」や「策略」といった
花言葉の由来とされ、フランスでは
クレマチスを「物乞い草」とも呼びます。
しかし、この花言葉の由来は
それだけではなく、
明るい感じの由来もあります。
冬に枯れているように見せかけて、
春になるとたくさんの
花を咲かせる様子から、
ちょっとした悪戯をするという意味の
「企み」とも言われていますよ。
これを知っておけば、
そこまで怖い意味という感じでは
なくなりますね。
「縛り付ける」
特徴であるツルから、
「縛り付ける」という花言葉も
持っています。
男女間でのプレゼントとして
クレマチスを贈る場合などは、
この花言葉はかなり怖いかもしれません。
クレマチスは「ツル植物の女王」
として人気があり、
細い見た目に反して丈夫なツルは、
「精神の美」などの
良い意味の花言葉にもなっています。
良い意味をイメージして贈ることを
伝えると良いですね。
まとめ
クレマチスには
その特徴的なツルや鮮やかな花から、
様々な花言葉がつけられていますね。
特に誰かにクレマチスを贈るなら、
花言葉を調べておきたいものです。
ポジティブなイメージのものも、
ネガティブなイメージのものもありますが、
それぞれの意味や背景を知っておけば、
ネガティブなイメージの花言葉でも、
ポジティブなものに結びつけて
説明することができます。