このごろ手作り系の雑貨店では見ないことはない、毛糸のスポンジ。
これは「アクリルたわし」といいます。
アクリルとは毛糸のことで、「アクリル繊維」が正式名称。
羊毛によく似ていますが、合成繊維でできているので、吸水性がほとんどありません。
アクリル繊維は特有のこまかな繊維ラインを持っています。
この繊維ラインはでこぼこしていて、このデコボコに汚れが引っ掛かり、落ちやすくなります。
また、アクリル繊維はふっくらと柔らかい風合いが特徴です。
これはかさ高く空気をたくさん含むといういう機能を人工的にもたせたことで生まれています。
そして耐久性に優れているため、通常の食器洗い用スポンジの寿命は三週間から一か月ですが、アクリルスポンジは雑菌の繁殖をきちんと押さえて居れば半年はもちます。
そして、何よりうれしいのは目にも鮮やかなその色彩。
鮮やかな染色加工が可能なため、素晴らしいカラーが選べるのがその魅力の一つ。
また、編み方で、かわいらしいお花や動物、パペット型のスポンジなどを作ることができるのも嬉しいですね。
悩むならこれ?!食器洗いのスポンジ、毛糸のスポンジはいいことづくめ?!
アクリルたわしは、アクリル特有の細かい繊維で汚れを落とします。
ふっくらとした弾力性と通水性と通気性が細かな汚れを落とすのに役立ちます。
そのため、洗剤を使わなくても汚れが落ちるんです。
そのため、手荒れに悩む方はアクリルたわしがおすすめ!
あまりひどい油汚れなどは洗剤を使用したほうがいいですが、普通の汚れならアクリルたわしで水洗いだけで十分に汚れが落ちます。
特に茶渋などの汚れ落としにアクリルたわしは大活躍!
さっとこすればきれいに落ちます。
洗剤の使用量をぐっと減らせるのは、地球環境にも優しいですね。
そして、あなたの手肌も守られます。
また、アクリルたわしはとっても耐久性が高いです。
お手入れの仕方は簡単です。
使った後、よく洗って汚れを落とし、きちんと乾燥させるだけ。
アクリルたわしは価格も低いですし、さらに手作りすることもできます。
何個も用意しておいて交互に使うなどすればさらに耐久性は伸びますね。
お財布にも優しいですね。
そして、なによりアクリルたわしの良いところはかわいさですね。
発色の良さを利用して、多くのデザインが出回っています。
フルーツ型や丸いぽてっとした形のもの。
お花の形や動物、果てやパペット型まで。
自分で作るなら、アイディア一つでいろいろな形にできるのも魅力です。
もちろん、洗いやすさにこだわった形にしても良いでしょう。
自分のお気に入りのアクリルたわしが見つかれば、憂鬱でめんどくさい食器洗いも楽しくなりますね。
毎日しなくてはいけない食器洗いですから、できるだけ楽しい気分で行いたいですよね。
ここでアクリルたわしのお手入れについて。
アクリルたわしは、アクリルの繊維に汚れをからめとって汚れを落とします。
そのため、使い終わった後には、流水で良く洗った後、乾燥させましょう。
天日に干すのが理想的ですが、できなければ、毎回完璧に乾かすようにしてください。
そのため、アクリルたわしは一枚ではなく複数枚併用したほうがいいでしょう。
そして、たまに煮沸消毒や洗濯機で洗うなどのお手入れをしてください。
そうすることで、衛生的にも問題なく使うことができますよ。
食器洗いのスポンジは手編みもできる?!作り方をチェックしよう!
アクリルたわしは、かぎ針でささっと作ることができます。
手芸屋さんに行けば無料でレシピを配っているところもありますし、手芸店のHPや手作り品のサイトなどでも無料でレシピが手に入ります。
アクリル毛糸は、手芸屋さんまたは100均、ホームセンターなどでも低価格で販売されていますし、毛玉が一個あれば結構な量ができるので本当にお得ですよ。
また、形にこだわらなければ短時間でできあがります。
手間をかけて渾身の逸品を作るのも良し。
とりあえず、簡単にできるものをつくるのも良し。
自由に編むことができるのもアクリルたわしの良い所ですね。
基本の「き」・細編みのアクリルたわし
かわいいフルーツのアクリルたわし
かわいいおはなのアクリルたわし
パペット型アクリルたわし
基本的に、かぎ針の基本ができていればアクリルたわしは簡単にできます。
気に入ったモチーフで作ったり、編みぐるみの要領でパペット型にしたりと、自分ごのみのアクリルたわしをつくってみてくだいね。
まとめ
アクリルたわしは「エコたわし」とも呼ばれます。
汚れをかき落とすので、洗剤をあまり使用しないのがその由来です。
しかし、いままで洗剤を使ってきた方にとっては
「油汚れも、洗剤なしで落ちるの?」
「ぬめぬめするんじゃない?」と不安になるでしょう。
確かに酷い油汚れはアクリルたわしだけでは落としきることはできません。
また、生肉を切ったまな板や匂いの強い物を入れた食器などは洗剤のパワーを借りなければいけません。
油汚れの場合には事前にキッチンペーパーで油汚れを拭いて、お湯に洗剤を溶かしたものの中に付けておけば、アクリルたわしだけでもきれいに油汚れもきっちりと落としてくれます。
肉を切ったまな板は衛生面から、洗剤を使う方がいいですね。
匂いの強いものは、匂い残りが気になりますよね?洗剤の力を借りましょう。
しかし、今まで惰性で使っていた洗剤の量を減らせるのは、地球環境の側面からも、手肌を守るという側面からも非常に喜ばしくはありませんか?
しかも、自分で作れることは、手芸好きサンにとってはとても嬉しいですね。
市販品ではできない自分オリジナルの作品を作ることもでき、自分の手になじむ、趣味全開のスポンジを作ることが楽しめます。
巷では、虜になっている人も多いアクリルたわし。
見かけたら、一度使ってみてはいかがでしょうか?