エアコンが古くなったから、
ちょっといいタイプのエアコンに切り替え、
つゆ時や夏場の熱帯夜の時に冷房では寒いので、
ドライを使用している方も多いでしょう。
本来であれば、
エアコンで除湿ボタンをポンと押せば、
湿気を吸収して快適な温度にしてくれると
誰もが思っているはずです。
それにも関わらず、家に帰ったとたんに
妻から、エアコンで除湿をしているのに、
暑いし、湿気がさらに増した感じがする!
と言われ更には、
PCをいじれるなら家電もいじれるでしょ!的な
電気製品を全ていじれるのは男の証的な
言い方をされている、旦那さんもいるでしょう。
なぜ、最新機能のエアコンで
快適になるはずの除湿で
こんなことが、起きるのでしょう。
エアコンを使っての最適な除湿方法は、
あるのでしょうか!?
除湿モード+適切な設定温度で快適に?!エアコンで除湿する方法をマスター!
奥様がいっていた、
エアコンの除湿設定をしたのにも、関わらず
暑いし、湿度も高くなった気がするという事は
あり得るのでしょうか?
エアコンで除湿する機能は、
冷房と同じように設定温度になるまで
部屋の湿度を結露させて、空気を循環させています。
エアコンの除湿機能を使っても
除湿がされていない気がする、
室温が上がったような気がするという場合も考えられます。
エアコンの基本は、
室内の温度が外気温よりも高い場合に、
設定された温度まで下げながら
除湿も図ることで、快適な室内空間を生み出すのです。
これは、冷房も除湿運転も同じ原理と考えていいです。
室温が暑く感じたり、
除湿がされていない気がするという事は
あり得るのか?という疑問が浮かんできます。
この場合で考えられるのは、
エアコンの設定温度よりも室温が低い場合に、
このようなことが起こるのです。
室温が設定温度よりも低い場合には、
エアコン自体は電源がON状態でも、
室外機をみて、動いていない場合があります。
梅雨時などは、
じめじめして蒸し暑いわりには、
エアコンの設定温度にも満たない場合も当然出てきます。
そのようなときに除湿機能を使用しても、
設定温度付近になると、除湿する量が減り、
さらに除湿がされないことで、
体感的に暑さを感じたり、
湿度が逆に上がった感じがするのです。
除湿機能は正常に作動しているにも関わらす、
設定温度がネックとなり、除湿はされていながらも、
外部からの湿気の流入量が勝ってしまうために、
湿度や体感温度も上がってしまう事になります。
この状態を避けるためには、
エアコンの設定温度を下げて除湿運転をするか、
冷房運転に切り替えることで、
暑さや湿度から解放されることになるのです。
省エネと考えて、設定温度を
高めにしている方も多いでしょうが、
暑さや高湿度はストレスになりますから、
設定温度を若干でも下げてみてください。
除湿にエアコンを使うと電気代がかさむ?気になるコストもチェックしよう!
エアコンの除湿機能を使うと
電気代が上がるという話を聞いたことが
ある方も多いのではありませんか?
本当にそうなのか?と気にはなるものの、
実際電気代の請求書を見ても、
そうそう変わっていないような気がする
というのが本音ではないでしょうか。
エアコンの除湿機能には2タイプが存在しています。
- 弱冷房除湿
こちらの除湿は部屋全体を
少しずつ冷やしながら除湿していく機能
- 再熱除湿
こちらは、室温を下げずに除湿だけする機能で、
エアコンに取り込んだ冷たい空気を
再加熱してから放出するために、
室温は下げずに除湿だけをすることが出来るのです。
また、除湿量は弱冷房除湿よりも多くできます。
両方とも除湿を目的としているものですが、
室内の温度の違いに差が出ます。
そうなると、エアコンで除湿する場合には
一番電気代がかさむのはどれ?という事になっていきますよね。
一応順番から言うと
弱冷房除湿 < 冷房 < 再熱除湿
の順で電気代のコストがかかる事になっています。
最新のエアコンの場合にはリモコンで、
弱冷房除湿と再熱除湿の選択が
可能となっているので、気温や湿度の
状況を見極めながら使用するのがいいでしょう。
低価格のエアコンの場合、多くは
弱冷房除湿を採用しているタイプが多いですから、
コストを考えた場合には、
冷房よりも弱冷房除湿機能を使用した方が、
節約になることになります。
女性の場合には、
冷房などで体を冷やしたくはないが、
ムシムシする湿度だけは取りたい方も多いです。
そういう場合には、
再熱除湿機能があるエアコンを使用するのが
ベストの選択になりますが、その場合には、
コスト面的には目をつぶらなければなりません。
除湿機能を使うと全てが高くなるわけではなく、
機能の使い方によって、
冷房よりも除湿の方がコスト的には安くなる
場合もあるのです。
まとめ
エアコンの除湿方法について紹介してきました。
除湿機能は除湿量が冷房よりも少なくて、
あまり涼しくならない=電気代が高い
というイメージが固定しているようです。
せっかくのエアコンなのに、
ムシムシは取れないし涼しくもならないのでは、
電気代が無駄と考えてしまいがちですが、
これは設定温度でどうにでもできますので、
弱冷房除湿を使用しても温度が下がらない
気がするのは、徐々に涼しくなっているからです。
エアコンの使い勝手は家族でもバラバラですから
ある程度の決まり事を作って
エアコンを使用するのが快適な生活を送れて、
コストにも優しいという事ができるのではないでしょうか。