私、常識外れだったりしない?端午の節句の飾りはいつから飾るもの?

日本の風習・行事
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端午の節句の飾りは、

いつから飾るのが

正解だと思いますか?

 

雛人形だと1ヶ月くらい前に飾って、

ひな祭り後にすぐに片付けるのが

良いと言われていますが、

端午の節句も同じなのでしょうか?

 

端午の節句を飾り始める時期に

特に決まりはありませんが、

節句当日の2~3週間前、

4月中旬頃に飾り始めるのがおすすめです。

 

端午の節句の前日や、雨の日に

飾り始めるのはおすすめできませんが、

それ以外であれば、大安吉日なども

特に気にする必要はありません。

 

また、片付ける時期も同じように

決まりはありませんが、

梅雨が始まる前までに、早めに

片付けるのが良いと言われています。

 

 

端午の節句の飾りは普通いつから飾るものなの?常識的な時期を知りたい!

 

端午の節句の飾りを飾り始める時期は、

端午の節句、つまり現在の

こどもの日である5月5日から

2~3週間前の4月中旬頃がおすすめです。

 

時に決まりがある訳ではありませんが、

端午の節句の前日に飾るのは

タブーと言われています。

 

これは「一夜飾り」と呼ばれて、

お正月の松飾りや門松も同じように

一夜飾りは避けるべきとされています。

 

タブー視される理由は、

一晩しか飾らないというのは、

神様に対しての誠意が欠けると

考えられているからです。

 

さらに、飾ったものを

一晩ですぐに片付けるのは、

お葬式を連想させるので

縁起が悪いとも言われています。

 

せっかくの節句の飾りなので、

長く楽しむためにも、直前に出して

すぐにしまうのはもったいないですね。

 

また、端午の節句の飾りを

毎年欠かさず飾るということも大切です。

 

年に1回の季節の行事なので、

1年ごとに子どもの成長を感じながら、

行事を楽しみましょう。

 

飾り始めるタイミングは、

大安吉日などの

縁起の良い日、悪い日などを

気にする必要はありません。

 

一般的には、3月20日頃の春分の日、

つまりお彼岸くらいから、

4月中旬くらいまでの間に

節句の飾りを出す家庭が多いようです。

 

ただ、お彼岸より前に出しても

特に問題はなく、

地域によっては1週間前から飾る、

ひな祭り直後から飾るなどの

風習があるので、

それに合わせるのも良いでしょう。

 

仕事などで忙しい人も多いでしょうから、

余裕をもって出すようにするのがおすすめです。

 

鎧飾りなど特に立派なものだと、

組み立てるのも大変で

時間がかかる場合があるので、

少し早めにだして

飾り付けを始めると安心です。

 

また、天気で飾る日を決める

という方法もあります。

 

五月人形などはデリケートで

湿気に弱いので、雨の日は避けて、

天気が良くて

湿度の低い日に出す方が良いですよ。

 

 

雛祭りみたいないわれはある?端午の節句の飾り、いつまで出しておいてOK?

 

雛祭りの飾りや雛人形は、

片付けるのが遅くなると、

女の子の婚期が遅くなってしまう

と言われていますね。

 

端午の節句の飾りについては、

そういったいわれはありません。

 

中には、お部屋のインテリアに

馴染むような飾りを選んだり、

家庭の守り神のような

位置づけと考えたりして、

一年中節句の飾りを出している

という家庭もあるそうです。

 

たしかに、端午の節句の飾りには

子供が健康に育つようにという

祈りを込めたお守り的な意味があります。

 

兜や鎧、刀などは

身を守るためのものを象徴していますし、

英雄の人形を飾ったりするのは、

魔除け・厄除けの意味が

込められていると言われています。

 

節句の飾りを出しておけば、

家族、特に男の子の成長を見守って

くれそうですね。

 

とはいえ、基本的には

端午の節句の飾りは

デリケートなものなので、早めに

片付けるのが良いと言われています。

 

一般的には、だいたい

5月中旬頃に片付ける家庭が多いようです。

 

何日までに仕舞わなければならない

という決まりはありませんが、

梅雨前までに片付けるのが良いと

言われています。

 

5月5日に家族で節句をお祝いすれば、

節句の飾りのその年の役目は

果たせたという事になり、

すぐに片付けても問題はありません。

 

むしろ、

5月5日以降も長く飾ったままでいて、

そのうち梅雨が始まると湿度が高くなり、

飾りが傷みやすくなってしまいます。

 

その為、梅雨が始まる前までに

しまっておくのが良いでしょう。

 

片付ける時も、飾る時と同じように

雨の日を避けて、

天気の良い日に作業するのが最適です。

 

五月人形などに湿気が残ってしまうと、

カビが生えてしまう恐れもあります。

 

晴れて乾燥した日に、できるだけ

湿気の少ないところにしまいましょう。

 

また、デリケートな部品は

柔らかい布などでくるんでから片付けたり、

防虫剤や乾燥材を一緒に入れて置いたり

するのも重要です。

 

 

まとめ

 

飾る時期について考え始めると、

雛人形と同じように、

端午の節句にも

飾る時期や仕舞う時期によって、

子供に関する言い伝えのようなものが

あるのではないかと

心配になってしまいそうですね。

 

しかし、

婚期が遅れるなどと言われる雛人形に比べて、

端午の節句の飾りについては決まりが無く、

自由に出し入れができます。

 

ただ、季節の行事として

その時期にきちんと飾ったり、

湿気に弱いという現実的な理由から、

湿度の影響を受けにくいタイミングで

出し入れしたり、といったことには

注意した方が良さそうです。

 

また、地域や家庭によっては

風習があるかもしれないので、

事前に確認しておけば、

後で困ることもないでしょう。

 

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